2012/05/16

愛の雨~ラブレイン13話 vol.2

사랑비(サランビ)13話、後半です。




 さっそくどうぞ。




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近づいてくるイナを迎える母娘の表情は対照的だった。

ユニが笑顔でイナに歩み寄る。

イナ「元気でいましたか?」
ユニ「えぇ。電話しようと思っていたんです」

目の前の幸せそうな二人を見守っていたハナの悲しい目は、遅れて二人に近づくときにはいつもの明るい目に戻っていた。

ハナ「こんにちは」

+-+-+-+

3人は緑の中のテーブルを囲んでいた。

イナ「安心した。良かったよ…。すみません」
ユニ「いいんです。あなたが謝ることはありませんから」

イナの視線がふいに自分を見ているハナに移った。

イナ「どうした?」
ハナ「あ…(笑って)何でもないんです。海は良かったですか?」

イナが不思議そうにユニを見た。

ユニ「海に行ったって、どうして知ってるの?」
ハナ「あ…。行ってないの?お母さん、ソ教授と海に行きたいって言ってたでしょ」
ユニ「あぁ…。行ったわ」
ハナ「楽しかった?」

ユニは恥ずかしそうに笑って目を伏せた。

イナ「実はね、私が慣れないことをしてお母さんを驚かせたんだ」
ハナ「何ですか?」
ユニ「…それは」
イナ「プロポーズしたんだ」
ハナ「・・・。」

ハナは黙って彼を振り返った。
喜ぶだろうとばかり思っていたハナの浮かない表情に、二人の笑顔がゆっくりと消えて行く。

イナ「急ぎすぎたかな?」
ハナ「そ…そんなことありません」

ハナはぎこちなく笑顔を見せた。
ユニがじっと娘の表情を覗きこむ。

ハナ「違うんです。(ユニに)何でもないよ、お母さん」
ユニ「ハナ、どうしたの?」
ハナ「嬉しくって。それでいろんな考えが浮かんじゃったの」
イナ「・・・。」
ハナ「おめでとうございます、教授!おめでとう、お母さん。(イナに)お母さんのこと、よろしくお願いしますね」
イナ「・・・。」
ハナ「お母さんのこと、幸せにしてくださらなきゃダメですよ」

+-+-+-+

ハナは一人でソウルに戻る電車に揺られていた。
幸せなイナとユニの様子が、どうしても頭から離れなかった。

ハナ「どんなふうにプロポーズなさったんですか?」
ユニ「また今度話してあげるから」
ハナ「わぁ、お母さん、素敵なプロポーズだったのね!花束を差し出して跪いて指輪をはめて…。そうでしょ」
イナ「あぁ、そんなことはしなかったんだが…大変だな。もう一度そうやってプロポーズしようかな」
ユニ「(笑って)いいんです。(ハナに)あなたもやめなさい」

+-+-+-+

すっかり夜になっていた。

ハナがホワイトガーデンに戻ると、ジュンはいつものガーデンテーブルで物思いに耽っていた。
彼女に気づくと、彼も立ち上がる。
彼はきっと、まだ帰って来ないハナをそこで待っていたのだ。

しばらく向き合ったまま言葉もなく悲しみを分かち合う二人。
先にハナが静かに口を開いた。

ハナ「物心つく前にお父さんが亡くなったから、私は顔も知らないんです」
ジュン「・・・。」
ハナ「だから、お母さんの初恋に憧れたのかもしれません。子どもの頃、お母さんはずっと一人ぼっちだったから」
ジュン「・・・。」
ハナ「それで胸が痛んで、家族を描くときはみんな両親を描くのに、私はいつだってお母さんしか描かなかった…。そういうこと全部、胸が傷んだんです」

じっと黙って聞いているジュンの瞳に涙が滲んだ。

ハナ「けど、本当は…」
ジュン「やめろ」
ハナ「・・・。」

ゆっくりとハナに近づいた彼は、彼女を包み込むように抱きしめた。

ジュン「やめるんだ」
ハナ「・・・。」
ジュン「…もういい。大丈夫だ」
ハナ「・・・。」
ジュン「お前に選択させたりなんかしない」
ハナ「・・・。」
ジュン「俺たち別れよう」
ハナ「・・・。」
ジュン「今度会うときは…知らない者同士だ」



ハナの目から涙が一筋溢れる。
彼女から体を離したジュンは、彼女の顔を見ることもなく、そのまま家に入っていった。

+-+-+-+

夜通し作業してガーデンを仕上げたハナは、朝日で白んできた空の下、ひっそりとホワイトガーデンを後にした。

「短い時間だったけどありがとうございました。楽しかったです。花がちゃんと咲くまで自分で世話したかったけど、残念。ときどき遊びに来ます。みなさん幸せでいてくださいね」

+-+-+-+

すっかり明るくなったホワイトガーデンで小鳥が歌いだす。
いつものようにソノがやって来て診察室へ入ると、テーブルの上に美しいイエローの花が咲いていた。



「ハーブは私からのプレゼント。簡単に育てられるから可愛がってくださいね」

彼に贈られたのはペチュニア。そこに花言葉が添えられていた。
「あなたと一緒にいると、心が穏やかになります」

カフェでも助手たち3人をそれぞれの花が出迎えた。

カフェ店員に贈られたのはゼラニウム。

店員「花言葉は友情だって」
助手「ハナさんがくれたのかな」

そこへ植木鉢を両手に抱えたソノが現れた。

ソノ「あ、みんな貰ったんだな」
店員「先生はどんな花?」

そこへジュンが通りかかった。

ジュン「どうした?」
ソノ「ハナさんのプレゼント。ハナさん、もう行っちゃったみたいだ」
ジュン「・・・。」
ソノ「今日出て行くからって手伝うことにしてたのに、もう行っちゃったんだな」

ジュンは黙って2階へ上がる。
開いたままのハナの部屋。そこにやはり彼女の気配はなかった。

自室で出掛ける準備を整えた彼は、部屋を出ようとして振り返り、隣の部屋との仕切り棚に目を留めた。
そこにひっそりと置いてある見慣れない鉢。

ジュンは鞄を置き、鉢を手に取った。
一輪だけ堂々と咲いている、大きな紫のアネモネ。
そこには小さなメモが添えてあった。

「いつもあなたの幸せを祈っています」



じっとメッセージを見つめるジュンの瞳から涙が流れ落ちる。
静かに…彼は出て行った彼女を想った。

+-+-+-+

朝の爽やかなひととき。
ユニは詩集を広げ、電話の向こうに語りかけていた。

내 눈에 뜨거운 것이 핑 괴일 적이며
또 내 스스로 화끈 낯이 불도록 부끄러울 적이며...
目に熱いものがジンと滲んだようでもあり
また、顔からぼうっと火が出るほど照れくさいものでもあり…
(南新義州 柳洞 朴時逢方 -白石)

楽しそうに詩を読む母の横顔を、ハナが笑顔で見つめていた。
ふと人気に気づき、振り返ったユニは、こちらを見て笑っている娘に気づき、はっと声を上げた。



パタンと詩集を閉じ、ユニは逃げるように自室へ戻った。

ユニ「(電話)ハナがずっと聞いてたんです。切りますね。また掛けますから」

ユニが再び出て来てそっと娘の様子を伺うと、彼女は台所で朝食の用意をしていた。

ハナ「ゆうべは二人で音楽を贈り合って、今朝は詩を贈り合って…ふふっ」
ユニ「聞いてた?」
ハナ「聞いたわよ。お母さんが結婚するまで、娘がまた仲良く一緒に暮らそうと思って帰って来たのに、あんまりじゃない?」
ユニ「(笑)そうだったの?ちょっとひどすぎた?」
ハナ「ううん。嬉しい。お母さんが幸せだから、私も嬉しいよ」
ユニ「今日ソ教授がいらっしゃるそうだから、一緒に夕食を食べましょう」
ハナ「…困ったな。私、セミナーがあって」
ユニ「また?」
ハナ「そうだよね。ソ教授がいらっしゃるときはいつもだね」
ユニ「・・・。」
ハナ「わざとじゃないよ。すごく願ってたことなのに、私だって残念」

エプロンを外したハナは「朝食の準備しておいたから」と声を掛けた。

ユニ「どこか行くの?まだ学校に行く時間じゃないでしょ」
ハナ「プールの植木を管理してくれって朝から呼ばれたの」

+-+-+-+

プールに入って来たハナは、チェック表を手にプールサイドを歩き始めた。
男性が一人泳いでいるのが見える。
プールの向こう側にたどり着いた男性は顔を上げ、ゴーグルを外して振り返った。

「ハナ!」

テソンだ。

ハナ「!」

テソンは帽子を外し、くしゃくしゃっと頭をかき分けると、いつものように笑ってプールから上がった。

+-+-+-+

屋外プール脇のテーブルに並ぶ豪華な朝食に、ハナは絶句した。


#あんまり美味しそうなので記念撮影(笑)あーお腹すいた


ハナ「これどうしちゃったの?」
テソン「最近全然食べてないんだろ」
ハナ「…そんなことないよ」
テソン「日に日に痩せていくのに気づかないとでも思ってるのか?」
ハナ「・・・。」
テソン「先生まで心配させるなよ」
ハナ「分かった」
テソン「何か取り分けてやろうか」
ハナ「ううん、自分で食べるよ」

ハナはフォークを手に取った。

テソン「偉いな。全部食べたら学校まで送ってやるよ」
ハナ「…先輩」
テソン「だから早く良くなれよ。早く忘れるんだ。そうすればもう口出ししないから」

+-+-+-+

勢いよくカーテンが開けられ、壁いっぱいの窓から容赦なくベッドに明かりが差し込む。
その眩しさにジュンは顔をしかめた。

ジュンはホワイトガーデンを出て、自宅に戻っていた。

ジュン「…何だ?」
ミホ「何だじゃないわよ。私よ、ミホ」
ジュン「・・・。」
ミホ「今日また撮影キャンセルしたって?」
ジュン「・・・。」
ミホ「もう何日目?毎日飲んでばっか。これまでほとんど飲まなかったのに、ホントにどうしちゃったの?」
ジュン「うるさい…。頭に響くから静かにしてろ」

ベッドから下りたジュンはふらふらとよろけ、ミホに支えられる。

ジュン「…何だよ。母さんと一緒じゃないか」

+-+-+-+

ミホの運転する車の助手席で、ジュンはぐったりとシートに身を埋めていた。
ジュンの様子に我慢できなくなったミホは、急に路肩に車を停める。

ジュン「?」
ミホ「そんなことばかりしてるんだったら、造園師が誰の娘なのか、おばさんに全部言っちゃうわよ」
ジュン「!お前、何で知ってるんだ」
ミホ「オッパがこんな状態なのが誰のせいなのか、ホントに全部言っちゃうから!おばさん、あの子のこと放っちゃおかないわ」

ジュンは何も言わず、冷たい横顔を見せた。

ミホ「…誰にも言わないよ。オッパにだって今まで知らないフリしてたでしょ」
ジュン「・・・。」
ミホ「オッパを見てるのが辛くて言ってるのよ」

彼はシートベルトを外し、外へ出た。

+-+-+-+

「オッパ!」

黙って歩いて行くジュンの後を追いかけ、前に立ちはだかったミホの表情は厳しかった。

ミホ「オッパ」
ジュン「それで?俺に何を望んでるんだ?」
ミホ「ただ昔のままのオッパでいてほしいだけよ。女なんてクールに手放してほしいの」
ジュン「・・・。」
ミホ「それから…そろそろ私のことも見て」

ジュンは途方に暮れて視線を逸らした。

ミホ「 あたし 、本気よ。冗談言ってるんじゃない。もう子どもじゃないし、友だちの妹でもないわ。 あたしのことも…見てほしいの」
ジュン「何が言いたいんだ」
ミホ「…あたしと付き合って」

ミホが彼にしがみついた。
腰に当てていた彼の手が、力なく腰から滑り落ちる。

+-+-+-+

ホワイトガーデンの花たちの世話はソノが続けていた。
ハナが電話でソノにアドバイスをする。


#本日の憩い


ハナ「顔に水かけちゃダメですよ。顔に水あげたら辛がるんです」

慌ててジョウロを引っ込めるソノ。

ソノ「あ…!違う方向から掛けますね。ところでどこにいるんです?学校?…じゃあ5分も掛からないな」
ハナ「今日はダメなんです。水やり、ちゃんとやってるんですよね?じゃあ、もうすぐ芽が出るだろうから、そのころ行きますね。みんな…元気ですか?」
ソノ「みんな元気ですよ。もちろん僕もすごく元気」
ハナ「良かった」
ソノ「けど、ジュンはまだ…立ち直れずにいるんです」

学内を歩くハナの足が止まった。

ハナ「私も…まだ元気じゃないんです。けど、もうすぐ立ち直れるはず。実は、今日お母さんにとって大事な日になるかもしれなくて。今度必ず行きますね」

+-+-+-+

温室で一人、植物の世話をしているユニにノックの音が聞こえた。

ユニ「はい。お入りください」

声を掛けたものの、誰かが入ってくる気配はない。
不思議に思い、顔を上げたユニは、作業の手を止めて入り口へ回ってみた。

そこには誰の姿もない。
ただ、一冊の本が床にそっと置かれていた。

【어린완자 ~星の王子さま~】

本を拾い上げ、表紙をめくると、そこに美しいかすみ草が描かれたカードが現れた。

S.I.H

ソ・イナ…彼のイニシャルが施されている。
カードをめくると、そこには短いメッセージが記されていた。

 *ご招待します*
キム・ユニ様
愛の音楽会へご招待します。
p.s. キッチンガーデンの方へおいでください^^

ユニはゆっくりと歩き出した。

+-+-+-+

キッチンガーデンには青々としたハーブが育っていた。
ガーデンが見渡せる中央へやって来たユニは、そこで立ち止まった。

そこへ、ギターの音が聞こえてくる。

ユニ「?」

音はまっすぐ続くアーチの向こうから聞こえてくる。
ハナは再びアーチをくぐって歩き出した。

アーチを抜け、緩やかなスローブを上がると、
小道の向こうからギターを抱えた三人が現れた。



#ごめん。爆笑した。なんちゅー登場すんねん
バラバラのギターがまた、過ぎ去った年月をごにょごにょ…

ユニの顔がパッと輝く。
そこには、懐かしいドンウクとチャンモの姿もあった。

サラサラサラ 落ちてくる雨音
ドキドキドキ 震える僕の心…
サラサラサラ ドキドキドキ 傘の音 雨の音 僕の心の音
愛の雨が降る

+-+-+-+

ドンウクとチャンモが見守る中、今度はイナが彼女にかすみ草の花束を差し出した。
ポケットから指輪を出し、ユニの指にそっとはめると、イナはその手をしっかりと握った。

イナ「僕と…結婚しよう」


#この表情みて「あ、イナだわ」と思いましたわ


彼を見上げるユニの目から幸せが溢れだす。
まっすぐ見つめる彼に、彼女は笑顔で頷いた。

彼らの後ろで、ドンウクとチャンモが歓声をあげ、手をたたいた。

チャンモ「ユニさん、僕のこと憶えてますか?」
ドンウク「僕のこと…忘れてないですよね?」

声を掛ける彼らに笑って応えるユニの目が涙で潤む。
彼らにふたたび、キラキラと輝く青春の時が蘇った。

+-+-+-+

イナを残し、ドンウクとチャンモは先にソウルへの帰途についていた。

チャンモ「俺も残って祝いたかったなぁ」
ドンウク「やめとけよ。今日みたいなめでたい日は二人にしてやらなきゃ」
チャンモ「それにしてもユニさん、今でもホントに綺麗だったなぁ」
ドンウク「あぁ、そうだったなぁ。あの二人、本当に幸せになってほしいよ。」
チャンモ「まるで童話みたいな結末じゃないか?”そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ”」
ドンウク「ははは、全くだ」
チャンモ「けど、ドンウク、お前は寂しいだろうな」
ドンウク「ははは」
チャンモ「ユニさんはお前にとっても特別な人だったじゃないか」
ドンウク「お前がそんなこと言うと笑えるなぁ。寂しいのはお前のほうだろ」
チャンモ「全く何を!俺にはたくさん恋人がいるんだからな。お前のほうが寂しいだろ」
ドンウク「俺は家に帰れば嫁がいるからな。何が寂しいんだ。寂しいのはお前のほうだ」
チャンモ「お前だって!」
ドンウク「あぁ、分かった分かった!二人とも寂しいってことだ」

ちょっぴりほろ苦い思いを噛み締めながら、二人の幸せを心から願うドンウクとチャンモ。
彼らを乗せた車は一直線にソウルへと向かった。

+-+-+-+

イナとユニは誰もいない庭園でベンチに腰掛けていた。

イナ「僕たちが初めて出会ったあの頃、自分が不器用に思えてならなかったんだ。僕を不器用にさせた一番の人は君だったのに、その君は僕を好きになってくれた。君を一生忘れることはできない。僕を受け入れてくれてありがとう」

膝の上に揃えられた手。
イナは彼女のその手を優しく握った。

ユニ「ありがとうございます。私を忘れてないでいてくれて。私自身もすっかり忘れたつもりでいた美しい思い出…蘇らせてくれて、ありがとう」
イナ「結婚を進めよう。ひとつひとつ、一緒に準備するんだ」
ユニ「・・・。」
イナ「息子にも話すよ。そのうち一緒に会おう。最初は馴染めないかもしれないが、ユニさんが理解してやってほしい。君がよくしてやってほしいんだ。可哀想な子だから」
ユニ「えぇ。そうします。あなたに似ているなら、喜んでくれるはずだわ」

彼らの後ろを帰宅したハナが通りかかる。
幸せそうな二人の横顔に思わず微笑んだハナの目には、涙が滲んでいた。

+-+-+-+

ジュンはダイニングで軽い食事をとっていた。
けだるい表情のまま、淡々と食べ物を口に運ぶ。

家政婦「他に必要なものはありませんか?何日も召し上がらなかったので」

そこへヘジョンが帰宅して階段を上がってくる。
ジュンの前に置いてあった水を一口飲んだ彼女は、深い溜息をついた。

ヘジョン「あなたの父親、結婚するそうよ」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「ドンウクおじさんから聞いたのよ。他の女なら誰でもいいけど、あの子だけはダメだって言ったのに、結局するって。はぁ…、嫌気がさすわ」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「あなた、私に何て言った?それでも放っておけって?」
ジュン「そっとしておくんです。そうでなきゃ、僕だって黙っちゃいない」

ジュンはそれ以上食事に手を付けず、立ち上がった。

+-+-+-+

自室への階段を上がったジュンは、入り口の手前で立ち止まる。
急に体の力が抜けたように、彼は壁に手をついてもたれかかった。



ジュン「結婚…」

現実がすぐ後ろまで迫っていた。

+-+-+-+

チョンソルはズボンを上げるのもそこそこに、ギターを抱えてチャンモの店を飛び出した。

後ろから父親が追いかけてくる。
全速力で走り、何とか隠れた彼は、急いで電話を取り出した。

チョンソル「伯父さん!帰れないんですってば!父さんに捕まったらオシマイだよ!!!とにかく、居場所が見つかったら電話しますから」


+-+-+-+

「わぁ~、イカすな!」

チョンソルはホワイトガーデンのカフェに足を踏み入れた。
声を掛けた店員に「ここはソ・ジュンの写真館がある場所ですか?」と尋ねる。

助手「あ…写真館じゃなくてスタジオですよ。室長はいまいらっしゃらないんですが」
チョンソル「ふーん。じゃ、ちゃんとたどり着いたってわけか」

店員と助手が顔を見合わせた。

チョンソル「あ、イ・ソノの病院は?」
店員「先生は回診に出掛けられましたけど?」

不思議そうに見つめる二人に、チョンソルが笑った。

チョンソル「あぁ、俺はあいつらの親友だよ。ベストフレンドってやつ」

おしゃれな建物を興味深げに見回しながら奥へ進もうとしたチョンソルは、やって来たミホにぶつかり、手に持っていたジュースの缶を落とした。
高いサンダルが汚れたことにミホの怒りが爆発し、大事なジュースがダメになったことにチョンソルの怒りが爆発する。

ひとしきり言い争うと、「あれ?」とチョンソルがミホの顔をのぞき込んだ。

ミホ「何よ?」
チョンソル「じっとしてみろ」
ミホ「?」
チョンソル「お前、ミホじゃないのか?ミホだろ!」
ミホ「何で人の名前好き勝手に呼んだりするのよ」
チョンソル「いやぁ、相変わらずだな。俺だ、俺。チョンソル。キム・ジョンソル!」
ミホ「キム…ジョンソル?」
チョンソル「分かんないのか?ガキんとき、お前とジュンとソノと、うちの田舎に来て一緒に遊んだろ」
ミホ「?」
チョンソル「初めてバッタ見て泣いてたのは、ほんの2,3日前みたいなのに、いやぁ、大きくなったな!うれしいぞ!」

いきなり抱きついたチョンソルに、ミホが思い切り悲鳴を上げた。

チョンソル「ななな何だ!」

ついでに思い切り横っ面を叩かれ、チョンソルは思わず顔を覆った。

チョンソル「こいつ!オッパだぞ!」

+-+-+-+

自室で支度をするハナの部屋に、そわそわとユニが入って来た。

ユニ「ハナ、この服はどうかしら」
ハナ「大人っぽすぎるわ。お母さんも早く着替えて」
ユニ「(服を見つめて)気に入ったものがないわ。今日、あなたの服買いましょう」
ハナ「お母さんの趣味で買っても着ないわよ。それに今日はお母さんの服を見に行くんでしょ」
ユニ「私の服を買って、あなたの服も買いましょう」
ハナ「いいよ、たくさんあるんだから。お母さんの買ってくれたワンピースだって、私全然着てないもん」
ユニ「この間は女の子らしくして行くんだって言ってたくせに」

ハナは静かに微笑んだ。

ハナ「ホントにワンピースにするの?ウェディングドレス着ないの?」
ユニ「この子ったら。ウェディングドレスなんて」
ハナ「着るだけ着てみようよ。私も一度着てみたいな」
ユニ「結構よ。着替えてくるわね」

+-+-+-+

車を走らせていたジュンの携帯が鳴った。

ジュン「もしもし」
イナ「もしもし」

イナの低い声が響く。

ジュン「えぇ、父さん」
イナ「あぁ、ジュン、私だ。話したいことがあるんだが、時間を作ってくれるかな」
ジュン「えぇ、そうしましょう。僕もぜひお話ししたいことがあるんです。どこで会いましょうか」

「話したい」…そう緊張して切り出す父の声に、ジュンの反応は驚くほど穏やかだった。

+-+-+-+

ユニがハナを連れて来たのは、あるレストランだった。

ハナ「デパートにも行かないで、先にご飯?」
ユニ「食べてから行きましょう」
ハナ「ここで二人だけで?」
ユニ「実はね、ハナ…」
ハナ「ひょっとして、誰かに会うの?」
ユニ「出るときに、お母さんも急に連絡を貰ったの」
ハナ「誰?」

+-+-+-+

ハナの向かいの席にイナが座っていた。
「元気だったかい?」そう声を掛けるイナに、ハナは微笑んだ。

ユニ「突然どうなさったんです?」
イナ「紹介したい人がいるんです」
ユニ「誰ですか?」
イナ「息子が来ることになってるんですよ」
ハナ「・・・。」
ユニ「そうなんですか」

そこへ、ジュンがレストランの入口を入ってくるのが見えた。
ハナの肩越しに気づいたイナが顔を上げる。

イナ「あぁ、あそこに来ましたね」
ハナ「!」
イナ「ジュン」

父に気づいたジュンは、その手前に見える後ろ姿に立ち止まった。

ジュン「!」

ハナが立ち上がると、ジュンもふたたび彼らの元へと歩き出す。
ハナが静かにこちらを振り返る。二人の視線が絡みあった。

イナ「(ジュンに)挨拶するんだ。(ユニに)息子です」

堅い表情のまま、ジュンが頭を下げる。

ユニ「話はよく聞いています。(ハナを指し)娘です」

ハナが伏せていた視線を恐る恐る上げると、ジュンは覚悟を決めてまっすぐに彼女へと向き直った。

ジュン「…初めまして。ソ・ジュンです」




+-+-+-+

ここでエンディングです。


49 件のコメント:

  1. yujinaさん!!
    コメント0…ということは、この回の初めての読者になったかも?!ちょっと嬉しいな~♪
    ドンウクとチャンモのお笑い芸人的な登場でニヤニヤ…
    そして、初めましての切ないシーン…本当に胃が痛い。
    それぞれの気持ちの動きが、yujinaさんの解釈によって、さらに伝わってきました。
    ありがとうございました。

    返信削除
  2. なんて悲しいお話でしょう‥
    それぞれの愛が辛いです
    片方が結びつくことで引き剥がされる愛‥
    心が締め付けられる訳をありがとうございます。

    朝イチに読むには悲しすぎる‥

    返信削除
  3. Yujinaさま、いつもみずみずしい訳ありがとうございます。
    台詞にない描写とか大好きです。
    本編に訳付いたら違和感感じそう…(^-^;

    返信削除
  4. いつも翻訳ありがとうございます。お忙しいのに、せかしては大変失礼とは重々存じながらも、ついつい気になって昨日から日に幾度となく記事の更新を確かめに訪問させていただきました。
    この回では、同様に弾き語り再プロポーズ場面で突っ込み入れたくなっていました。代弁をありがとうございます。(笑)ラジオ公開放送時の美しいハーモニーと比べるとかなり演奏に無理がありましたからね。イナは、「楽しき人生」のロックでも歌わなきゃと思っちゃいました。あ、それならソギも共演で一緒に歌ってましたっけね。
    英語字幕動画では、たいてい携帯画面やら手紙の内容は訳してくれていないので、内容を知りたいと思っていましたが、招待状、キッチンガーデンに誘導していたのですね。よくわかりました。
    チョンジニョンもイミスクも(特にイナはジュンと全然似ていないのに!)その表情だけで、昔のイナとユニがだぶって見えたからすばらしい演技だと思いました。幸せそうな二人を見ていると、やっぱりこちらにも幸せになれる方法がないかしらと思いつつ、ソジュンに嵌った私としては、どうしても、若い二人の幸せを願わずにはいられなくて、悲しげなユニとジュンを見ていて辛い気持ちになりました。
    もう一つ突っ込みなんですが、どうして無理して初対面のふりしなければならなかったのか疑問になりませんか?ちまたにジュンの撮影したハナの写真が出回ったんだから、いつかはばれるなら、たまたま撮影で知り合いだったと言っておいた方が自然だったのに、相変わらず無理な設定させて、わざわざ出演者達を苦しませる道を取っているなと思わずにはいられませんでしたね〜。
    これからもナイスな突っ込みを入れつつ翻訳なさるのを心待ちにしています。よろしくお願いします。

    返信削除
  5. yujinaさん
    また、ひょっとして徹夜ですか?
    嬉しい反面、お体が心配です!

    しかし、お話も架橋に入り
    とても辛く悲しいですね。
    yujinaさんの翻訳を通じて
    Love Rainの世界観がビンビン伝わってきます!
    本当にありがとうございました。

    これからもお体ご自愛され、翻訳、お願いいたします。

    返信削除
  6. ありがとうございます(⌒‐⌒)
    今日もは通勤電車の中 ostをききながら
    美しい時間をすごしました
    おじさんs 可愛いです
    でもジュンを思うと ちょっと
    (ノ`□´)ノ⌒┻━┻

    返信削除
  7. yujinaさん、おはようございます
    お忙しい中、本当にありがとうございます・・・m(__)m
    実は、再開された直後の翻訳に少々戸惑いがありました・・・
    生意気言って、申し訳ありません・・・
    ですが、今日の翻訳を読んで「あ~何時ものyujinaさんだぁ・・・」と
    何時もyujinaさんの翻訳に頼っている自分に反省・・・
    本気で勉強してみようと思います!!!無論、目指すは「yujina」さん(無理ですけどね(笑)
    今回のチャンモ、ドンウクの会話・・・二人のユニに対する優しさや憧れ・・・が感じられて
    微笑ましかったです。 ト書き部分の「あ、イナだわ・・・」同感です!懐かしい・・・
    ますます目が離せない「ラブレイン」正直、yujinaさんの翻訳が頼りです。
    どうかお体に気をつけて最後まで宜しくお願い致します・・・m(__)m

    返信削除
  8. いつも、じ~んとくる言葉で、リアル視聴しているときより、せつなさが増してきました。

    翻訳という作業は、思うより大変だと聞きました。

    ほんとうに毎回ありがとうございます。

    言葉だけじゃなく、たまにチラッと入るコメントもなんかピタッときて、毎回アップ楽しみにしてます。

    これからもよろしくおねがいします。

    返信削除
  9. yujinaさん
    すごいスピードでの翻訳up すごく嬉しいです(^-^)
    いつもありがとうございますm(_ _)m

    イナとユニにはやるせなさ
    ジュンとハナにはせつなさ
    ソノには癒し
    おやじーずには笑い
    をもらいつつ…

    これからもっと切なさ倍増で展開していくサランピ
    yujina worldを楽しみにしています。

    これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

    返信削除
  10. 追伸

    おやじーずのあの歌はわざと?それとも精一杯の練習の末かしら??

    返信削除
  11. おはようございます^^
    朝からまた電車の中で涙が‼
    切ない流れの中ソノが癒してくれますね‼
    オヤジ's 可愛いです‼
    OSTとyujinaさんの描写があった時、
    幸せの一瞬です。
    ありがとうございます^^\

    返信削除
  12. 毎度ありがとうございます。

    ホントに映像が頭に蘇りながら言葉を読み進めることができるので、字幕を読んでいる感覚です。
    ジュンとハナの今後が楽しみでなりません。
    ホントにイナとユニは結婚するのかなー??

    ではこれから14話を見てきますね( ´艸`)。

    お忙しいかと思いますが、次回も楽しみにしておりますのでよろしくお願いします☆

    返信削除
  13. ユジナさん、ありがとうございます。
    仕事前に読めましたー!!
    (T . T)(T . T)(T . T)

    返信削除
  14. ふぁんきち2012年5月16日 10:16

    おはようございます。急ピッチで書き上げていませんか。体は大丈夫ですか?数分の映像が一時間かかるとか。だからこそ、あんなに素晴らしい訳、いえ小説ができるのだと思っています。ホントに*☆
    ぐんぐんのファンとしては、イナがジュンになり、どちらを応援するべきか、悩むところです。だけどだんだん、やはりジュンはイナの息子だと思われ、ビジュアル的には似ていない二人ですが(笑)、演技力にますます、引き込まれていきます。これも、yujinaさんあってのこと。このあとの展開楽しみです、よろしくお願いします▼▼

    返信削除
  15. いつもありがとうございます!素敵な翻訳楽しく拝見しています(^-^)
    花言葉…ハナらしいですね!ちなみに紫のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」だそうです。なんだか…切ないですね。ジュンとハナの笑顔見たいです(>_<)

    返信削除
  16. 早い翻訳をどうもありがとうございます。
    本日、深夜に前半を読ませていただき感動と感涙でコメントさせてもらい、さらに訪問したら後半がアップ!もう~yujinaさ~ん!とっても嬉しいです!

    いい所でエンディングになっちゃいました。
    幸せ全開の大人組にたいして、悲壮感全開な子供組。。
    もぉ~どうしましょ!また一人で興奮してます。
    yujinaさんの14話翻訳を楽しみにドキドキしながら待たせていただくことにします。

    私もギターを持った3人の登場には(゚∀゚ )アヒャ
    思わず、あの、、『ぴんから兄弟』を思い出しちゃった私(年代がわかるぅ(汗)
    恋愛にはサプライズがつきものの韓国ならではの大人組の演出ですね。
    ますます目が離せません。また寄せてくださいね(^^ゞ

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  17. yujinaさんへ♪

    ありがとうございます♪

    ますます切なくなっていくストーリー‥
    涙‥涙‥

    あー青春の日々!
    オヤジバンド!?  オヤジトリオ!?
    その背中は‥
    東京ロマンチカか、ピンから兄弟‥フルイ
    忘れられない登場場面になりました。
    楽しき人生‥回想中♪

    OSTを聞きながら~ラブレインの世界に浸りました。

    さっ!午後の仕事頑張ります!

    ありがとうございました(*´∀`)

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  18. こんにちは^^
    今日も感動いっぱい頂きました。

    ユジナさんの言葉が素敵で、ジュンに感情移入させられ過ぎちゃって大変です(T_T)
    哀しい感想は置いておいて、癒しのソノ君に思ったこと。

    ソノ君みたいな人って、気付いたら心の中に住んでたりする人かもしれないな~と。
    彼もまた、誰かを好きになるときに、好きだと意識してなかったのに、
    気付いたら彼女が心の中に居た~とか言うタイプかも。

    だから、かける言葉に下心とか皆無で、抵抗無く入ってきちゃうんでしょうね。
    いつでも正面突破、押せ押せのジュンにとって、実は手強いライバルになりそうです。

    もう今からその展開要らないですけど。。韓ドラだから有り得ますかね。。(;^_^A
    ライバルソノ君の姿も、こちらで見られるのか...楽しみです^^

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  19. Yujina様、いつも楽しく拝読しています。
    今回は私もオヤジ~ズに吹き出してしまいましたがそのあとのプロポーズでの笑顔…
    「イナだ!!」とすっかりやられてしまいました。
    そしてグンソクくんの涙の美しさにやられ、ソノに癒されています。
    いつもありがとうございます。

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  20. いつもありがとうございます^^
    こっちには初コメントです☆

    ほんとに毎回、素敵な翻訳、ありがとうございます^^
    うちには文才もないんで、うまく感想が言えませんが、言葉もわからないこんな自分が
    字幕のない韓国ドラマをここまで感情移入して見ることが出来るのも、yujinaさんの
    素敵な翻訳と言葉達のお陰だと思います。

    うちがグンちゃんを好きになるきっかけになった「メリは外泊中」の翻訳も
    今読ませてもらってます^^
    子育て中なので、昼間はなかなかゆっくり集中して読んだり、ドラマを見ることが出来ないですが
    時間を見つけては楽しんでいます♡

    あと・・・シリアスなシーンばっかりやのに、突然のオヤジーズの登場にはうちもwwwでした。
    素敵な演出になるはずやったんでしょうが・・・w

    ではでは次の訳があがるまで楽しみに待ってます(*^∀^*)

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  21. いつも楽しみにしています。
    本当にせつない話だったなぁ~、とは思っていましたがyujinaさんの訳を読ませていただき、情景が浮かび涙ぐんでしまいました。
    みなさん書かれていますが、ひとつひとつの言葉の選び方が繊細で的確で、すっと心にしみてきます♪

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  22. yujinaさん
    ずっと読ませてもらってました!
    いつも訳を読見ながら・・・映像が蘇り涙が出ます
    単語しかわからない私には、本当に感謝です!!!
    ツッコミにも、頷き笑ってます(*^▽^*)

    これからも楽しみに待たせてもらいます!

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  23. こんにちは(*^^*)
    Yujinaさん、いつも素敵な翻訳をありがとうございます。
    半年ほど前から、韓国語をTV講座などで少しづつ勉強していますが、聞き取れるのはほんの少し、ほとんどは映像を観ながら想像力を働かせるという感じです(^_^;)
    なので、yujinaさんの素晴らしい翻訳が独学からのものと知り、驚くとともに憧れます♡
    私も続けていけば、いつか韓国ドラマを字幕無しで理解できるようになるかしら…(^ ^)
    私は、このドラマの前半四話のイナとユニの美しく素敵なそして悲しい恋物語が好きです。
    伝えられない切ない思いと友情の間で苦悩するグンソクくんの演技が表情が本当に素敵…
    もっとイナを見ていたかった(>_<)
    なので、二人には幸せになって欲しいと思いますが、優しく思いやり溢れる二人は自分たちだけ幸せになることはできないと考えるでしょうね。
    ジュンとハナの恋もハッピーエンドになって欲しいし、この先の展開に目が離せません‼
    Yujinaさん、お忙しくてお身体壊しませんように……でも…待っていますm(_ _)m
    応援しています‼
    今まで何度かコメントさせて頂きましたが、名前の入力が上手くできなくて失礼いたしました。今回は上手くできるかしら…

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  24. yujinaさん。とても久しぶりにこちらへお邪魔させていただきました。

    11話の後半くらいからでしょうか、そこから一気に読ませていただきました。
    1話1話を読んで、その都度感想を伝えたかったのですが。。
    まとめてですみません。

    なんというか、イナとユニのみつめあう瞳に感じる思いと、
    ジュンとハナのみつめあう瞳に感じる思いの喜と哀に、
    心がせつなさに押しつぶされそうになりました。

    結ばれないことの辛さを知るイナとユニが、
    求め続けた愛する人とのしあわせを目の前にして、
    自分達の子供が苦しい思いをしている…この先に何があるのか、勝手に想像してはやりきれない思いでいます。
    ほんとに、何回泣くのか(T-T)

    yujinaさん、ほんとうに素晴らしいです。翻訳もしかり、情景や感情を言葉にかきおこすことは簡単じゃない。
    yujinaさんも監督さんです♪そして言葉は、演技をする俳優さんたちですね☆
    毎回思って毎回書いてしまいます。
    いつも楽しい時間をありがとうございます(*˘︶˘*)♡

    あ、私事ですが、私の癒しはソノです☆
    出てくるとホッとしちゃう♪あの笑顔で
    ちょっと休憩しましょう♪みたいな(笑)
    壁になって話を聞いてくれる、素敵だー(*´▽`*)

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  25. みっちぇる2012年5月16日 20:12

    はじめまして。 
    みっちぇると申します。  グンソクさんのファンです。
    いつもほんとに有難うございます。
    yujinaさんのおかげで、私はこのドラマに入り込むことができ楽しむことができています。
    いつも感謝して、大切に読ませていただいています。
    私も独学オンリーで、台詞の7割ほどはわかるのですが、アボジイナとイングクssiの台詞はほとんどわかりません。
    多少わかるだけに、”この台詞はすごく大事な台詞なのに、意味がわからへん~~~”とモヤモヤすることがあり、いつもこちらで助けていただき、”そうやったんや!”って、改めて感激したり、モヤモヤがスッキリしたりで、ほんとにありがとうございます。
    アボジイナとオンマユニの会話は、いいですね。  
    いい台詞が多いと思います。

    yujinaさんの”ひとこと”も楽しくて!
    徹子さんのむちゃぶりの話とか、キムシフくんへのコメントとか笑ったり、同感したり、感心したりです。

    yujinaさんのお名前を見ると、冬ソナでチュンサンが事故後目を覚ました時に言った「ユジナ」という台詞がヨンジュンさんの声でいつも聞こえるのですが(ヨンジュンさんの声も大好きで)、冬ソナにちなんだお名前かなと、勝手に思っています。

    一度お礼が言いたいと思っていました。
    楽しみにしております。 ありがとうございます。

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  26. 今回も本当にありがとうございます。

    おじさん3人組の歌と演奏、ずれてるのか???ハモってるのか???
    と思って聞いていましたが、やっぱりずれているんですよね(^_^)

    あ~あ!!すっきりしました。
    ご愛敬ってことで(^^)/

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  27. 月のうさぎ2012年5月16日 22:36

    yujinaさん いつも素敵なセリフありがとうございます。
    表情で大まかなあらすじは想像していますが、
    ジュンとハナのことばが素敵ですね。
    理性で抑えようとしても、心ではなかなか諦めきれない
    揺れ動く、二人の表情には惹きつけられます。

    ソノや助手も二人をそっと見守っていて、いい味出しています。
    大変でしょうが、楽しみでもあります。
    yujinaさんのペースで、無理せず、続けていただけたらと思います。

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  28. いつもありがとうございます。
    楽しみにしてました。
    ジュンとハナ・・・演技がすばらしい!
    観ていても 言葉がわからず・・・
    でも思い出しながら 翻訳を読ませていただいてます。

    これからどうなっていくのでしょうか?
    最終回にむけて・・・どんどん素敵なドラマになってほしいです。

    yujinaさん・・・くれぐれも無理をしないでください。

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  29. 続けての 翻訳ありがとうございます お体は大丈夫ですうか くれぐれも 無理しないでくださいね

    ここ何話は 泣きながら 読ませていただいてます 切なすぎます 辛すぎます 胸にぐさぐさとささります 読んだあとに 本編を見ると また 涙涙で 

    本当に素晴らしい 翻訳です ありがとうございます

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  30. こんばんは  初めてコメントします
    そもそも、パソコンもネットも無縁の生活でした   去年七月、メリをみるまでは…
    私に新しい世界を見せてくれたグンソク君、ありがとう
    そして、訳無しでは???だったのに、偶然ネットでめぐり合えたyujinaさん、ありがとう
    ほんとにほんとに、貴方のおかげで、ドラマの意味がわかって、泣き、笑い、ときめき…
    セリフだけでなく、心理描写や行間にこめられた意味までも訳してくれて…
    せつなさ倍増!ドキドキ倍増!くすっと笑える緑色のコメントも冴えていて、
    もうyujinaさんの訳のとりこです
    お体に気をつけて、これからもがんばってください
    最後…どうなるのか?  グンソク君のハッピーエンドを祈って
    毎回楽しみに待ってるyujinaさんファンの一人より

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  31. yujinaさん いつも素敵な翻訳ありがとうございます。字幕無しで見た後
    こちらにきてもう一度LOVE RAINを味わってます。
    yujinaさんの描く世界、大好きです。
    これからも楽しみにしています。よろしくお願いします。

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  32. いつもありがとうございます。

    おやじ三人組やってくれますよね!
    あのギターわざとなのか失敗なのか分かりませんが
    私もうけてしまいました(^^ゞ

    そして、それぞれの恋の行方はどこに辿りつくのでしょうか?
    人を好きになること、愛することは素敵なことなのに
    なぜこんなに苦しく切ない思いをしなくてはならないのでしょうか(>_<)

    心のもやは広がるばかりです。

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  33. ゆじなさんの翻訳でいつも楽しくサランピの動画見てます☆このドラマ切ないところが多くてメリみたいに笑えるシーンが少なめなのが私的には残念。。しかし風景や花が綺麗だから良しですwそして親同士、子同士恋愛するのは何故ダメなんだろうと思いながら見てたりします。。血つながってないし、いいやん!って感じで。。ってそうはいかないものなのかな?(^-^;

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  34. Yujinaさん、おはようございます(^-^)

    今回もステキな翻訳ありがとうございます。
    映像も音楽も無いのに、涙が出ました(T-T)
    最近は切なくて泣いてしまうことが多いけど、yujinaさんの翻訳を読むと、ちょいちょい挟まれるyujinaさんの感想や、ちょっとした突っ込みが楽しくて「プッ(>_<)」と笑ってしまいます。

    残すところ、後4話。まだ、一波乱ありそうですね(^^;また、yujinaさんの翻訳を楽しみにしています 。

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  35. Yujina さん안녕하세요(アンニョンハセヨ)

    今回も 素敵な訳を ありがとうございます。
    ネットラジオ.増岡さんの インタビューを先日 ようやく聴けて このブログを読ませていただける
    ありがたさを 改めて感じました。

    今回も ジュンが "終わりにしなければ" と、思えばおもうほど ハナを求めて苦しむ姿に涙し

    ひっそりと去ったハナの ジュンに残した特別なアネモネの  花言葉「あなたを愛します」に涙し

    幸せそうなオンマを 微笑みながらみつめる その悲しげな瞳に涙しました。

    鉢植えに添えられていた、メッセージの言葉がyujina さんの訳で解って 嬉しかった 

    イナは ハナから 「ステキなプロポーズ」を言われて 頑張っちゃったのかしら 

    #爆笑・・・・ごにょごにょ に 爆笑しました (^▽^) 

    イナの ユニへのプロポーズを

    あんなに楽しげに はしゃいで 祝ってあげる二人が 帰りの車のなかでは あんな会話していたとは。。。。


    Yujina さん  無理しないで と 言いつつ 続きを期待してしまう いけない私です~

    はい、ちゃんと待てます!  お待ちします  今回は 誕生日の朝に UPされていたので 

    プレゼントを貰ったようで 嬉しかったです☆

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  36. はなうさぎ2012年5月17日 9:55

    yujhnaさんいつも翻訳ありがとうございます‼
    やっぱりyujinaさんの翻訳が大好きです(^^)
    読みながら、涙でちゃいました…
    これからもよろしくお願いします!

    返信削除
  37. こんにちは。ありがとうございます。
    この13話、私の萌えポイントは、二日酔いジュンがミホに起こされるところ♡けだるくっていいな~♡
    でもテソンのモムチャンはいらないな~(;^_^A私がああいう体好きでないので、ああいう演出いらないと思いました。
    あと忘れてはならないのがぴんからトリオ!(ぴんからってトリオだったかコンビだったか忘れましたが)とにかく、あの君ぺのミュージカルシーンのあのガーデンであのプロポーズ演出!!笑うべきか、どうしようか、視聴者を悩ませますね~( ̄◇ ̄;)

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  38. yujinaさん こんにちわ^^

    最近は涙、涙ですね…
    映像がキレイなので涙のシーンもキレイなんですけどそこへ流れる音楽もよく合ってて特にピアノの音が涙を誘います…(´;ω;`)ウルウル

    それにラストシーン…
    ジュンの「はじめまして…」はツライっ!!
    辛すぎます゚(゚´Д`゚)゚


    キッチンガーデンから出てきた3人には私も笑ってしまいました^^;
    すぐにチャンモの蝶ネクタイに目がいき「お笑いトリオかーい!」って突っこんでしまいました(#^.^#)

    「S.I.H」 これはソン・インハのイニシャルですよね?
    頭文字が3つなんですね^^
    「~ンハ」って名前の人は「~ノ」って呼ばれてますよね?
    でも全てではないですよね。
    例えば「ヨンハ」は「ヨノ」って呼ばないですよね?
    呼んでたらスミマセン m(_ _)m
    これも韓国語の何かの法則なのでしょうか?

    すみません。 ちょっと気になったもので(#^.^#)


    それから…
    この前のコメントで字を間違っておりました!
    「太王四神記」でした! 
    すみません m(_ _)m

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    1. コメントありがとうございます。

      イニシャルの件、どなたかから質問が出るだろうと思っていました^^

      >「S.I.H」 これはソン・インハのイニシャルですよね?

      そのとおりです。

      まず、手始めに、「インハ」と発音してみましょう。
      その際、「ン」のときに前歯の裏に舌先をつけるか、どこにもつけないか、二通り試してみてください。

      カタカナで書くときに「ン」に置き換えて書いているハングルは複数あるんです。

      서인하(ソ・インハ)や이선호(イ・ソンホ)김윤희(キム・ユンヒ) の「ン」はハングルで「ㄴ」。
      これは前歯の裏に舌をつけて「ン」と発音します。
      そのまま次の「ハ」や「ホ」や「ヒ」を発音すると、つながって「イナ」「ソノ」「ユニ」と聞こえます。

      もう1つ、「ン」にあたるハングルに「ㅇ」があります。
      こちらの「ㅇ」は舌をどこにも当てずに、鼻濁音で「ン」と発音します。
      もし、ソノの名前が이선호ではなく이성호だったとすると、「ソンホ」の「ン」のとき、舌をどこにも付けずに発音するので、「ソノ」とはつながらず「ソンホ」と聞こえます。

      Toshiさんがおっしゃっている「ヨンハ」の「ン」もこちらですね。

      削除
    2. キャアッーーー 返信ありがとうございますっ!!
      モーレツに感動しておりますっ!!
      お礼の返信をどこへしたらよいのか悩んでいてこんなにお礼が遅くなり申し訳ございません。
      でもこの気持ちを抑えることができずココに書き込むことにしました。
      不慣れで申し訳ございません。m(_ _)m
      とてもわかりやすい説明ありがとうございます!ほんとによくわかりました^^
      しっかとノートに書き留めました!
      韓国語を勉強(勉強と言えるのかどうかは定かではないのですが^^;)し始めて少しずつ読めるようにはなったのですがまだまだで疑問ばかりが出てきます。。。
      もっともっといっぱいyujinaさんに質問したいのですがココはそんな場ではないですよね…
      yujinaさんは独学されたとありますが色々な疑問をどのように解決されたのでしょうか?
      すみません! 質問ばかりで m(_ _)m

      削除
  39. ちゅり(LoveyAngel)2012年5月17日 18:23

    yujinaさん!!
    翻訳お疲れ様です^^;
    「LoveRain(愛の雨)」とは涙のことかと思うほど、泣きのシーンが続きますね;;
    毎回もらい泣きです;
    でも、チャンモ甥とドンウク&チャンモ、ジュンの助手やスタイリストの存在によって中和されているような…そこが狙いなんでしょうかねぇ~--;

    いつもyujinaさんの翻訳を今か今かと楽しみにしておりますが、どうかくれぐれもご自愛くださいね。

    返信削除
  40. yujina様
    いつも大変お世話になっています
    更新されたのを見つけると、姿勢を正して拝見しています

    そうですよね、こんなにドラマに入り込めるのも、涙できるのもyujina様の翻訳があってこそ!ですね

    本当に感謝の気持ちでいっぱいです
    おやじs?ピンカラ兄弟?メガネ3兄弟?もうクスクス笑いました
    3人とも大真面目なのでしょうね

    辛い場面が続きますが、見守りたいと思います
    本当にいつもありがとうございます!(^^)!

    返信削除
  41. yujina様!!

     最近、こちらにお邪魔して拝見しています。
     yujina様の翻訳&描写は、小説を読んでいるようで”愛の雨”を2倍3倍にも楽しめています。
     ありがとうございます。

     これからも、楽しみにしています^^/
    無理なさらないよう、お体をお気を付け下さい。

    返信削除
  42. はじめまして、ソ ジュンと申します…
    胸を締め付けられる想いを押し殺している台詞なのに、…한국어を勉強しはじめたばかりの私には、…
    わぁ〜、自力でわかる台詞だぁ〜\(//∇//)\

    …すみません。ラストの台詞を、別の意味でしっかりと噛み締めた私なのでした。

    そんなレベルで耳を澄まして聞いている段階の私には、本当にYujinaさんの織り成す言葉が、
    教科書であり、師です。
    선생님 고맙다.

    つつっーっと頬に涙を落としたり、目を赤くして、溢れそうで溢れず、ウルウルと目にいっぱい涙を溜める… ソギファンとしては、その姿を、まだまだたのしみたいのに、話は終盤。
    どうなっていくのでしょうね。
    Yujinaさんのハングル勉強のバイブルになったという、その対訳本のように、私もYujinaさんの素敵な世界観がある文章をこれからも勉強させていただきます。
    …このドラマが、私のバイブルになる実を結んでくれる事も祈ります。何度も繰り返し愉しめるドラマに仕上がりますように。
    …行間の合いの手にクスリとし、癒されながら♡
    宜しくお願いします。

    返信削除
  43. Yujina さん~안녕하세요 (アンニョンハセヨ)

    発音の解説 ありがとうございました。

    実は 「今さら聞けない 小さな疑問 その1」でした。  
    なぜインハがイナに ユンヒがユニになるのか ずっと不思議に思っていました。 
    発音してみると確かに ナ に似た音になりますね
    訓練が足りないから まだ 無理くり ハ と発声しそうになりますが。。。


    ここの コメント欄に 書いていいものかどうか 迷ったんですが 
    不適切でしたら ごめんなさい  

    「その2」は どこで質問したらいいですか?

    返信削除
    返信
    1. みょんさん、こんにちは。
      ご質問、よければここにそのまま返信の形で書いてくださっていいですよ。
      私に答えられる質問であることを祈りつつ^^

      削除
  44. のの@くまこ2012年5月19日 21:57

    Yjinaさん 初めてコメントします。文を書くのがとても苦手なので
    どのようにコメントしたらよいかと・・・いつもためらっていましたが
    Yjinaさんの翻訳のおかげでドラマを一層楽しめています。
    感謝の気持ちを伝えたくてコメントさせていただきました。
    これからも無理をなさらずに、素敵な翻訳を期待しています。
    いつもありがとうございます。

    返信削除
  45. さぁ・・・2012年5月19日 23:30

    yujinaさん、はじめまして。
    翻訳をいつもサラサラドキドキ(笑)しながら
    繰り返し拝読させていただいてます。
    まるで小説のようですね。
    映像がなくても情景、心情が眼に浮かびます。
    これからもご活躍応援してます。

    返信削除
  46. 映像なくても切ないです。
    季節シリーズに続きソクホ監督の感じでています。
    KNTVは見れないし・・DVDはまだですし・・その前に
    翻訳本当にありがとうございます。
    最後まで宜しくお願いします。

    返信削除