2012/04/03

愛の雨~ラブレイン3話 vol.2

사랑비(サランピ)3話、後半です。

 さっそくどうぞ♪


この構図、冬ソナの「最後の海」のショットと全く一緒(遠い目シリーズ





+-+-+-+

列車に揺られていたイナは、ふと前の方に座っている幼い子どもに目が止まり、顔をほころばせた。
ユニも気づき、一緒になって笑いかける。

母親の膝の上で楽しそうに笑い声を上げる子ども。
その笑顔につられるように、イナとユニは顔を見合わせ、笑い合った。

車窓の向こうには暗闇が広がっていた。
ぼんやりと外を眺めるユニの前に手を伸ばしたイナは、指で窓ガラスに書き始める。

ユニ「?」

何を書いているのか分からず、キョトンとするユニに微笑むイナ。
「息を吹きかけてごらん」…イナは言葉の代わりに息を吹く仕草をしてユニを促した。

「ふーっ」

ユニの吐く息の向こうに現れたのは…



행복해요?
幸せ?

その隣にふーっと息を吹きかけたユニはそっと返事を刻んだ。

「!」

たった一文字、書き足した記号。

「幸せです!」

※?をつけると疑問文ですが、!を付け足したことで「幸せです!」という意味に。

もう一度見つめ合って微笑んだ二人は、俯いて幸せを噛み締めた。

+-+-+-+

二人の横を車内販売のカートが通りすぎる。

イナ「お腹、すいてませんか?」
ユニ「大丈夫です」

そう答えたユニのお腹が「ぐぅ」と音を立てて異議を唱えた。
恥ずかしそうに照れ笑いするユニ。

ユニ「ちょっと…すきました」

売り子を呼び止めたイナが買ったのは、2つのゆで玉子。
殻をむいた二人は、自分のむいた玉子をぎこちなく相手に渡す。

#この二人ってばどこまでぎこちないんだか全くもぅ♥シアワセ

そして…

お腹の落ち着いたユニは、イナの向かいに席を移し、コクリコクリとうたた寝をしていた。
そんな彼女をスケッチしながら、彼女の愛しい寝顔にクスっと笑うイナ。

#これぞ真のスケッチ旅行♥ナンチャッテ

コクリ…
コクリ…
しだいに傾いていくユニの頭がもう少しで窓ガラスにぶつかりそうになり、
慌てて彼女の隣に移動したイナは、さっと窓ガラスの手前に自分の手を差し込んだ。
彼の手におさまった小さなユニの頭。
イナは一人、満足そうに微笑む。

+-+-+-+

薄明かりの中で列車が停止した。
その気配に気づき、そっと目を開けたユニは、窓の外に広がる光景に目を輝かせた。



ユニ「わぁ…海だ」

「あの…」とイナを振り返ると、そこには自分の方を向いたままスヤスヤと眠っている彼の寝顔があった。

ユニ「イナさん、着いたみたいですよ」

ぼんやりと目を開け、あたりを見回すイナ。

イナ「あ…降りましょうか?」


+-+-+-+

今日も小さな傘の下に身を寄せ合い、二人は砂浜へと歩き出した。

#雨降りすぎやろ…。雨降りすぎやろて。

波打ち際を歩くうち、風に傘を奪われてしまい、急いで上着を脱いだイナは、それでユニの体を包む。

ユニ「ありがとう」

自分はすっかり寒くなり、身を縮ませて歩き出すイナ。
彼女の手を握ろうか、どうしようか…ためらって行ったり来たりする彼の手を、
ユニの手がそっと握った。

イナ「!」

驚いて彼女を見たイナに、ユニが穏やかに微笑む。
うれしそうに笑ったイナは、今度はぎゅっと固く彼女の手を握り返した。

+-+-+-+

すっかり雨の上がった浜辺で、二人は手をつないだまま並んで座っていた。

ユニ「hum hum~♪」

彼女がハミングで奏でたのは、彼が作った「愛の雨」のフレーズ。

ユニ「この曲、出来上がったんですか?」
イナ「完成させたかったけど、あの時は悲しい結末になりそうで…それ以上書けなかったんです」
ユニ「今は違うでしょう?」
イナ「・・・。」
ユニ「一緒に…作ってみましょうか」

微笑むイナ。

ユニ「歌ってみて」

イナは静かに歌い始めた。

雨降る夕暮れ 君を見かけました
ずっと前から 会いたかった君に
傘のない君にいいました
僕の傘に入ってくださいと


La La La....

続きを歌いかけ、ためらってうつむくイナ。
ユニは続きをつないだ。

La La La... 落ちてくる雨音
La La La... ときめく私の心

イナが続く。

La La La...


そよそよそよ  聞こえてくる雨音 ドキドキドキ 震える僕の心
愛の雨が降る
僕は 恋に落ちた


雨降る通り 僕たちは歩いた
小さな傘に 僕の肩は濡れ
君は恥ずかしそうに言った
もっとこちらへ来てくださいと


ゆらゆらゆら ぶつかる肩に ドキドキドキ 震える僕の心
傘の中に二つの肩 ぎこちない肩 愛の雨が降る…



+-+-+-+

イナの下宿に座り込んだまま、ヘジョンは眠れぬ夜を明かした。
薄く差し込む朝日に深くため息をつく。

ふいに立ち上がった彼女は、部屋の前でうずくまって眠っていたチャンモを放ったまま、
つかつかと下宿を後にした。

仕方なく後を追いかけるチャンモ。

+-+-+-+

イナとユニは二人きりで波の音を聞いていた。
いつしかイナの肩に身を任せ、眠ってしまったユニ。



君についてもっと知りたい
どんなふうに生きてきたのか
どうやって今の君になったのか
君が今どんな気分でいるのか
毎日時計のゼンマイを巻いた君のお父さんのように
僕も毎日を君と共に過ごしたい
そうやって一緒に…
いつまでも一緒にいたい
…愛しています


幸せだった
そして、そのときは何も知らないまま
その幸せがこれからも続くと思っていた

+-+-+-+

ヘジョンがまず捜索に訪れたのはイナのアトリエだった。

ガランとしたイナのスペース。
考えこむヘジョンに、チャンモは「きっと夜明けの汽車で帰省したんだ」と訴える。

ヘジョン「じゃあどこで寝たのよ」
チャンモ「・・・。考えてみろよ!春川から一度戻ってきて、また帰省しようと思ったら面倒だろ!春川から故郷に直接行けばいいじゃないか!」

そこへ後ろからバラバラと美大学生たちが入ってくる。
学生に確かめるチャンモ。

チャンモ「今、スケッチ旅行からの帰りですか?」
学生「それを言わないでくださいよ。汽車に乗り遅れて春川駅で夜を明かしたんです」

ホッとしたチャンモは「ほらな」とヘジョンに笑いかける。

チャンモ「イナは?」
学生「イナ?誰かが訪ねてきたんですよ」
チャンモ「・・・。」
ヘジョン「女でしょ。髪の長い」
学生「えぇ。昨夜、二人で東海行きの夜行列車に乗って行きましたよ」
チャンモ「・・・。」
ヘジョン「!」

+-+-+-+

学内の野外集会場。
黙りこむヘジョンをなだめようと、一人必死でおどけてみせるチャンモに、
走ってきたインスクの声が飛ぶ。

インスク「(ハスキーボイス)どうなりました?」
チャンモ「その声どうしたんですか」
インスク「ゲホッ 風邪よ、風邪。どうなったのかって!」
チャンモ「何が」

「ドンウクさんには言っちゃダメだって言われたから」「言っちゃダメですよ!」とコソコソ話し始める二人。

チャンモ「ヘジョン、お前もドンウクに何も言うなよ!」
インスク「イナ兄とユニに直接聞いてもダメ?」
チャンモ「ダメだ!!!」
インスク「…分かったわ。チャンモさんがそう言うなら、言うとおりにしなきゃ」
チャンモ「(ため息)」
インスク「独り言でもダメかな」
チャンモ「あー全くゴチャゴチャと」
インスク「・・・。」
チャンモ「ヘジョン、お前も言っちゃダメだぞ。いいな?」

そこへ、「あ!」とインスクは目を丸くする。

インスク「二人とも昨日と同じ服だわ!」
チャンモ「え?」
インスク「ひょっとして!」
チャンモ「こ、これは」
インスク「あぁ、二人のことがあまりに心配で着替えるのも忘れたのね~」
チャンモ「そ、そうですよ」

そこへ、ドンウクがやって来て3人に声を掛けた。

ドンウク「ここで何やってる?」
チャンモ「おおお前、こんな時間からどうした?」
ドンウク「イナがセラヴィで会おうって言うからさ」
チャンモ「?」
ドンウク「朝電話があった」
ヘジョン「!」
ドンウク「考えてみたら、この頃イナに辛く当たりすぎた気もするし。軍隊へ行くって、俺に相談もなしに一人で決めたから腹が立ってたんだ」
一同「・・・。」
ドンウク「今日仲直りするよ」
一同「・・・。」
ドンウク「ところで、ユニのこと見てないか?」
インスク「ユ、ユ、ユニ?!ゲホッ(我に返り)私、何も知りませんよ!」
ドンウク「???」
インスク「じっと見ないで。何も言えないんですから」

あまりに挙動不審なインスクに、とうとうチャンモは頭を抱えた。

ドンウク「インスクさん、どうしたんです?」
インスク「・・・。」
ドンウク「(ヘジョンに)ユニに会ってないのか?」
ヘジョン「ユニは…」

今度は慌ててヘジョンを振り返るチャンモ。(涙


ドンウクの方にまっすぐ向き直ったヘジョンは、もう一度口を開く。

ヘジョン「ドンウク兄。ユニは…」
ドンウク「?」
ヘジョン「…見かけなかったわ」

まっすぐなドンウクの目に、結局ヘジョンも事実を呑み込んだ。

ヘジョン「あんたたち、昨日初デートだったんでしょ?すっぽかされて平気なわけ?」
ドンウク「そうだな…。最近なんとなく分かりあえてる気がするから」
一同「・・・。」
ドンウク「大丈夫さ。きっとやむ得ない事情があったんだ。大したことじゃなけりゃいいけど」

4人を包む沈黙。
たまらず立ち上がってふざけたチャンモに、ヘジョンの鋭い声が飛んだ。

ヘジョン「チャンモ兄、笑ってる場合なの?!」
ドンウク「?」

立ち上がったヘジョンは3人の前から立ち去った。

ドンウク「一体どうなってんだ?」

ただごとではない様子のヘジョンの後ろ姿を、ドンウクは不安げに見送った。

+-+-+-+

ソウル駅。

ぎーっと重い扉を開き、イナとユニが出てきた。

ふらついたユニの様子に、イナはそっと彼女の額に手を当てる。

イナ「少し熱があるな」
ユニ「…大丈夫です」
イナ「さっきから元気がないと思ったんだ。とりあえず病院に行きましょう」

二人は歩き出した。

+-+-+-+

バスを待つ二人。
隣で一緒に待つユニが話し掛ける。

ユニ「私も一緒に行っちゃダメですか?」
イナ「?」
ユニ「私も…昨日ドンウクさんとの約束を破ってしまったから」
イナ「ドンウクにはまず僕から話します」

不安そうに見つめるユニにイナは穏やかな瞳で微笑んだ。

イナ「僕から話しますから」
ユニ「それなら…約束してください。一人で背負いこまないって」
イナ「・・・。それじゃあ、代わりに一つ約束してほしいんです」
ユニ「?」
イナ「病院に行くんですよ。今すぐ^^」

ユニは微笑み、頷いた。

ユニ「もう行ってください」
イナ「バスが来たら行きますから」
ユニ「先に行ってください。見送りたいんです」

素直に背を向け、歩き出したイナの背中を、ユニはまっすぐ見つめた。
数歩進んだところで、イナが振り返る。

イナ「後ですぐ会いに行くかもしれませんよ」



そう言って、彼は笑顔で手を振った。
彼女は黙って手を振り返す。

イナ「(指を差し)時計、似合ってますよ」

イナは楽しそうに笑い、今度こそ彼女に背を向けて走りだした。

#何かこのくだり…二人共笑顔で別れたのにすごく悲しいね(涙

+-+-+-+

イナは重い足取りでセラヴィの前へやって来た。
覚悟を決め、いつものドアを開ける。

そこには、すでに友人たちが集まり、イナの到着を待っていた。
イナに気づき、黙ってドンウクの正面の席を空ける彼ら。

ドンウク「実家に帰るんじゃなかったのか?」
イナ「…あぁ」
ドンウク「・・・。」
イナ「話がある」

ハッとして顔を上げるチャンモ。
ドンウクはいつものようにふっと笑って口を開いた。

ドンウク「やっぱりどう考えても自分が悪かった。そうだろ?」
イナ「・・・。」
ドンウク「俺たちに一言の相談もなしに軍隊に入るなんて、やっぱり間違ってた。そうだろ?」
イナ「・・・。」

イナの言葉を恐れるかのように先に話し始めたドンウクを前に、
イナは黙ってうつむくしかなかった。

ドンウク「俺だって寂しくて辛く当たったんだ」
イナ「・・・。」
ドンウク「他でもない、俺にまで何も言わないなんてさ。俺たちそんな仲だったのか?」
イナ「・・・。ドンウク」
ドンウク「ん?」

今度こそ本当に口を開こうとしたイナを思わずチャンモが止める。

チャンモ「イナ!」

しかし、イナはもう迷うことなく、ドンウクをまっすぐ見つめたまま言葉をつなげた。

イナ「実は俺、ユニさんが好きだ」
ドンウク「・・・。」

二人の間に俄に一筋の冷たい空気が流れる。

イナ「いや、最初からずっと好きだった」

ドンウク「…え?」
イナ「俺…」
チャンモ「ソ・イナ!」
イナ「努力したんだ。けど、これ以上自分の気持ちをごまかすことはできない」
ドンウク「・・・。」
イナ「俺が言ってた”3秒”…。あれはユニさんのことだ。だから…」

たまらず立ち上がったチャンモは思い切りイナの頬を殴りつけた。
椅子から転げ落ちるイナ。

チャンモ「何て奴なんだ!何でそんなこと言えるんだ!俺たちがどれだけお前のこと守ろうとしたか!!!何で図々しくそんなこと言えるんだよ!!!」
ドンウク「・・・。」
イナ「…ごめん。けど、もう譲ったりはしない」
チャンモ「こいつ!!!」

倒れたイナにさらに殴りかかろうとするチャンモを後ろからインスクが必死で引き止める。
「こら!!!」セラヴィのマスターが慌てて止めに入った。

マスター「お前ら、ここで歌えなくなるぞ!」

ずっと黙って座っていたヘジョンの瞳から、静かに涙が流れ落ちた。
ドンウクもまた、その場に座ったまま、固まったようにじっと動けずにいた。

立ち上がったイナは、そのまま彼らに背を向け、店を後にする。

+-+-+-+

バスを降りたユニは、まだふらふらと揺れる自分の体を両手で抱えた。
走り去るバスを背に、1歩も進めず、そのまま崩れ落ちるように気を失ってしまう。

通行人「お嬢さん!大丈夫ですか!」

+-+-+-+

イナのいなくなったセラヴィでは、残された友人たちが顔を寄せ合っていた。

ヘジョン「イナ兄が私たちにこんな真似するなんて!」
インスク「つまり、イナ兄はずっとユニのこと好きだったってことじゃない!」
ヘジョン「ドンウク兄に譲れないなんて、どうしてそこまで言えるのよ!」

彼女たちの声が聞こえているのかいないのか、
ドンウクはただ茫然とそこに座っていた。

チャンモ「…もうやめよう。やめようぜ。イナは軍隊にまで志願したんだ。何度も諦めようとして、それでもどうしようもなかったんだよ。(?)ドンウク」
ヘジョン「チャンモ兄!」
インスク「あんた!チャンモ兄に怒鳴るのやめてよ!」
チャンモ「(諌めて)インスクさん」
インスク「ドンウクさんのためにイナさんを殴ったくらいなのよ。チャンモさんは何も悪くないわ!問題はユニじゃないの?」
ドンウク「・・・。」
インスク「ユニが間で上手くやるべきだったのよ!イナさんのことが好きなら、ドンウクさんとデートの約束なんてしちゃいけなかったの!私間違ってる?そうでしょ?!]
チャンモ「ユニさんがどう思ってるか分からないじゃないですか!」
ヘジョン「分からないもんですか!昨日ドンウク兄との約束すっぽかして春川まで行ったのよ。分かり切ってるじゃない!」
ドンウク「!!!」
ヘジョン「…そうよ。ユニはね、昨日イナ兄を追って春川まで行ったの。東海行きの夜行列車に乗って一晩中一緒にいたのよ!!!」
チャンモ「ヘジョン!」

俄に彼らは沈黙につつまれた。

ドンウク「…もうやめてくれ」

立ち上がり、茫然としたまま店を出て行くドンウク。
その背後で、チャンモはガックリと頭を垂れた。

+-+-+-+

ユニは病院のベッドの上で目を開けた。
そこへ入ってきて「もう目覚めましたか。まだ休んでなきゃダメですよ」と声を掛ける看護師。

ユニ「どうなったんですか?」
看護師「(ためらい)すぐ先生が来られますよ」
ユニ「・・・。」

+-+-+-+

すぐに病院を出てきたユニは、まだフラフラとまともに歩くことさえ出来ずにいた。
どうしようもなく、その場に座り込む彼女。

ユニ「・・・。」

+-+-+-+

ドンウクがやったのはユニの家の前だった。
じっと待っている彼の前に、向こうから歩いてくる彼女の姿が現れる。
彼に気づき、足を止めるユニ。
無言で視線を交わすと、ユニは彼の前へやって来た。

ユニ「・・・。」
ドンウク「ホントなのか?」
ユニ「…ごめんなさい」
ドンウク「どうして…俺にそんな仕打ちを」
ユニ「…ごめんなさい。傷つけてしまって」
ドンウク「・・・。」
ユニ「イナさんは…何も悪くないんです」
ドンウク「!」
ユニ「イナさんは…ドンウクさんのことばかり考えてました」
ドンウク「・・・。」
ユニ「ずっと私を遠ざけようとしていたんです。私が最初からイナさんのこと好きだったから…」

ドンウクは思わず震える拳を握りしめた。

ドンウク「言うな!」
ユニ「・・・。」
ドンウク「俺の前であいつをかばわないでくれ」
ユニ「・・・。」
ドンウク「あいつのこと、もっと許せなくなるから…やめてくれ」

目に涙をにじませ、彼は力なく歩き始めた。

+-+-+-+

イナは下宿に帰り、静かに机に向かっていた。
そこへドアが開き、帰ってきたチャンモをイナが振り返る。
チラリとイナを睨んだ彼は、黙ったまま乱暴に布団を引き始めた。

イナ「チャンモ」
チャンモ「・・・。」
イナ「なぁ、チャンモ。俺に失望したか?」
チャンモ「話し掛けるな。お前と話す気分じゃない」

そのまま着替えもせず(←いや、いつものことか)、チャンモはイナに背を向け、横になってしまった。

イナ「・・・。」

+-+-+-+

イナとユニ。

夜が深まり、二人はそれぞれの場所でお互いを思う。



二人は立ち上がり、そして駆け出した。
愛する人の元へ…。


バスを降り、一心に走るイナ。
彼女の家のそばまで辿りついた時、
通りの向こうから走って来た彼女がパッと顔を輝かせた。


+-+-+-+

ここでエンディングです。

チャンモに泣かされ(二つの意味で)、嵐に泣かされ、
今日は少し遅くなりました^^

ちょっとまだスッキリわからないところが残っていますが、
また分かったら修正しますね。

今回も長文に最後までお付き合いいただきしてありがとうございます。
毎回たくさんいただくコメントもありがたく読ませていただいています。
質問を書いてくださっている方もいらっしゃるのですが、返事が遅れてしまってすみません。
また、ゆっくり読み返しますね^^

36 件のコメント:

  1. いつもありがとうございます。
    1話放送日からずっと読ませていただいています。
    私はいつも、字幕無しで見ているため、大まかな流れしかわかりませんでしたが、yujinaさんの翻訳で、理解や感動がより一層深いものになっております。
    お忙しい中大変でしょうが、これからも宜しくお願いします。

    返信削除
  2. 凄いです。本当に嬉しくて いつも恋人を待つ気分で待っています。まだかな...madakana...って!
    ハングルでみてここにお邪魔して すべてがつなっがっていく幸せ...
    心から感謝です。ありがとうございます。

    返信削除
  3. いつもありがとうございます.

    ドラマを見るだけじゃ,どうしても細かいところが分からずもやもやしてしまいます.
    でも,ここに来て,再度見ると本当にすっきり!!

    無理じゃない範囲で続けてくれると嬉しいです.

    返信削除
  4. 今日もありがとうございました。この暴風雨の中、ばたばたして大変だったのではないですか?(><)感謝です。
    続きも楽しみにしています(^^)

    返信削除
  5. 今日は嵐の中の帰宅お疲れ様です。
    大丈夫でしたか?
    帰宅後すぐのアップ本当に感謝です。
    あまり無理をされませんように。
    でもすごく待っていました!!
    ありがとうございます。
    4話も期待しています。
    来週はとうとう ふぉっかいどう~ 
    ソジュンに早く会いたいですね

    返信削除
  6. いつも、ありがとうございます!!
    さっそく動画を見ながら読ませていただきまた。
    溢れる情感を余すことなく読み取って、訳されて
    いるのでイナの切ない心情が手に取るように
    伝わってきます。
    これからも、お願いします。
    本当にありがとうございました。

    返信削除
  7. yujinaさん。いつもありがとうございます!!
    メリの時からお世話になりっぱなしです。

    同じ映像を見ているのに、自分が見ているときには
    気づかなかった細かい描写に頭が下がります^^

    翻訳作業、大変だと思いますが、体調に気をつけてください。

    これからもよろしくお願いします。

    返信削除
  8. 一話から読ませてもらってます。すごく素敵な表現しているのがわかってサランピがますます楽しみです。韓国語はところどころの単語がわかるくらいの私ですが、もっともっと頑張って勉強します。
    翻訳してもらって本当に感謝してもしきれないです。
    本当にありがとうございます。

    返信削除
  9. 翻訳お疲れ様です。お忙しい中ありがとうございます。
    あんなことがあった後でもお互いを求めて走り出す。
    いいですねー(笑)きゅんきゅんしてしまいます。
    チャンモの友情の固さにも、感動してしまいました。
    ユナちゃん綺麗ですね。2人が本当に絵になります。

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  10. yujinaさん、はじめまして(*^_^*)

    私も1話から読ませていただいてます!!
    小説を読んでいるかのように…とってもステキな文章で
    観るコトの出来なかった回でも、その情景や登場人物たちの表情までもが
    まるでドラマを観ているかのように頭に浮かんできます(>_<)
    そして、ところどころにyujinaさんのコメが入り(笑)
    これがまた的を得ていて、そして同じ気持ちなのでとっても楽しめます♫

    訳すことに一生懸命になりすぎて、yujinaさんがドラマを楽しめてるか心配になるほどです!!
    大丈夫ですか!?
    でも…でも…
    とっても楽しみに待ちわびていますので
    これからもムリのない範囲で、よろしくお願いします(^◇^)

    4話…少しの単語しかわからないままですが
    気がつくと涙が出ていました。
    役者、チャン・グンソク!!やっぱりステキです!!!

    長々と失礼しました(_ _)
    そして翻訳して下さって本当にありがとうございます❤

    返信削除
  11. 毎回楽しみにしています。
    私は最近韓国語を習い始めました。
    楽しいですがその難しさも実感しているので
    ほんと翻訳の表現力文章力に感動しています。
    なによりうらやましい(*^_^*)
    少しでも近づけるようになりたいです。 
    yujinaさんのおかげでドラマを何回も楽しむことができます。
    これからもずっと読ませてくださいね。

    返信削除
  12. 1話から読ませて頂いています。まるで小説を読んでいるかの気分でサランピに浸っています。私もハングル独学勉強中なので尊敬の一言です!本当にありがたいです!!4話はモザイクばかりで映像も見られず不完全燃焼……時折ミドリのこころの声に笑いながら楽しませてもらっているので、是非是非続けていただけたらと願っています。本当にありがとうございます。そしてこれからも楽しみに待っています。最後に、マイペースをたもってお体は大切に!

    返信削除
  13. いつも、翻訳していただいてありがとうございます。

    字幕無しで、YouTubeを見てみますが、ブログアップされるのを楽しみにしてます。
    第3話、やっと告白できたのに、どうなっちゃうんでしょうか?

    4話も気になります。

    セラビーのカウンターにあった絵は、やはり、いわさきちひろさんだったんですね(^o^)

    あの時代に、日本人の 絵があったんですね?
    知らない事ばかりで、新鮮です。

    昔は、あんな純な恋愛があったんですね?
    これからの展開が楽しみです。

    返信削除
  14. いつもながら感謝です。

    なぜに韓国では低視聴率なのか?
    ドラマとして素敵だと思うのですが・・

    この場面どういう会話なの?早く教えてと自分勝手に思いながら
    今回もイナにひたりました。
    言葉がわからなくても感情に訴えるプリンスの演技すごいです。
    第四話の翻訳もお待ちしています。

    追伸  いわさきちひろさんの絵私もきになっていました。

    返信削除
  15. 内容が知りたく調べていたら、こちらにたどり着きました。
    とても詳しく!動画がなくても楽しめます!!
    毎週おじゃまさせていただきます!

    ありがとうございます。これからもよろしくお願いします��

    返信削除
  16. いつもありがとうございます(*^^*)
    内容はなんとなく分かっても細かいセリフまでは分からないので、とても感謝しています(*˘︶˘*).。.:*♡

    返信削除
  17. 今回もありがとうございます。

    緊迫したイナとドンウク…其々の行方にドキドキしながらも
    途中のツッコミに頷きながら楽しく読ませていただきました。

    返信削除
  18. 素敵な訳をありがとうございます。
    文章だけで、もうその情景がうかびます。
    役者さんたちの切ない細かな動き、表情もさることながら、
    その動きまでが感じられる素敵な文章でした。

    言葉が分からない上、韓国のこと、さらには70年代の韓国の事情を
    よくわかっていない身にはなかなか想像が追いつきません。
    軍隊に行くっていうこと忘れていましたもの・・・・

    大変だとは思いますが、続きを楽しみにしております。
    感謝。。。

    返信削除
  19. はじめまして。お礼が言いたくて出てきてしまいました。

    字幕なしでみているので、
    わからないところがたくさんありましたが、
    お陰様で、こちらを拝見させていただいてから、
    再度見直すと
    内容がはっきりわかって感動です。

    独学で語学を習得になられたんですね、
    尊敬します。

    これからも、拝見させていただきますので
    よろしくお願いいたします。
    (所々のツッコミ私的に超ツボです・ヽ(*´∀`)ノ

    返信削除
  20. 今回も素早いアップをありがとうございました♪
    いつも、待ってる私達へのお気遣いが感じられ、心の暖かさを感じています☆
    続ける事の大変さ、これだけの長文をあげる作業は大変だと、予想できますが、
    たくさんの人を幸せにしているなんてスゴいです!
    これからも、頑張ってください♪

    返信削除
  21. 有難うございました。
    いつも楽しみにしています
    映像みて涙しユナジーさんのブログを読んでは涙して、楽しみが2倍です。
    貴方の才能が羨ましいです。

    返信削除
  22. yujinaさん はじめまして。

    とても素敵な訳を有難うございます。

    大変な作業だと思います。お体大切になさってください。

    返信削除
  23. yujinaさん、いつも素適な訳をありがとうございます。

    翻訳の作業、大変だと 思いますが、

    また、楽しみにいます♪♪♪

    返信削除
  24. はじめまして♪
    素晴らしい翻訳、いつもありがとうございます(´∀`)

    3話、私的に萌え萌えなところいっぱいでした~!
    一番は、ユニが窓にぶつかりそうなところにイナが手をそえたところ~(´∀`)
    そのあとのイナの表情は最高でした(´∀`)

    返信削除
  25. いつもこの文章を見ながらラブレインを見ています!
    本当に助かります
    これからもよろいしくお願いします!

    返信削除
  26. 一方的にお世話になっております。
    すばらしい翻訳に情景が甦ります。
    これからもよろしくお願いいたします。

    返信削除
  27. 拝見させていただきました。本当にわかりやすく助かってます。
    次回もよろしくお願いします。

    返信削除
  28. 毎回、楽しみに読ませて頂いております。
    細かい描写まで。。。嬉しいです。
    これからも20話まで、頼りにしてますので
    どうぞ宜しくお願いします。(#^.^#)

    返信削除
  29. 本当に いつもいつもありがとうございます。

    すごく 描写が細かくてまるで 小説を読ませていただいているようです。

    無理をされずに よろしくお願いいたします。

    返信削除
  30. yujinaさん、今回もありがとうございます。
    イナのナレーション、二人で作った愛の雨の歌詞が分かってジーンとしました。
    雨、降りすぎ…同じところでつっこんでました!
    次回も楽しみにしています♪

    返信削除
  31. 少し前にここを知って、1話から読ませてもらって、
    ドラマはもう何度もみていたので、
    ここで読みながら情景が浮かんできて、再び感動してしまいました(/_;)
    訳していただいて、細かな言葉の意味などもとても丁寧で感謝の一言です。
    続き、とても楽しみにしています。また覗きにきますね(*´▽`*)
    ありがとうございます!!!

    返信削除
  32. ありがとうございます(^.^)
    4話も無理しないペースでお願い致します

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  33. こんにちは♪♪
    今3話をよみ終わりました。1話から読ませて頂いていますが本当に分かりやすくいつも映像が目の前にひろがっています。やっと二人の思いが通じあって幸せになれるのかななってほしいなと思いますが、いろいろな人間関係が絡まりあって困難が待ち受けているのでしょうか...4話が気になります。引き続き読ませて頂きます♪♪yujina さんのコメントうんうんと納得しちゃいます\(^o^)/ありがとうございました。4話楽しみにしていますが、無理なさらないで下さいね☆

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  34. すばらしい!ありがとうございます。大変助かります(^O^)
    大変と思いますがこれからもよろしくお願いいたします<(_ _)>

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  35. 涙 涙 涙で

    こんな風にPC画面に食いついて文字を追い続けたこと

    初めてです

    本当にありがとうございました

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  36. ありがとうございます。悲しいでも

    解説にひきこまれます。

    小説の様です。

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