2012/07/22

愛の雨~ラブレイン18話 vol.2

LOVERAIN18話、後半に入ります。



さっそくどうぞ





+-+-+-+

実習をしているハナの電話が鳴った。

電話の声「私よ。ジュンの母親」


+-+-+-+

ジュンの自宅に足を踏み入れたハナは、エレベーター室へと案内された。
この上にジュンの母親がいるのだろうか。
戸惑っている彼女の背後で、家政婦が扉を閉めた。

+-+-+-+

「待っててね。もう少ししたら晩御飯をご馳走するわ」

リビングの隣に座っているのは…ミホだ。
二人は顔を見合わせて微笑んだ。

ヘジョン「ジュンも呼ぼうかしら」
ミホ「(頷き)はい!」
ヘジョン「うふふ」

そこへエレベーターの上がってきたチャイムが響く。
降りてきたハナに、ミホが不思議そうに首をかしげた。

ミホ「どうしてここに?」

ハナが黙って頭を下げると、ヘジョンの冷たい視線が飛んだ。

ヘジョン「私が呼んだのよ」
ミホ「言ってくださればいいのに」
ヘジョン「言ったらあなた、気まずいからって来ないでしょ」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「突然約束ができたからって、ミホ、あなたとの約束は断りたくないの。負担に思わないで」
ミホ「えぇ」

ミホがハナに視線を戻し、目でソファをチラリと指した。

ミホ「座ったら?」

ハナが見つめ返すと、彼女はつまらなそうにその目を逸らした。
ハナは仕方なく、もう一度頭を下げ、ソファの片隅に腰を下ろす。

「ピュルルーン!」

その瞬間、気まずい沈黙を破ったのは、ハナの携帯電話だった。
一斉に二人の視線が集まるのを感じながら、ハナは慌ててポケットを探る。

「出てよ出てよ~ 出ないと許さないから~♪」

鳴り続ける場違いな着信音にオロオロするハナに、ヘジョンが一言、声を掛けた。

ヘジョン「出なさい」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「出てご覧なさい」
ハナ「・・・。」

彼女は恐る恐る頷いた。

+-+-+-+

ジュンはハンドルを握りながら尋ねた。

ジュン(電話)「どこ?」
ハナ(電話)「今電話に出づらいんです」

手で口元を隠し、出来るだけ小さく話したその声は、静まり返った部屋の中で妙に響いた。

ハナ(電話)「後で掛けますから」
ジュン(電話)」どこなんだよ。言わないつもりか?(ニヤリ)今から行くぞ」
ハナ(電話)「・・・。そんなこと言わないで。後で掛けますね」

電話を切ったハナは慌ててヘジョンを振り返り、目を伏せた。

ハナ「失礼しました。お話し…ください」
ヘジョン「・・・。」

+-+-+-+

そのころ、ジュンの車は自宅の駐車場に到着していた。

ジュン「何だよ…。誰と一緒なんだ?ホントに行くって言えばよかったかな」

+-+-+-+

「考えてみたわ」

そう切り出したヘジョンに、ハナの緊張が高まった。

ヘジョン「どんなに考えても、あなた自身が決心して身を引くのが一番いいと思うの」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「父親とあなたのお母さんのせいで、私と息子の関係も悪くなってしまったのに、私にこれ以上ジュンのこと苦しめさせないで」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「あなたと揉めて、ジュンと揉めて、あなたのお母さんと揉めて、ジュンの父親と揉めて…。(溜息)私、そうやってまだみんなを苦しめなきゃいけないかしら?」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「あなたが引き下がってちょうだい」
ハナ「…傷つけてしまって申し訳ありません」

ヘジョンが目を見開き、身を乗り出した。

ヘジョン「それで?」
ハナ「でも…それはできません」

溜息をつき、ヘジョンは肩を落した。

ハナ「約束したんです、もう一度付き合い始めた時に。ソ・ジュンさんの気持ちを一番に考えるって」
ヘジョン「・・・。」
ハナ「だから、私の勝手にはできないんです。申し訳ありません」
ヘジョン「何ですって?」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「あなた、本当にどうしようもないわね。今すぐジュンから離れなさい!」

そのとき、ふいに廊下の向こうからジュンが顔を出した。

ジュン「?」

ソファの隅で俯いているハナに気づき、ジュンは母親に近づいた。

ジュン「何してるんだ?」
ハナ「(顔を上げ)!」
ヘジョン「ジュン!(ハナに向き直り)あなたが呼んだの?」

ジュンの眼差しが厳しくなる。
彼はハナの腕を取り、引っ張った。

ジュン「出るんだ。行こう」

手を引かれるままハナが立ち上がる。

ミホ「オッパ!」
ヘジョン「待ちなさい!お母さんにそんな真似していいの?!待ちなさいよ!ジュン!」

+-+-+-+

玄関を出たところで、ハナはジュンの手を振り払った。

ハナ「離して。ただ話をしてただけだったんですから」
ジュン「母さんのことなら全部分かってる。乗れよ」

後を追ってミホが出てきた時には、すでに彼の車は猛スピードで走り去ったところだった。

+-+-+-+

ハナは恐る恐るジュンの横顔を窺った。
彼は頑なに前を向いたまま、怒った目でハンドルを握っている。

ハナ「大したことじゃなかったんです。ただ…」

彼は路肩に車を寄せて急停車させると、外に出て乱暴にドアを閉めた。
どうしようもない苛立ちが彼の背中から溢れだしていた。

ハナが助手席から降りてくる。

ハナ「怒らないで。何もなかったから」
ジュン「お前、バカか?間抜けか?!状況把握も出来ないのか?」
ハナ「・・・。」
ジュン「呼ばれたらどこでも行くのか?耐えられもしないくせに、何でやられに行くんだよ?!」
ハナ「だからって行かないわけにいかないでしょう?!ソ・ジュンさんのお母さんなのに、お母さんが呼んでるのに、行かないわけにはいかないわ!」
ジュン「何でお前がうちにまで呼ばれてるのに出くわさなきゃいけないんだ?」
ハナ「知ったらお母さんとまた喧嘩するでしょう?」
ジュン「喧嘩しようがどうしようが、俺が決める。お前の気にすることじゃない」
ハナ「私だって気にするわ」
ジュン「・・・。」
ハナ「お母さんに呼ばれたらまた行きます。私、努力するつもり」
ジュン「お前全く…!」

ハナは黙って彼を見つめた。
その真っ直ぐな眼差しにもう何も言えず、ジュンは深い溜息をついた。

ジュン「…今度また話そう」
ハナ「帰ります」

ハナはジュンの反応も待たずに背を向けて歩き出す。
ジュンは為す術もなくその強張った背中を見送った。


+-+-+-+

チャンソルと助手はホワイトガーデンの庭でアイスを舐めていた。

チョンソル「片思いしたこと、あります?」
助手「え?(笑)何回したか分かんないですよ。周りは可愛い女の子だらけでしょ。仕事が仕事だから」
チョンソル「(頷き)俺の周りも女だらけだな」
助手「?」
チョンソル「親父の姉妹にお袋の姉妹に叔父の嫁に」

二人は声を上げて笑った。

助手「女性関係が複雑なんですね」

チョンソルはうんうんと頷き、溜息をつく。

チョンソル「けど、最近変なんだよな。心臓が高鳴るんですよ。バクバク鳴って…。ホントに変だ。瞼に刻まれてるみたいに、目を閉じても思い出すし、目を開けても思い出すし」
助手「ミホさん?」
チョンソル「おっ?どうして分かったんです?」
助手「丸わかりですよ。毎日言い回ってるでしょ」
チョンソル「はぁ…。目はクルンとして唇はポッテリしてなぁ」
助手「けど、その口から出る言葉はめちゃくちゃ酷い」
チョンソル「子どもみたいに可愛くて」
助手「グズグズだだこねて」
チョンソル「でも、心はか弱くて」
助手「分別もなくて」
チョンソル「一片丹心(※一途な心)が泣かせるんだよなぁ」

そこに声が飛んできた。

ミホ「誰が?」
二人「?」
ミホ「誰がダダこねて分別なくて心がか弱くて一片丹心なの?」
二人「・・・。」
ミホ「あたしが大嫌いなタイプじゃない。誰のこと?」

二人は返事に窮し、顔を見合わせて笑った。

+-+-+-+

ソノが診察室に戻ってくると、待っていたミホが立ち上がった。

ミホ「今頃戻ってくるなんてどこ行ってたのよ?」
ソノ「父さんの病院にお連れする患者がいらっしゃったんだ。それから訪問診療に寄ってね」

ミホが力なくソノのデスクの横に座り込んだ。

ソノ「どうした?」
ミホ「大変なことになっちゃった。ジュニオッパに何されるか…」
ソノ「何で?」
ミホ「おばさんがあの子を家に呼んだんだけど、私も一緒に呼ばれたのよ」
ソノ「!」
ミホ「巻き添えに遭っちゃった」
ソノ「ハナさん?おばさん、ハナさんのこと知ってるのか?」
ミホ「そうだったのよ」
ソノ「・・・。」
ミホ「けどあたし、おばさんのこと理解できるわ。そんなのいけないことでしょ。おばさんが悪いのは分かってるけど、仕方ないと思うの。どれだけショックだったかしら」
ソノ「・・・。」
ミホ「だからあたしだって跳ね返して帰ってくるなんて出来なかったのよ」

ソノが静かに口を開いた。

ソノ「ハナさんに…謝るんだ」
ミホ「イヤよ。何であたしが謝らなきゃいけないの?あたし、おばさんの味方になるわ」
ソノ「・・・。」
ミホ「ジュニオッパのこと、どうにかして止めてみせる」
ソノ「・・・。」

+-+-+-+

庭の椅子に腰を下ろしたソノは携帯の連絡先を開いた。
ハナの名前をタップし、じっと画面を見つめる。
ひとしきりためらった後、彼は寂しそうに溜息をついた。

ソノ「もう連絡しないことにしたじゃないか」

+-+-+-+

バス停に着いたとき、ハナの携帯の着信音がなった。

ソノ(メール)「たくましく元気に過ごしてますよね?」

ふっと微笑んだ彼女はバス停のベンチに座った。
携帯を前に構え、映像電話に切り替える。

ハナ「ソノさん」

画面の中でソノがこちらを見つめていた。

ハナ「あっ。髪型変えたんですね」
ソノ「(頷き)えぇ」
ハナ「どうしてそんなに暗い顔してるんですか?(顔を触り)私、変な風に映ってます?」
ソノ「(笑)いえ」
ハナ「髪型、よく似合ってるみたい。どうしたんですか?何かいいことでもありました?」
ソノ「そんなんじゃないんです。ハナさんは?元気にしてますか?」
ハナ「…えぇ」
ソノ「ただ励ましたくて電話したんです。何もかも全部、元気出して」
ハナ「(微笑み)もう元気出ましたよ」
ソノ「我慢もしないで」
ハナ「え?」
ソノ「笑ってる姿が可愛いって、ただそういうこと。ハナさんはね、笑ってる姿が可愛いんです」





ハナはカメラに向かって微笑み、指でキュッと口角を押し上げてみせた。
画面の中でソノもつられて笑う。
そんなハナの笑顔を見ながら、ソノは電話を切った。

ソノ「辛いこと…あまり起こらなきゃいいのに。ハナさん」

+-+-+-+

ハナはリゾートの一画でスタッフたちが作業しているのに気がついた。

ハナ「どうしたんですか?ここで作業するって聞いてなかったんですけど」
女性スタッフ「学校が早く終わるって聞いて待ってたの。ちょうど良かったわ。ここの花、ハナが選んで植えたんですって?」
ハナ「(頷く)」
女性スタッフ「植え替えていいものがあるか見てほしいって要請があったの。ちょっと見てくれる?」

ハナは女性スタッフと一緒に花をチェックし始めた。

+-+-+-+

「あの子なの?」

窓の外にいるハナの姿を眺め、上品な婦人が振り返った。
婦人の視線の先にいたのはテソンだ。

テソン母「思っていたより可愛いわ」
テソン「可愛いって言いませんでしたか?」
テソン母「可愛いとは言わなかったわ。純粋で明るくて、温かい。そう言ったかしら?」

テソンは嬉しそうに笑った。

テソン母「まだあなた一人で想ってるだけなんですって?」

黙って俯く息子を笑顔で見つめ、母はもう一度窓の外のハナを眺めた。

#自分が一方的に好きなんだってちゃんと母に話してるテソンのポイント上昇(笑)こういうとこ大事
#そして、テソンの母が優しそうな人だっていうのも絶妙な設定だ

+-+-+-+

「チョン・ハナさん?」

聞き慣れない声に、ハナは驚いて顔を上げた。

そこには多くの側近を引き連れた婦人が一人。
そして、その隣にはテソンがいた。

ハナ「はい?」
テソン「ハナさん、池岩財団のイ社長なんだ」
ハナ「あ、はい。(頭を下げ)こんにちは」
テソン母「今度植物園に新しく出来た区域があると聞いたのだけれど、案内をお願いしてもいいかしら?」

テソンが嬉しさを隠せず下を向いた。
ハナは戸惑いながら微笑む。

ハナ「はい。私にうまく案内できるか分かりませんが」

テソンが小声で懸命に「野生花!」とアドバイスを送る。

ハナ「あぁ。今回新しく出来た区域は野生の花を生き返らせる区域として大きな意味があるんです」
テソン母「では、行きましょう」
ハナ「はい」

気持ちのいい日差しの中でキラキラと輝く樹木たち。
その間をぬうように作られた小径を、ハナはテソンの母を案内しながら歩いた。

「社長!」

園長が駆けつけて頭を下げると、テソン母は彼と一緒に歩き出す。
ハナはその後姿を見送った。

テソン「うちの母さん」
ハナ「!」
テソン「お前のこと見に来たんだ」
ハナ「え?!」

そこへ柔らかい声が飛んだ。

テソン母「ハナさん」
ハナ「…はい」
テソン母「ハン代表、行きましょう」

歩き出そうとしたハナは、ふと前の方に自分を見ているジュンの姿を見つけ、驚いて立ち止まった。
一人で帰ってしまった彼女に会いに来たのだ。
彼の視線を痛いほど感じながら、ハナはどうすることもできず社長の待つ方へと歩き出した。

テソン「ここは歩いて回るには広すぎます。ハナも大変ですよ」
テソン母「そう?(ハナに微笑みかけ)そうかしら?」
ハナ「いいえ。大丈夫です」
テソン「いえ、大変ですよ。(秘書に)車を持って来て下さい」

ハナの視線の先で、ジュンが背を向けた。

+-+-+-+

本館の前でテソンの母の乗る車が走り去った。

ハナ「行くね」

テソンは先に入っているように職員たちに告げ、歩き出したハナを追いかけた。

テソン「母方の祖父が植物に関心が深かったんだ。それで母さん、植物園に特に関心があるんだよな」
ハナ「・・・。」
テソン「お前が植物園で働いてるって聞いて喜んでた」
ハナ「・・・。」



俯いたまま歩くハナの顔を、テソンが覗きこんだ。

テソン「母さんがお前に会いたがったんだよ」

ハナが立ち止まり、テソンを振り返る。

ハナ「先輩のお母さんが、どうして私に会いたがるの?」
テソン「当然じゃないか?息子の好きな人なんだから」
ハナ「・・・。」
テソン「言ったろ。これからお前の人生に介入するって」
ハナ「先輩」
テソン「お前が決めたことは軽率だって、俺はまだそう思ってる。だから、押し付けだと思わずに、選択権を貰ったんだって、そう思ってほしいんだ」
ハナ「何て言ったって、私はソ・ジュンさんと別れないわ」
テソン「・・・。」
ハナ「ごめんね」

+-+-+-+

自宅のそばまで帰ってくると、もう日が暮れていた。
テソン、そしてテソンの母といるところでジュンに出会ってしまった気まずさが、一人になった彼女の中で膨らんでいた。

ハナ「よりによってどうしてあんなときに…」

そこへ、向こうからジュンがやって来て、彼女の前に立った。

ハナ「待ってたんですか?」

ジュンは彼女を見つめたまま、黙って頷く。

ハナ「待ってるならまっすぐ帰ってくればよかった」
ジュン「…ごめん」
ハナ「・・・。」
ジュン「辛かったろ。うちの母さんのせいで。それに、俺のせいで」
ハナ「・・・。」
ジュン「ごめんな」
ハナ「・・・。」

+-+-+-+

ソファで洗濯物を畳みながら、ユニは壁にかかる絵を見上げた。
30年前にイナがユニを描いたものだ。

病院でのドンウクとの会話が蘇った。

ドンウク「(笑って)昔も今も一緒だ。病気だとも知らずに別れて、30年もお互い想い続けてたでしょう。今回はイナに知らせてやっちゃいけませんか?」

ユニは迷いを振り切るように、洗濯物に手を伸ばした。

+-+-+-+

家に籠っているイナの元へ、ドンウクとチャンモが押しかけた。
すでに酔っ払って上機嫌な二人を、イナは黙ってリビングに案内する。

ドンウク「何でじっとしてるんだよ」
チャンモ「一人でどうしてるかなぁって気になって来たんだ。いくら呼んでもピクリとも動かんからな」
ドンウク「(チャンモに)おい、気にするな。ただ会いに来たんだから」
チャンモ「おう!来ないなら俺たちが押しかけるからな!」

ソファに腰を下ろしたイナに、チャンモが飛びかかった。

3人でグラスを合わせると、チャンモが口を開いた。

チャンモ「なぁ、お前何で息子の前で引き下がったりするんだ?」
イナ「・・・。」
ドンウク「チャンモ、子どもに勝てる親なんていないぞ」
チャンモ「それでもこいつ、30年も待ってたのに。息子はこれからも出会いがあるだろ」
イナ「俺も30年前は若かった。誰か違う人に出会えるなら、出会えてたろうな」
チャンモ「ジュンはお前とは性格が違うだろ、性格が」
ドンウク「(イナに)チャンモは酔ってんだ」
イナ「・・・。」
チャンモ「若くて熱いのも愛だけどな、一緒に年を重ねる愛もどれだけ切ないか!」
ドンウク「(頷く)」
イナ「ユニさんが先に知ったとしても、同じ決断をしたはずだ」

ドンウクがグラスを置いた。

ドンウク「イナ、ユニさんはな」
イナ「?」

まっすぐ見つめ返すイナに、ドンウクは続きを話すことができず、もう一度酒に手を伸ばした。

ドンウク「いいんだいいんだ。飲もう。飲もうぜ」

もう一杯、腹の中に流しこみ、ドンウクは穏やかなイナを黙って見つめた。

+-+-+-+

森の中のベンチに二人は座っていた。
ジュンの肩にもたれかかったハナに、彼がそっと声をかける。

ジュン「腹減ったろ。何か食べに行くか?」
ハナ「もう少しだけこうしてる」

ジュンは深く息を吐き出した。

ジュン「最高だな。世界中に俺とお前、二人っきりでいるみたいだ」



しっかりと絡め合った指が、どちらともなくお互いの指をなぞる。

ジュン「けどさ、あいつ何で母親にお前を会わせようとするんだ?」
ハナ「いつも”あいつ”って言うのね」
ジュン「またそれで喧嘩したいのか?」

ハナが口を尖らせて顔を起こした。

ハナ「イ社長は植物園に関心があるから、ただご覧になりたかっただけよ」
ジュン「・・・。」
ハナ「お母さん、ミホさんのことが好きみたいだけど」

ジュンがゆっくりとハナの横顔を振り返った。

ハナ「母娘みたいだった」
ジュン「(呆れて笑う)それとこれとは違うだろ。ソノとミホは元々うちの家と近い間柄なんだ」
ハナ「二人共お似合いだわ」
ジュン「何だって?」
ハナ「そっくりでしょ。性格もスタイルも」
ジュン「俺とお前だって似てるところはたくさんある」
ハナ「何ですか?」
ジュン「うーん。せっかちで嫉妬深いところ」
ハナ「・・・。」
ジュン「それから…せっかちで嫉妬深くて…」

話しながら思わず笑い出したジュンにつられ、ハナも笑う。

ジュン「だからさ、ずっと植物園に住んでなきゃいけないのか?」
ハナ「・・・。」
ジュン「毎日あいつと顔合わせることになるだろ」
ハナ「(微笑んで)それなら、ミホさんとも仕事しないで」

横目で見上げるハナに、ジュンは黙って頷いた。
そんな彼にハナはふっと笑う。

ハナ「お母さんとも喧嘩しないで」

黙ったまましばらく考えていた彼は、そのまま彼女の肩を抱き寄せ、優しく髪を撫でた。

ジュン「辛くても、何があっても、逃げるのはよそう」



そっと額に口づけると、彼女は満足そうに微笑み、目を閉じた。

+-+-+-+

ジュンが母の部屋に入ると、彼女は点滴を受けながらでベッドに横たわっていた。、
溜息をつき、ジュンは彼女の脇に腰を下ろす。

ジュン「母さん」

母は返事の代わりに寝返りを打ち、息子に背を向けた。

ジュン「母さん」
ヘジョン「・・・。」
ジュン「母さん。黙って受け入れてください。母さんがどんな気分でいるか、分からないわけじゃないんです。けど…」
ヘジョン「あなたには分からないわ。分かってないのよ」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「分かってたら2度もこんな目に遭わせる?」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「他の人でもない、あなたがね」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「あなたの父親も辛い思いをした人だから、結婚を祝福するつもりだったわ。ユニでさえなければね。だけど、あなたは違う。私はね、あなたに会わずにいる自信がないの」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「だから、どんな手を使ってでも引き離すわ。見てなさい」
ジュン「・・・。」

+-+-+-+

翌朝、秘書の一人がヘジョンに報告書を差し出した。

秘書「詳しく調査いたしました」

さっそく報告書を開いた彼女の目が、ある一点に吸い込まれるように止まった。

+-+-+-+

ヘジョンは植物園にハナを訪ねていた。
目の前で俯くハナを黙って睨みつけると、ヘジョンはようやく口を開いた。

ヘジョン「うちの息子と別れられないかしら?別れてくれれば嬉しいんだけど」
ハナ「申し訳ありません。それは出来ないんです」
ヘジョン「(溜息)あなたに教えてあげるわ」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「偶然分かったの」
ハナ「何の…ことですか?」
ヘジョン「あなたのお母さんのことよ。お母さんの具合が悪いこと、知ってるかしら?」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「目が悪いことは?」
ハナ「?」
ヘジョン「まだ進行してるらしいわ」
ハナ「進行…してるって?」
ヘジョン「1年以内に失明するかもしれないって」
ハナ「!」
ヘジョン「私がこんなこと言うべきか分からないけど…。私はね、あなたたちが別れてくれれば嬉しいの」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「私のためにも。それに、あなたのお母さんとジュンの父親のためにもね」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「分かる?」

動揺したハナの耳に、もうヘジョンの言葉が入る余地はなかった。

ヘジョン「あなたのお母さんとジュンの父親が結婚することには反対しないわ。だけど、あなたたち二人はダメ」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「うちのジュンを手放して」

俯いていたハナが視線を上げ、まっすぐにヘジョンを見つめ返した。

+-+-+-+

コーヒーを入れ、イナがアトリエのキッチンから出てくると、ちょうど訪ねてきたヘジョンが彼を睨みつけていた。

イナ「何事だ?」
ヘジョン「あなた、よくも私にここまで出来るわね」
イナ「・・・。」
ヘジョン「何を譲るって?ジュンとあの子に結婚を譲るの?」
イナ「・・・。」
ヘジョン「私のことは眼中にもないの?」
イナ「そうだな。君にはすまないことをした」
ヘジョン「ジュンまで!私からジュンまで奪うつもり?ジュンは絶対にダメよ」
イナ「・・・。」
ヘジョン「こうなったら、このままあなたが結婚なさいよ。あなたがするの!それならもう経験したことだから」

イナは目を閉じ、長い溜息をついた。

イナ「子どもたちのことはそっとしておくんだ」
ヘジョン「それはこっちのセリフよ」
イナ「・・・。」
ヘジョン「私は絶対ジュンを手放さないわ。どんな真似をしてでも妨害するつもりよ」

強く言い捨て、ヘジョンは絶句するイナの前でさっと背中を向けた。

+-+-+-+

イナは長い間ソファに座って考え込んでいた。

俄にその目に力が宿ると、彼は立ち上がった。

+-+-+-+

ジュンはスタジオで手早く商品の撮影をしていた。
ひと通り撮り終え、次の商品を準備するよう声を掛け、助手にカメラを渡す。

振り返って歩き出すと、彼は入り口に父が立っているのに気づいた。

+-+-+-+

父と息子はテーブルを挟んで向き合っていた。

イナ「お前の母さんが気づいたようだな」
ジュン「・・・。」
イナ「心配になって来たんだ」
ジュン「僕たちは大丈夫です」
イナ「・・・。」
ジュン「父さんは…どうなさってますか?」
イナ「忙しくしてる。私の心配はするんじゃない」
ジュン「・・・。」
イナ「大丈夫そうで良かった。もし私の助けが必要なら、いつでも連絡するんだ」
ジュン「・・・。」

俯いて何か考えていたジュンは、立ち上がった父を呼び止めた。

ジュン「父さん」
イナ「?」
ジュン「父さんが知っておくべきことがあるんです」

深刻な息子の表情に、イナは彼の方にまっすぐ向き直る。

ジュン「話してもいいのか、話すべきなのか悩んでいて、これまで会いに行けなかったんです」
イナ「どんなことだ?」
ジュン「話したら、僕たちが本当に諦めなきゃいけない状況になるんじゃないかって、それが怖かったんです。けど、父さんには公平でいるべきだと」
イナ「・・・。」
ジュン「父さんも…僕たちのために諦めてくださったから」
イナ「どうしたんだ?」
ジュン「ハナのお母さん、具合が悪いんです」
イナ「?」
ジュン「失明…することになるかもしれません」
イナ「!!!」
ジュン「・・・。」

+-+-+-+

ハナは母の姿を探し回っていた。

ハナ「室長!」
女性スタッフ「?」
ハナ「お母さん、どこですか?」
女性スタッフ「副園長?病院にいらっしゃったわ」
ハナ「病院?」
女性スタッフ「風邪を引かれたみたい。最近頻繁にいらっしゃるの
ハナ「どこの病院ですか?」
女性スタッフ「同窓の方が経営してる病院だって聞いたわ」
ハナ「・・・。」

+-+-+-+

検診センターの一室から、看護師に支えられてユニが出てきた。
ユニの表情はとても穏やかだ。

廊下を見渡し、看護師が声を掛ける。

看護師「息子さん、今日はお見えじゃないんですね」
ユニ「(微笑)息子じゃないんです」
看護師「あ、いらっしゃったわ。お気をつけて」

看護師はさっとユニの手を離し、戻って行った。
ユニがよく見えない前方を眺め、宙に浮いた手を持て余していると、さっと別の手が伸びて彼女の手を取った。

彼女は嬉しそうに歩き出す。

ユニ「ソ・ジュンさん、ありがとうございます。でも、ずっと来なくてもいいんですよ」

彼女の隣で、低く静かな声が響いた。

イナ「大丈夫か?」
ユニ「!」

驚いて立ち止まった彼女が振り返ると、ぼんやりとした視界の中で少しずつイナの輪郭が浮かび上がり、鮮明になった。

ユニ「!」

黙って彼女を見つめる彼に、ユニも言葉がなく、彼女の目はみるみるうちに潤んでいく。

二人の向こう側で、そっと陰からジュンが現れ、二人を見つめた。
そして、反対の入り口側からハナが駆け込んできて、立ち止まる。
俄に二人を結ぶ対角線が出来上がった。

ジュン「ハナ…」
ユニ「?」

ジュンが思わず呟いた声に、ユニが振り返る。
そこには自分を見つめている娘の姿があった。

ユニ「!」

ハナの目からあっという間に涙が溢れてこぼれ落ちる。。
彼女は何も言わずに母に駆け寄り、強く抱きしめた。
母娘を見つめるジュンの眼差しは、どこまでも悲しく、切なかった。



+-+-+-+

ここでエンディングです。

仕事が忙しくなって余裕がなかったことが大きかったのですが、
冒頭のヘジョン・ミホとの気まずいシーンにどうにも気が進まず、長い間手が付けられずにいました。

「今日こそ!」と久しぶりに本気出してやり始めたものの、
イナの名前が出て来なくて30秒くらい考え込んだのはホントの話(∀`*ゞ)テヘッ

すっかり遅くなってしまいましたが、とにかく最後までやり遂げるつもりでいます。
ここまで待ってくださって、この翻訳を読んでくださる皆さん、本当にありがとうございます。

それにしても、イナの괜찮소? は最高♥

32 件のコメント:

  1. ありがとうございました             グンちゃんに再会できたような気分      うれしいです

    返信削除
  2. yujinaさん♪

    ありがとうございます♪
    一気に読みました!
    yujinaさんの 文章に惚れている自分を再認識しました~♡

    三人の母の心の葛藤‥
    (テソンの優しい母も加わっていただいて)
    母二人の心のぶつかり合いの中に、ぽっと~テソンの母‥仕事もこなし息子も理解し包み込むような優しい母‥理想の母
    やはり理想は現実には難しい。
    ヘジョンの心は誰もが心にある部分‥
    表になかなか出すことの出来ない部分
    この回は、すっかりオンマ目線になっちゃいました(^。^;)
    翻訳から映像がしっかり見えました♪
    最後まで~楽しみに待っています!(^^)!

    返信削除
  3. yujinaさん♪

    ありがとうございます♪
    一気に読みました!
    yujinaさんの 文章に惚れている自分を再認識しました~♡

    三人の母の心の葛藤‥
    (テソンの優しい母も加わっていただいて)
    母二人の心のぶつかり合いの中に、ぽっと~テソンの母‥仕事もこなし息子も理解し包み込むような優しい母‥理想の母
    やはり理想は現実には難しい。
    ヘジョンの心は誰もが心にある部分‥
    表になかなか出すことの出来ない部分
    この回は、すっかりオンマ目線になっちゃいました(^。^;)
    翻訳から映像がしっかり見えました♪
    最後まで~楽しみに待っています!(^^)!

    返信削除
  4. のの@くまこ2012年7月22日 22:48

    待ってました!!!
    お仕事お忙しいのにありがとうございます

    久々に映像がよみがえってきました。
    ドキドキしながらハラハラしながら
    読ませていただきました
    最後まで楽しみにしています

    返信削除
  5. 楽しみに待ってました。

    こうやって読み返してみると、画像が浮かんでくるようです。

    最後まで読みにきますね。

    無理なさらないように。

    返信削除
  6. 初めて書き込みます。
    いつもこのブログを楽しみにしているyujinaさんの大ファンです!
    的確な訳とセリフとセリフの間の文章が素敵です。
    小説を読んでいるようで、本当にすごい文章力だと思います。
    このブログを知ってからは、とにかく続きが読みたくて、更新がないか確かめる毎日を送っています。
    最近、更新がなくて、とっても心配していました。
    こんなにも楽しみにしているのに、感謝の言葉を一度も書き込まないのは失礼ですよね。
    お仕事がお忙しいなか、ありがとうございます。
    これからもよろしくお願いいたします。

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  7. yujina様
    しばらく更新されてなくて、体調でもお悪いのかと
    心配しておりましたが、今日続きが見れて
    安心しましたし、嬉しかったです。

    ドラマを思い出しながら
    楽しく読ませていただきました。
    へジョンとハナのやりとりはハラハラするし
    ジュンとハナのベンチのシーンは
    ドキドキしました。 うらやましい…

    後の2話も楽しみに待ってま~す。

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  8. ユジナさん

    お忙しい中、翻訳有難うございます。

    ユジナさんの翻訳は本当に良いです!!!o(〃^▽^〃)o

    心が優しくなる翻訳で好きです。

    後2話.....何だか寂しいですが、楽しみにしています。

    お体無理なさらず、時間の有る時に残る2話の翻訳宜しくお願いします。(=⌒▽⌒=)

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  9. 今回もありがとうございます!

    やっぱり、私、yujinaさんの訳が大好きなんだと実感しました。

    それぞれの心の中にまでそっと寄り添ってらっしゃるから。


    後2話、どれだけ時間がかかっても待ってます!
    決して無理はなさらないでくださいね。

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  10. こんにちは(^^) ユジナさんの翻訳ず~と待ってました!嬉しいです♪♪ 続きも楽しみにしてます(^^) お願いしますm(__)m

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  11. Yujinaさま、いつも楽しく拝読しています!!
    毎日覗いていました…お元気そうで何よりです。

    皆さん書いてらっしゃいますが久しぶりにYujina様の文章を読んで本当になごみました。
    美しい文章は読んでいて気持ちがいいです。
    物語はいよいよラスト2話を残すところですが私も母なので3人の母の気持ちは複雑ですね~
    いつもありがとうございます。

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  12. しばらく更新されていなかったので、Yujinaさんの体調を心配しておりました。
    でも、いつものステキな文章にまたお目にかかれてうれしく思います!
    すっかりYujinaさんのファンになって過去の他の作品の翻訳も最近読ませていただいてます。
    ラブレインの70年代の部分はプリントして何度も読み返しているんですよ。
    韓国語の勉強に活用させていただいてます。
    この回、ラストの4人の描写にうるうるでした。やっぱりYujinaさんの文章はステキです!
    アップありがとうございます。

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  13. お忙しい中、素敵な翻訳をありがとうございます☆
    無理しないでくださいね。yujinaさんの翻訳を読むためならいつまでも
    待てますから(*^^)v またよろしくお願い致します。

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  14. ありがとうございました。
    いつまでも待っていますので、ゆっくりでかまいませんのでよろしくお願いします。
    もうすぐフジテレビで、放映になりますね。どこがカットされているのか楽しみ(?)にして見ようと思っています。

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  15. yujina様 はじめまして 
     
    ずっとずっと 楽しみに読ませていただいてました。
    yujinaさんの翻訳は ほんとに 映像が浮かんできて
    場面を思い出しては どきどきしたり にやついたり うるうるしたり・・
    言葉がまっすぐ心に届きます。翻訳 本当にありがとうございますm(--)m
    最後まで がんばってくださるとのこと・・感謝感謝です
    いつまでも待てますから、お体に気をつけて 無理をなさらずにね。・。・

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  16. いつもありがとうございます。
    久しぶりの翻訳、心に染みますね♡
    ちょうど18話観終わった後に読ませて頂いたので、表現の違いが良くわかりました。
    韓国語頑張って勉強しょうと思います。
    後、二話になってしまいましたね、名残惜しいです。
    宜しくお願いします。

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  17. yujinaさん、おはようございます^^
    ずっと更新が無かったので、頑張ってという私のようなコメントがストレスでは?と心配になっておりましたが、昨日久しぶりに更新されていて興奮しました〜〜

    更新の無い間、1話から何回も復習で読ませていただきました。
    yujinaさんの訳は、台詞はもちろんの事、台詞と台詞の間の描写が素晴らしいです!!
    美しい映像が目の前に蘇ってきました。

    >とにかく最後までやり遂げるつもりでいます。
    とても嬉しいですが、ご無理せずにゆっくりで大丈夫です。
    私(たち)はyujinaさんの訳のファンなので、いつまでも待ち続けられますから^^

    週末にKNTVも18話まで進みましたが、ジュンの台詞でどうしても気に入らないところがありました。
    やっぱりyujinaさんの訳が私の中ではピッタリで、どうにも違和感が感じられました^^;
    私の頭には、yujinaさんの訳が刻まれているんです^^

    本当にあと2話ですね。最後までどうぞよろしくお願いします。

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  18. yujinaさん、お疲れさまでした♪

    きた~!!ちょっと読み遅れたことが悔しいぐらいです…
    そうやそうや、そうやった!こんな場面あったなぁ~と、懐かしく読ませていただきました。
    助手くんとチョンソルのテンポの良い掛け合い、楽しかったです(^-^)
    また訪問します。ありがとうございました♪

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  19. いつも、ありがとうございます。
    楽しみにまってます。

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  20. いつも楽しみに読ませていただいています。
    最近更新がなく、どうされたのか心配していましたがよかったです。
    仕事もお忙しいみたいですね。。。無理なさらずに。

    いつもありがとうございます。残りも楽しみに待っています。

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  21. 来た来たー!!!!!

    OST2も韓国から届いたし

    準備万端、お待ちしていました!!!!!


    KNの翻訳とはびみょーに違い

    ヤッパyujinaさんの世界ですね!!!!!

    チュニオンマの攻めにもまけず

    やさしいテソンオンマにふれてもぶれない強さ!!!!!

    ユン・ソクホ監督は、ユニとハナをもって

    慎み深く強い韓国女性を教えてくれていますね!!!!!

    待っていた間に、行ったり来たり何回も見て
    復習して、そうかー!!!!!はーはー!!!!!

    と、いっぱい思ったことあるんですけど!!!!!

    忘れちゃいました!!!!!

    PC.IPhon.TVと3ヶ所の録画を見て
    ダダはまり状態の今日この頃!!!!! 超いそがしいのに!!!!!

    娘二人にパボヤ?と寒い目で見られようと、

    トコトン行くタイプ!!!!!

    ところで、OSTは音楽的には、2のほうがいけてます!!!!!

    あと、2話!!!!! 今から名残惜しい!!!!!

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  22. お仕事が忙しかったことと話の内容が辛いこともあって、時間がかかっていたのですね。
    毎回、本当に楽しませていただいております。
    ありがとうございました。

    せかしちゃいけないとは思いつつ、早く読みたくてウズウズしています。
    最後までどうぞよろしくお願いします。

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  23. 待っていました!!!!
    まっていましたよ〜
    ありがとうございまーす♪
    一喜一憂しながら読んでおります。

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  24. はじめまして。いつも素敵な翻訳をありがとうございます。
    あと2話もたのしみに待っています。
    けして無理せずご自分のペースで最後まで
    よろしくお願いします。

    yujinaさんのおかげで韓国が大好きになりました。

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  25. しばらく更新されてなかったので、皆さんと同じく 心配しておりました。

    忙しい中、翻訳 ありがとうございます。


    今日から 地上波での放送が始まりましたが、  地方局は 置き去り状態で・・・ (泣)


    動画は ほとんど削除されてしまっているので、もう 長い間『ラブレイン』から遠ざかっていたのですが


    18話 ラスト

    もう、鳥肌が立ちました !!

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  26. yujinaさん
    お仕事お疲れ様です!
    そして、翻訳もありがとうございます!!!
    ずっと、18話後半を待っていました。

    ソノとハナのテレビ電話の内容がずっと気になっていたので
    今日、翻訳を読みなんだかスッキリしました。
    と同時に、ソノの切ない気持ちがより私の心を切なくさせました。
    どこまでも優しいソノが少し愛おしく感じました。

    相変わらず、へ・ジョンは厳しい人ですが
    ジュンを取られまいとする母の気持ちも分かります。

    それから、最後にユニの失明するかもしれない状況をハナが知ってしまう時に
    ジュンが立ち会ってしまった事もとても悲しかった・・・

    ですが、これれから先の2話できっとより強い絆でジュン・ハナは結ばれるのでしょうね。

    やはり、yujinaさんの翻訳には、人をのめりこませる力があります。
    次の回が早く読みたい気持ちと
    yujinaさんのお体やお仕事を考える気持ちが入り混じり
    やっぱり、早くって急かしちゃいけないなって思っています。

    本当に、あと2話、お体大事にお仕事も頑張って翻訳もyujinaさんのできるスピードで頑張ってください。
    いつも、お待ちしています!!!

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  27. yujinaさん
    ありがとうございました。最後までやり遂げるとおしゃってくださったのが嬉しいです。
    ずっとお待ちしています。
    地上波での放映がはじまりました。翻訳を見ながら、韓国版との違いに気づかされています。
    かなりカットされているところもあるように思われますが、これがあるから大丈夫です。

    暑さが厳しい折、お体お大事になさってください。

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  28. 完訳宣言してくださってありがとうございます♡
    暑さも吹っ飛ぶ〜♪───O(≧∇≦)O────♪嬉しいです。

    Yujinaさんの訳は、사랑비の映像美と、人物の描かれていない行間の心の動きを浮き彫りにして、作品の良さが心に沁みるんです。

    地上波を毎日楽しみにしてはいますが、略されてる場面もあって、
    又テロップではきっと字数制限があるのでしょうが、
    台詞じたいも簡略化されていて、なんか物足りないなくて。

    Yujinaさんは登場人物側、画面の中から語り掛けるような臨場感ある文章ですよね。素敵です。

    お忙しいでしょうが、楽しみにしてます♡ 続きを是非m(_ _)m

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  29. はじめまして、お忙しい中ありがとうございます。
    毎回とても楽しみにしていました。韓国語を勉強しようと思いましたが、なかなか進まずにあます。
    後2話よろしくお願いいたします(^-^)v

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  30. 思い切って、初めてコメントします。

    セリフを追うだけでなく、
    植物園の草の香りや息をのむ気配、
    2人の時の夜風の匂いや雨音まで味わえるような
    yujinaさんの翻訳を楽しみに、
    ずっと読ませて頂いていました。
    ありがとうございます。

    静かにずっと いい子で待てるので、ご無理のない時に最後までお願いします。
    楽しみにしています。

    焦げそうな暑さの毎日、お身体を大切にお過ごしください。

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  31. こんにちは
    はじめてコメントします

    何回も読み返して映像も観ています

    美しい日本語が心地よいです

    全然韓国語が分からなかった私が
    これを読ませてもらってるおかげで
    先日リダのコンサートに行った時
    話していることが
    すこし理解できました
    とてもうれしかったです
    感謝しています

    楽しみにしています。
    最後までよろしくお願いします

    返信削除
  32. yujinaさん こんばんは 
     
     18話後半upされてすぐ携帯からお邪魔して読みましたが、私の携帯からはお礼のコメントすることが出来ず、今日久しぶりにpcを開くことが出来ました。18話翻訳本当に有難うございます。

     イナとユニが自宅でプレゼントの時計のゼンマイを巻くシーン 結婚を辞めた二人だけれどこの時計が結婚指輪のような気がして・・・切ないです。

     森の中のベンチに座って手をつないでいるジュンとハナ つないだ手をお互い愛おしむようにやさしく指で撫でている・・・羨ましい。

     地上波で放送されているのを見た後はいつもyujinaさんの所にお邪魔して放送された回を読みなおしています。やはり、yujinaさんの翻訳 素晴らしいです。

     まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれも無理をしないでくださいね。

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