チャン・グンソク&ユナ主演、サランピ17話の後半です。
さっそくどうぞ
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どうして今まで気づかずにいたのだろう。
そう思うほど、その時はあっさり訪れた。
朝、温室の前に立っていたユニは、道の向こうから赤い車がやってくるのを見た。
池をぐるりと回り、車が停まると、中からジュンとハナが降りてくる。
ユニがいる場所は少し高くなっていて、二人はユニがいることに気づかなかった。
お互い車の前まで回ると、ジュンが優しくハナの肩を抱き、髪を撫でる。
静かにその様子を見ていたユニは、そっとその場を離れた。
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ジュン「じゃあな」
#今まで見た中で一番優しい「가.」だ。
ハナはジュンの目ををまっすぐ見上げ、頷いた。
ハナ「じゃあね」
背を向けたハナを、ジュンは穏やかな表情で見送った。
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「お母さん、ただいま」
恐る恐る家に入ったハナだが、家の中に母の気配はなかった。
寝室を覗いてみるが、そこにもいない。
そのとき、背後でドアの閉まる音が聞こえ、彼女が振り返ると、玄関に母が立っていた。
ユニ「…あぁ、ハナ」
ハナ「・・・。」
ユニ「帰ってきたの?」
ハナ「・・・。」
ユニ「朝ごはんにしましょう」
何も聞かずキッチンに向かった母。
ハナは母の後に続いた。
ハナ「私がやるよ」
ハナがカトラリーケースを手に取り、テーブルに運ぼうとすると、ユニがふと彼女を振り返った。
娘の横顔を、黙ってじっと見つめる。
ハナ「?」
ユニ「・・・。」
ハナが母の視線に気づき、振り返ると、その眼差しはふっと優しく変化した。
ハナ「・・・。」
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ホワイトガーデンへやって来たヘジョンに、チョンソルが駆け寄った。
チョンソル「ジュンのお母さんでしょ!」
ヘジョン「?」
チョンソル「僕ですよ!チャンモ伯父さんの甥っ子!昔、うちの辺りまで避暑にいらっしゃったこともあったでしょう?」
ヘジョン「あぁ。あなたがどうしてここに?」
チョンソル「ジュンが庭を大事にしててね。で、僕が庭師として就職したんですよ」
ヘジョン「庭師?違う子だって言ってたけど?」
チョンソル「おっ?あの子のことご存知なんですか?ハナさん?」
ヘジョン「ハナ?ハナ…」
どこかで聞いたような名前に、ヘジョンが考え始めた時、出勤してきたソノが声を掛けた。
ソノ「いらっしゃったんですね。こんなに早くどうなさったんですか?」
ヘジョン「出勤前に寄ったのよ。昨日ジュンが帰って来なかったから、ここにいるかと思ったんだけど、ここでもないのね?」
ソノ「・・・。」
ヘジョン「ところで…、ジュンはその庭師とまだつき合ってるの?」
ソノ「つき合ってなんかないですよ。ミホが勘違いしてるんです」
そこへ後ろからジュンが帰ってきた。
ジュン「?」
ヘジョン「?」
黙って見つめ合い、相手の状況を探ろうとする二人。
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「私はいいわ」
ジュンがお茶を出すと、ヘジョンは代わりに小さな包みを差し出した。
ヘジョン「着替えを持って来たのよ。どこに泊まってきたの?」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「いまだに遊び歩いてるわけ?」
ジュンは下を向いたまま、じっと口を開かない。
ヘジョン「ここでアルバイトしてた庭師、なぜ辞めたの?」
ジュン「!」
ヘジョン「あなたのせい?」
ジュンが顔を上げた。
ジュン「それ、どういう意味ですか?」
ヘジョン「…やっぱり怪しいわ。会ってみなきゃね」
ジュン「やめてください。母さんが気にすることじゃありません」
ヘジョン「・・・。」
ジュン「今日はどうなさったんですか?」
ヘジョン「お父さんの結婚が取りやめになったって、どうして言わなかったの?」
ジュン「!」
驚いたように目を見開き、その後黙り込んだジュンの様子を、ヘジョンは注意深く観察した。
ヘジョン「あなたが原因だって聞いたけど?」
ジュンの目がゆっくりと泳ぐ。
ヘジョン「それ、どういうことなの?」
ジュンが目を閉じ、深い溜息をついた。
ヘジョン「私たちが反対したからって、結婚を取り消すなんて変でしょ?いくら考えても理解できないわ」
ジュン「・・・。」
ヘジョン「何なの?一体」
ジュン「・・・。」
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ユニとハナの間にも、いつもとは違う沈黙が流れていた。
ユニ「・・・。」
ハナ「ホントに…ごめん」
ハナが俯いたまま謝ると、ユニが微笑む。
ユニ「お母さんにこうやって話してくれてありがとう」
ハナ「・・・。」
ユニ「いつか…ぜひ会いたいわ」
ハナ「・・・。準備ができたら…一番先にお母さんに会わせるね。どんな人なのか…」
ユニ「そうね。ぜひ会いたい」
そう言って一旦俯き、もう一度顔を上げてまっすぐ娘を見た。
ユニ「お母さん、一つだけお願いしていいかしら」
ハナ「?」
ユニ「お母さんはね、お互い相手にすまないって言いたくなくて、愛する人の気持ちを優先するしかなかったけど、あなたはあなた自身のための愛を通してほしいわ」
ハナ「・・・。」
ユニ「それがお母さんの頼みよ」
母の言わんとしていることは、痛いほど娘に伝わっていた。
そのことでずっと娘は苦しんでいたから。
ハナは何も言わず、じっと母を見つめた。
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ハナはテソンの執務室を訪ねていた。
ハナ「心配してたって聞いたの。昨日、うちに来たなら私がいなかったことも知ってると思って」
テソン「朝帰ってきたのか?」
ハナ「・・・。」
テソン「ソ・ジュンさんと一緒にいたのか?」
ハナ「これ以上心配しないでって、そう言いに来たの」
テソン「…心配せずにいられるか」
ハナ「もう決心着いたから、心配はいらないの。知ってるでしょ?私、決心するまでは大変だけど、決心したら上手くやるって」
テソン「上手くやっちゃ困るから言ってるんだ。先生のこと考えないのか?」
ハナ「一生懸命考えてる。彼の幸せも…先輩が心配してた、私の幸せも」
テソン「どこがそんなに素晴らしいんだ?そんなに経ってないだろ?どこがそんなにいいんだよ!」
ハナ「それがどこであれ、もうこうなっちゃったんだし、今私、彼のことしか考えられないの」
テソン「・・・。」
これ以上テソンには言うべき言葉が残されていなかった。
ハナ「ごめんね、先輩。先輩にそう言わなきゃいけないと思ったの」
テソン「・・・。」
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辛かったけど、言いたいことはちゃんと言えた。
俯いてテソンの執務室を出てきたハナは、顔を上げて歩き出した。
そこへ、ちょうど向こうから廊下を歩いてきたのはヘジョンだった。
動揺するも、ハナは廊下の隅で頭を下げた。
ハナ「こんにちは」
ヘジョン「また会ったわね」
それだけ言ってヘジョンは歩き出す。
ヘジョン「男のオフィスに平気で出入りするなんてね」
ハナ「あの、失礼ですが…」
ハナが背後で呼び止める。
ヘジョン「?」
ハナ「私はハン・テソンさんの学校の後輩で、ただここの職員なんです。すみません」
ヘジョン「・・・。」
ヘジョンは大げさに溜息をつき、再び歩き出した。
ヘジョンが廊下の角の向こうへ姿を消すと、緊張が解けたハナも小さな溜息をつく。
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ヘジョンはついさっきハナが座っていたテソンの執務室の席に腰を下ろしていた。
テソン「ご足労いただいて申し訳ありません」
ヘジョン「いいんです。好きな人だって言ってたのに、学校の後輩だったんですか?」
テソン「あぁ…。えぇ」
ヘジョン「私の友人の娘なんです。ここの職員なんですか?」
テソン「うちの植物園のガーデナーです」
ヘジョン「ガーデナーと言ったら…庭師のこと?」
テソン「・・・。」
彼女の頭の中で繋がろうとしている点に、テソンは言葉もなく考えを巡らせた。
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撮影に入ったジュンはこの上なく上機嫌だ。
関係者にニコニコ笑い掛ける彼の様子をじっと見ていたミホは、彼が一人になると思わず声を掛けた。
ミホ「どうしたの?今日、どうしてそんなにいい気分なわけ?」
ジュン「何が?誰か何か言ったか?」
「お前か?」ジュンがミホの背後にいる助手に合図を送ると、
「違います!」と手を振って否定する助手の横で、スタイリストが助手を指さしてニンマリ笑った。
そんなジュンを見ているうちに、ミホの目は彼の手の上で止まる。
ミホ「!」
彼の薬指に指輪がはまっていた。
ミホ「これどうしたの?」
ジュン「?」
ミホの視線の先にある指輪を、ジュンも見下ろした。
ミホ「これ…あの指輪でしょ」
ジュン「・・・。」
そう。同じ指輪をつけているハナに、「俺は捨てた」とジュンが言った、その指輪だった。
厳しい表情のミホに小さく溜息をついたジュンは、穏やかに彼女を見つめ返した。
ジュン「ごめんな。気持ち、受け取ってやれなくて」
ミホ「・・・。」
ジュンはミホの後ろに声を掛ける。
ジュン「これ終わったら商品撮影だろ。急いで来いよ」
スタジオを出ていくジュンに、ミホは何も言えず、追うことも出来ず、その場に立ち尽くした。
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イナのアトリエを訪れたユニは、足元に散らかった画材や飲み物の残骸を見渡した。
彼女の向こうで、急いでそれを拾い集めてゴミ袋に入れながら、イナが苦笑した。
イナ「来るとは思いませんでした。電話をくれればいいんですよ。僕の方から行くのに」
ユニ「(微笑)いいんです」
イナ「すぐ片づけます。すみません」
ユニ「何日も制作してたからでしょう?私がやります。しばらく外で気晴らしでもしていらして」
イナ「そんなことしなくていいんですよ」
ユニ「私がやりたいんです。どうしても一度…やりたかったんです」
まっすぐ彼を見つめるユニの澄んだ表情。イナは彼女に笑い返した。
#この感じ!目を閉じると昔の二人で思い描けませんか?特に「すぐ片づけます」なんて苦笑してるイナは昔のまんま^^
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イナが散歩に出ると、ユニは彼のアトリエを片付け始めた。
机の上を片付けていると、ふと1冊の本が目に止まり、彼女はそれを手に取った。
「星の王子さま」だ。
本の中ほどにカードが挟んである。
自然とそのページを開いてみると、1節に黄色いペンでラインが引いてあった。
”いつだって私たちが運命的に出会うべき人とは必ずや出会うことになると確信している”
※↓その後にはこう書いてあります。
”だから、私たちはその人に気づいて、他の人々の中から見つけ出すことが出来るよう、心構えをしていなくてはならない”
顔を上げたユニは、図書館で本を借りようとしていたイナの姿を思い浮かべた。
今も昔も、この本が彼らを静かに繋いでいた。
+-+-+-+-
イナはコーヒーの入った小さな箱をぶら下げ、帰ってきた。
サイドテーブルに並んだテイクアウトのコーヒー。
その隣で、イナは指輪を手に、じっとそれを見つめていた。
ユニ「少しの間でしたけど、とても元気づけられました。幸せでした」
イナがゆっくりと指輪から顔を上げると、ユニを見つめた。
指輪をテーブルの上に置き、つぶやくように口を開く。
イナ「友人としても…ダメなのかな?」
ユニが静かに首を横に振った。
ユニ「そうしたかったのだけれど、考えが変わったんです。そうしないほうがいいと思うんです」
イナ「・・・。」
ユニ「幸せな記憶は、幸せな記憶として残る方がいいでしょう?あなたと一緒にいなくても、愛した気持ちだけで満足できましたから。最初からそんなふうに愛して、そんなふうに別れて、そんなふうに30年生きてきたから、必ずしも一緒にいることが愛だとは思いません。けれど…娘は、子どもたちは、争ったり喧嘩をしながらでも、一緒にいてほしいんです。愛する人と共に…」
イナ「…知っていたんですね」
ユニ「えぇ。気づきました。そして、あなたの気持ちにも…気づきました」
イナ「・・・。」
ユニ「別れようと決心してくれて…ありがとうございます」
イナ「・・・。」
ユニ「あなたはやはり…私が知っているその人でした。そう憶えておきます」
二人はそれ以上、言葉もなく見つめ合った。
ユニが感謝を込めて微笑むと、彼の目も彼女の気持ちを受け入れ、柔らかく変化した。
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イナの家を後にし、帰ってきたユニがバスを降りると、彼女は力を失ったように停留所の柱に寄りかかった。
造園作業に精を出していたハナは、赤い小花のプランターを取りに歩道まで出てきた。
それを持ち上げようとして、ふとバス停に佇んでいる母の姿に気づく。
自分で立っていられないかのように、バス停にもたれ掛かり、じっと動かない母。
ハナ「お母さん?」
眩しい光に目を凝らし、彼女はさらにバス停に近づいて、そこで立ち尽くした。
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どこからか泣き声が聞こえる。
庭の奥の小屋から出て来てキョロキョロと声の主を探したチョンソルは、ソノの診療室の中で泣いているミホを見つけた。
チョンソル「はぁ、全く」
彼女が立ち上がると、チョンソルを無視して出て行こうとすると、彼が腕を掴んで引き止めた。
泣いてアイメイクが落ち、目の下を真っ黒にしたミホの顔を覗き込む。
チョンソル「何てザマだ。何やってんだよ?」
ミホ「知らない!」
チョンソル「(呆れて舌打ちをし)こんなとこで泣いてるの見りゃ一目瞭然だ。お前、フラれたんだろ」
ミホ「!」
チョンソル「近所のミスクとやることが一緒だな、おんなじだ」
ミホ「・・・。」
チョンソル「教育実習に来た先生に片思いして、家の鶏捕まえて持って行くわ、牛を売って靴を買ってやるわ…」
ミホ「・・・。」
チョンソル「そんなことしてどーすんだ?帰っちまったらオシマイなのによ。お前も目ぇ覚ませ」
ミホ「何言ってんの?ミスク?」
馬鹿らしくて出て行こうとしたミホの腕を、もう一度チョンソルが掴んだ。
チョンソル「おい、どこ行くんだよ」
そのまま彼女を引き戻し、椅子の上に無理やり座らせた。
チョンソル「もっと泣けよ」
ミホ「泣かないもん!」
立ち上がったミホの背中にチョンソルの声が飛ぶ。
チョンソル「このまま行くつもりか?」
ミホ「・・・。だったら?」
チョンソル「(笑)マスカラ洗って行けよな、こいつ」
ミホ「!」
自分の目元を触ってみて、初めてメイクが落ちていることに気づいたミホは、悪態をついて椅子に戻った。
バッグから鏡を出すミホの横で、チョンソルが口を開く。
チョンソル「ガキの頃な、ジュンのやつ、殴ってやりたいほどひねくれ者だった。けど、今は何か違うんだよ」
ミホ「・・・。」
チョンソル「それはな、あの庭師の子のおかげじゃないかって思うんだ」
ミホ「・・・。」
チョンソル「その子が庭だけ管理してたんじゃなくって、ジュンの乾いた心に花を植えて、水も遣ったんじゃないかってな」
ミホ「・・・。」
ションボリとうなだれたミホに、咳払いをしたチョンソルはわざとらしく近づいた。
チョンソル「(渋い声)俺も同じ庭師として、誰かの心に花を植えられるかな」
ミホ「?」
チョンソル「(ニコニコ)」
「こうやってな」ミホの顔に手を伸ばすチョンソル。
彼がまた横っ面をはたかれることになったのは言うまでもない。
+-+-+-+
「じゃ、今から行きましょうか。そうしてあげる」
ハナは家の前まで帰ってきたところで電話の相手に話した。
電話の向こうで、ジュンが穏やかに答える。
ジュン「今夜はお母さんと過ごせよ。そのために家にいることにしたんだろ」
ハナ「(笑)そうですね。じゃあまた明日」
ジュン「早くな。丸一日一緒にいるんだから」
ハナ「一日中、何やるの?」
ジュン「いくらでもあるだろ?誰にも邪魔されずに、二人っきりで…ふふふ」
ハナ「(照)あー聞こえない聞こえない聞こえない!」
ジュン「(笑)何か食べたいものある?」
ハナ「明日?えーと、特にないけど…あ!チョコレート!」
ジュン「チョコレート?」
ハナ「さっき急に食べたくなったんだけど、うっかり買い忘れたの。家が辺鄙なところにあるから、一度帰ってきたら何か買いに行くのも不便でね」
ジュン「何でチョコレート食べたいんだ?」
ハナ「昨日サボった分まで大変だったんだから!私たち、こう見えても肉体労働なんですよ。本当は焼酎が一番欲しいんだけど」
ジュン「何だって?」
ハナ「(笑)チョコレート。ごちそうしてくださいね、明日」
電話を切ったジュンは思わず苦笑した。
ジュン「チョコレートだけか?」
満足気にベッドに座り、伸びをした彼は、ふと思い立ったように再び立ち上がった。
+-+-+-+
「チョコレートでも買いに行かなきゃな」
リビングのソファでじっと携帯を握りしめていたハナは、急に母の部屋に聞こえるように声を上げた。
ハナ「お母さん、私、チョコレート買いに行ってくるけど、何かいるものない?」
母(声)「うん、ないわ。行ってらっしゃい」
+-+-+-+
駐車場に車を停め、買い物袋を手にジュンが降りてくると、ちょうど電話が鳴った。
発信者を確かめ、彼は笑顔で電話をとる。
ジュン「どうした?」
ハナ「外にいるんですか?」
家を出て歩き出したハナが尋ねた。
ジュン「あぁ。遊びに出てきたんだ。お前が遊んでくれないからな」
ハナ「そうなんだ…。何して遊んでるの?」
ジュン「ところで、お前も外にいるみたいだけど?」
ハナ「ふふっ。バレたかな?」
ジュン「何?どこだ?」
ハナ「私も遊びに来てるんだけど」
ジュン「誰と?」
坂道を登りながら、ふと顔を上げ、彼はそこで立ち止まった。
喋りながら歩いてくる彼女の姿が見える。
ハナ「きっと思いもよらない人よ」
ジュン「思いもよらない人って誰だ?」
そこで彼女の視線は、向こう側でこっちを見ている彼に重なった。
ハナ「!」
ニッコリ笑って電話を下げると、彼は手に持った買い物袋を高々と上げて見せた。
ハナ「何ですか?!」
ジュン「チョコレート^^」
ハナ「!」
顔をパッと輝かせたハナは、ジュンに駆け寄り、何の躊躇いもなく彼に抱きついた。
ジュン「チョコレート、そんなに好きか?」
「うんうん」ハナが頷くと、彼は楽しそうに笑った。
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二人は植物園の誰もいない庭の一画に来ていた。
二人の間には緑の瓶。彼はちゃんと焼酎も買っていたのだ。
ジュン「俺に会いたくて出てきたんだろ」
ハナ「!」
ジュン「そんなに会いたかったのか?」
ハナ「ここまで来るような人だったかな。そんなに会いたかったんですか?」
ジュン「…うん。会いたかった」
ジュンが素直に頷くと、ハナは嬉しくなって俯いた。
ジュン「だから、お母さんがいらっしゃるって分かってても、ここまで来たんだ」
ハナ「(頷く)大丈夫」
ジュン「・・・。」
ハナ「教授に電話しました?」
ジュン「…いや。家族だからって皆温かいわけじゃない。近くにいるほど残忍になることもあるんだ」
ハナ「まだ…教授が憎い?」
ジュンは静かに首を横に振った。
ジュン「俺のことだよ。父さんに会いに行って、ありがとうって…すみませんって…そう言わなきゃいけないのに、できずにいるだろ」
ハナ「・・・。」
ジュン「父さんを理解するつもりはなかったけど、お前に会ってからはしきりに父さんが見えるんだ」
ハナ「…私もそう。お母さんが心を痛めてても、ソ・ジュンさんに会って私…今、幸せだから」
ジュン「・・・。」
じっとハナの目を見つめると、ジュンは彼女の手を取った。
もう片方の手に乗せると、大切に両手で包む。
ジュン「それでも、一緒にいよう」
ハナ「・・・。」
ジュン「この瞬間から、永遠に」
黙って頷くハナに微笑み掛ける彼の笑顔は、どこまでも柔らかかった。
+-+-+-+
イナは美術科の学舎の前にやって来たところで足を止めた。
イナ「ハナ?」
彼が声を掛けると、入り口で待っていた女の子が振り返る。
髪をストレートに伸ばし、静かに佇んでいるその姿は、かつてのユニを見ているようだ。
#断然ストレートの方がいい。可愛すぎる♥
ハナ「…こんにちは」
ハナがやって来て頭を下げると、イナは優しく微笑んだ。
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イナはベンチに座り、膝の上に乗せた木のボックスを見つめていた。
持ち手のついた手作りのボックスには、小さな可愛い鉢植えが3つ並んでいる。
黙って鉢植えを見ているイナの横顔を覗いながら、ハナが口を開いた。
ハナ「週に一度だけ水遣りをなされば大丈夫です」
イナが顔を上げ、ハナを振り返った。
ハナ「日差しの好きな子たちだから、研究室の窓際に置いてやってください」
イナ「・・・。」
ハナ「面倒じゃ…ないでしょう?」
イナ「あぁ。嬉しいよ」
微笑むイナに、ハナは顔を曇らせた。
ハナ「早く伺うべきだったのに…ごめんなさい」
イナ「・・・。」
ハナ「それから…私たちのことを考えてくださって、ありがとうございます」
イナ「・・・。」
ハナ「ジュンさんと…私の気持ちまで受け止めてくださって、本当に感謝します」
イナ「・・・。」
ハナ「ソ・ジュンさんが来られないみたいで、私が来ました」
イナ「ジュンの気持ちは分かってます」
ハナ「・・・。ありがとうって、すまないって言いたいけど、あんまり頭が複雑で、来られずにいるみたいなんです」
イナ「全部わかってるから、心配することはないよ。むしろ、ありがたいのは私の方だ。息子のことをそんなに思ってくれて、ありがとう」
ハナ「・・・。」
イナ「こうやってみると、これもいいもんだ。ジュンの相手として会うのも本当に嬉しいよ」
ハナは恐る恐る視線を上げ、イナと目を合わせた。
自分を見つめる穏やかな目がそこにあった。
+-+-+-+
ハナはホワイトガーデンの階段を上がった。
ハナ(電話)「今つきました。どこですか?」
ジュン(電話)「あぁ…。何時間か掛かりそうなんだけど」
ハナ「・・・。」
ジュン「ごめん。ちょっと人に会いに来てるんだ」
電話でそう話しながらジュンが歩いているのは、植物園のガラス張りの温室の外だ。
ジュン「そこで休んでてくれ。急いで行くから。行って話すよ」
電話を切ったジュンは、温室の扉を開け、中を覗いた。
人気はなく、彼は人の姿を探し、中へ入っていく。
向こう側の扉を出ると、清々しい水の音が聞こえた。
#ここの映像綺麗!肌の色がすごく美しいね。
ジュン「・・・。」
ジュンが振り返ると、ふと温室の向こうを歩いて行くユニの姿が見えた。
急いで上着の前を正し、来た道を戻ってユニの正面に回ろうとしたとき、ジュンは驚いて立ち止まった。
眩暈がしたかのように、ユニが頭を抑えたのだ。
ジュン「?」
すると、ユニはさらにフラフラとよろめき、持っていたファイルを地面に落として屈みこんだ。
ジュン「!」
ジュンは慌ててユニに駆け寄った。
何も言わず、地面に落ちたファイルを拾い上げ、ユニに渡す。
ユニ「あぁ、ありがとうございます」
ほとんど暗闇となった視界の中で、うっすらと彼女の目にジュンの姿が映り、また消える。
ユニ「ありがとう」
ユニはファイルを受け取ると、ジュンに気づくことなく、彼の横を通り過ぎた。
ジュン「?」
何歩か進んだところで、ユニは立ち止まった。
今の人は…。
振り返ると、その人物に焦点を合わせる。
ゆっくりとピントが合うと、自分を無言で見つめているジュンの姿がそこにあった。
ユニ「!」
ジュン「・・・。」
自分に気づくことなく通りすぎ、今、目の前で焦点を合わせて驚いているユニ。
ジュンの頭の中で何かが駆け巡った。
+-+-+-+
ハナは2階のテラスでジュンを待っていた。
植物を触っていると、階段を上がってくる足音が聞こえる。
彼女の表情が明るく輝いた。
階段を上がってくる足はジュンのそれではなかった。
タイトスカートがまとわりつく足を窮屈そうに上げ、ヘジョンは2階へ向かった。
ニッコリ笑ったハナは、中に入るドアにそっと近づき、足音が2階に上がってきたところで思い切りドアを開けた。
ハナ「!」
ヘジョン「!」
突然ドアを開けて飛び込んできたハナに、ヘジョンは目を丸くした。
ヘジョン「あなたどうしてここに?!」
ハナ「・・・。」
ヘジョン「なぜここにいるの?」
どうしようもなく俯いていたハナが視線を上げた。
+-+-+-+
ここでエンディングです。
ソノクン マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
yujinaさん、コンニチハ!!
返信削除今回も素敵な翻訳ありがとうございます!!!
ラストまで残り3話ですね、頑張ってくださいp(^o^)q
yujinaさん
返信削除はじめまして!
以前からずっと拝見していて、初めてコメントさせて頂きます。
本当に毎回、素敵な翻訳でドラマのよさが倍増してます!!
ありがとうございます!!
ハングル・・・分からないのですが、少しずつでも勉強してみようと思う今日この頃です。
ドラマなどでよく出てくる言葉はわかるのですが、あとはさっぱり・・・。
独学でここまでなさるyujinaさん、尊敬です!!
あともう少しですが、楽しみにしております!!
来ちゃった♥の画像がとても可愛いですねww
返信削除こんなに細かいセリフまでわかると、ラブラブモードにヤキモキしながらも楽しくて仕方ありません。
チョンソルの「その子が庭だけ管理してたんじゃなくって、ジュンの乾いた心に花を植えて、水も遣ったんじゃないかってな」
というセリフ良かったです♪
是非ともミホと幸せになって欲しいなww
本当にベテランの二人が上手くて、70年代と重なりますね。
優しくて強い大人の愛にドキドキしながら観ています♪
いつも本当にありがとうございますm(_ _)m
yujinaさん はじめまして
返信削除膝打ち導師をここに見つけたときから
勝手にお世話になってます。
サランピも緑の字と一緒に
ここまで楽しませてもらいました。
「カー」の声私もすご~く優しい声
で言ってると思ってました。
一番優しい「かー」なんですね。
あと、星の王子様の言葉知りたかったんです。
アンダーライン惹いてない部分まで、
ありがとうございました。
イナの気持ちが良く表れてる部分ですね。
残り3話も楽しみにしています。
いつもありがとうございます。
yujinaさん、初めまして☆
返信削除初めて コメントさせて頂きます!
ラブレインは、PCで1話から見ていましたが、ハングルが全く分からないので、
ソギの演技力と雰囲気で感じているだけでした。途中で、yujinaさんの翻訳を
知り 毎回こっそり楽しんでいました。あ~あそこでは、そんな会話だったんだ
とか、そんな気持ちだったんだ~~とか。
映像を頭に浮かべながら、片手にティッシュを持って読んでいます。
私は、PCもインターネットも、スマホも、ソギを知ってから勉強した
ので、ブログなどを拝見しても、コメントは なかなか 出来なくて・・・
でも、毎回 楽しませて頂いてる yujinaさんに お礼の気持ちだけは、
伝えないとと思い、言葉を打っています。
今、BSで字幕放送が あっていますが、yujinaさんの翻訳と重ねて見ていて
何か 楽しいです!(うまく言えませんが・・)
あと 3話 楽しみに待ちます☆ yujinaさんの ペースで構いませんので
よろしくお願いします。
間に入る 緑の文字部分が 好きです~☆
yujinaさんへ♪
返信削除ありがとうございます♪
自分の、お家に帰って来たようないごこちの良さは~格別です(^-^)
チョンソルが、
「ジュンの渇いた心に 花を植えて 水も遣ったんじゃないかってな」
チョンソルが、こんなキザな‥いや、素敵な台詞を言っていたとは‥( ´艸`)
ここまできたら~現代のイナとユニも自然に見えて~70年代を彷彿とさせてくれます♪
役者さんの、力ってすごいですね!
我が家では~ソノの診療所に就職!が一番人気♪
後3話‥名残惜しいです←今から~(。・・。)
‥卒業式を控えている気分です(^-^)
じっくり~ゆっくり~楽しみます( ´艸`)
風邪~お大事にしてください♪
チョンソルがミホに言っている言葉、マスカラの辺りは何とか分かったのですが、ジュンのことについていっていることがまったくわかっていませんでした。チョンソルってよく見ているんだ!といまさらながら感激です!!
返信削除ジュン、ハナ、イナ、ユニの穏やかに会話しているときの声、話し方が心地よくてハングルが大好きになっています。
久しぶりに70年代のところも見直していると、別の人が演じているのにそのまま年を重ねているように見えるのがすごいなと思います。
映像が本当に綺麗ですよね。
あと3話ですが、素敵な翻訳楽しみにしています。
yujina様
返信削除はじめまして(*^_^*)
リアル視聴6話からお世話になっています(勝手にですが...(^^;)
いつも 素敵な翻訳をありがとうございます♡
kntvの放送が始まって yujinaさんのブログのこのページ..終わっちゃうのかしら...と勝手にですが(^^;心配していました。続けて頂けて嬉しいです!!!
一言 お礼が言いたくて 慣れないPCですがコメさせて頂きました!!
yujinaさんの翻訳読んでると鮮やかに其のシーンが甦って...♡
今日も 涙してしまいました(^^)v
緑の文字のところでは 同じ気持ち~と笑ったり(^。^)
毎回 本当に 楽しませて貰ってます!!
あと3話ですが...
お忙しい中での作業と思いますが...
宜しくお願い致しますm(__)m!!
yujinaさんの素敵な翻訳で この1冊を最後まで読み終えたいと思っています♡
yujinaさん、お疲れさまでした!!
返信削除「あなたはやはり…私の知ってるその人でした。」ユニの台詞に泣きました。
正直、チョンソルは必要なのか?と思ったこともありましたが、
今回すごくいいこと言ってるので撤回します(^^)
読み進むにつれ、イナの優しいまなざしがよみがえりました。
ありがとうございました!!
yujinaさん、ありがとうございます。
返信削除私は、この春、「ラブレイン」に助けられました。
毎日仕事が忙しく、自分の心を失いかけていたところ、
たまたま見たネットのドラマの映像にいつしか没頭し、
睡眠時間が短くなっても見ていました。
かえってそれがこの春の唯一の楽しみであり、
明日へ活力となっていました。
もちろん、韓国語の意味は全くわからないまま。
ドラマが終わったとき、このブログを発見しました。
おかげで、まだ僕の興奮は続き、またドラマを見返す楽しみが続いています。
本当にありがとうございます。
こんばんは、いつもありがとうございます。
返信削除待ってましたよ。
今回の17話が一番好きです。(^o^)
やっと、ジュンとハナの気持ちが一つになり、ユニも娘のハナが好きな人が誰か判り、
「 自分たちは、すまないと言わないと約束したけど、あなたたちはケンカしても、一緒にいて欲しいの」と言うセリフには、娘たちを思う気持ちがあふれてますねo(*⌒O⌒)b
そして、イナに言った(*^^*)「昔のままのあなたでした。」
やはり、イナとユニにも幸せになって欲しいなあ~ρ( ^o^)b_♪♪
しかし、チャンモンの甥っ子良いこと言ってたんですねo(*⌒O⌒)b
韓国語が分からなかったから、何ていってるか気になってたんです。
それに、ジュンがハナによって、凄く素敵な笑顔みせて、素直な気持ちを出しているのが凄く良かったです。
残り三話、大変でしょうが、楽しみに待ってますね(⌒‐⌒)
yujina~♪さん、病明けついに出ましたね!!!!!
返信削除”来ちゃった”の吹き出し!!!!! kkk・v・
チョンソルのあの言葉をちゃんと復習してきましたよ!!!!!
あのすんげーイントネーションからは、思いもよらない素敵なことを言ってくれてたんですね!!!!!
ミホも思わず納得?
”カー”と言う言葉は、日本人にはなじめない響きですよね!!!!! なんか強くかんじます。
私はこのドラマで、ユナちゃんが大好きになりました!!!!!
ナチュラルで!!!!! ソニョシデの活動してる時より、女優さんな感じ!!!!!
ジュンとハナが前を向いて進んでくれて嬉しい!!!!!
大人組は、淡々とした演技で、本当にソギとユナが歳を重ねたように思って見ています!!!!!
yujina~♪さん、夕方にみつけたときは、やったー!!!!! 予習、復習も限界や!!!!!
と大喜び!!!!! ありがとうございます!!!!! アンニョン^^/
こんばんは^^、いつも素敵な美しいお話を...ありがとうございます
返信削除#この感じ!目を閉じると昔の二人で思い描けませんか?特に「すぐ片づけます」なんて苦笑してるイナは昔のまんま^^
ほんとに そうですね!思い描けましたよ^^。昔のイナが 大好きだった あの イナが 帰ってきた。。。。
じんときて うるっときて でも あったかいです。。。
みんなしあわせになってほしいです〜〜!
チャンモ甥 チョンソル君 いいこと いってたんですね^^
チャンモも 実は鋭かったし....ね♪
残り3話 楽しみにしています^^。 あと3話かと思うと....名残惜しいです...
じっくり味わって読ませていただきます。感謝です^^
yujinaさん、初めまして。
返信削除いつも感謝しながら見させて頂いてました(*´∀`*)
ここまで丁寧でかつ繊細な翻訳されててとても読みやすく、
毎回楽しみにしています。
私も正直、チョンソルは必要なのか?と何度思ったことか・・・
でも今回はホントに良い事言っていたんですね♪
ここまでソ・ジュン氏のことわかっていただなんて知らなかったー。
今回の17話はソ・ジュン氏の優しい表情とハナの笑顔で癒されました(#^.^#)
残り3話まだまだハラハラドキドキしながら、待ってます。
お身体に気を付けて頑張ってください!
いつも楽しみにしてます。
返信削除今回初めて知ることができた チョンソルの言葉が染み入りました。
ガキの頃な、ジュンのやつ、殴ってやりたいほどひねくれ者だった。けど、今は何か違う。それはな、あの庭師の子のおかげじゃないかって思うんだ。その子が庭だけ管理してたんじゃなくって、ジュンの乾いた心に花を植えて、水も遣ったんじゃないかってな
なんか 正直うるさいだけに思えてたチョンソルの人柄が理解できてうれしかったです。
ありがとうございました。
yujinaさん
返信削除いつもありがとうございます。
色々なところが分かってすっきり。
別れ際にいうカーはよく「行けよ」「行くわ」
って訳みましたがなんとなくすっきりしなかったのです。
yujinaさんの訳の「じゃーな」をみてこれだ!!って
思いました。
17話後半は本当にいいところいっぱい。
チョンソルがジュンの事をそんな風にミホに言っていたなんて
ちょっと感動しました。
これからもyujinaさんのペースで翻訳お願いします。
楽しみにしてます。
yujinaさん、おはようございます(^^)
返信削除yujinaさんの訳を読むと本当に鮮明にそのシーンが浮かびます(^-^)
楽しい所も悲しい所も、ハラハラする所、ドキドキする所。。私は、イナとユニのアトリエの別れからユニがバスから降りて力なくもたれ掛かるシーンで涙が出てきました。
別れのシーンは何て言ってるのか分かりませんでしたが、分かった今も、すごくジーンとしました(T-T)
チャンモのキャラにクスッと笑える所もいいですよね(笑)
また次を楽しみにしています。
いつもありがとうございます!(*^^*)
朝、電車の中で流れを読んでみて
返信削除無理やり人を愛することは、できないけれど
愛する気持ちも絶たれることなく続きますよね。
30年のイナとユニの心が読める回だったですね^^
Yujina様 いつも楽しく拝読しています。
返信削除今回かなりの方が書かれていますが私もいらないと思っていたチョンソルを見直した派です。
ちょっと前から頭がキレる奴だとは思っていたのですが…(失礼…)
ここら辺まできてやはり大人組の演技の素晴らしさ(ヘジョン含)には感心させられます。
すごく自然に30年後へ導いてくれていると思います。
本当に残り少なくなってきました…
いつもありがとうございます。
いつも素敵な翻訳をありがとうございます。私も「かー」の訳で「じゃーな」に納得したくちです。本当に優しい響きでしたよね。美男ですねのテギョンがユヘイに横柄な態度で「カー」って言っていたのが、すごく印象に残っているのですが、いままでチャングンソクの演じるキャラクターは、高ビー態度で「かー」という場面が何回か続いたと思うのですが、ここでは、印象がまるで違っていて、一言の声で演じ分ける彼の演技力がすごいと思っていました。
返信削除私的には、チョンソルはドラマのスパイス的配役で、ぼけ役なのに洞察が鋭くていい味出していたので最初からけっこう気に入っていましたが、今回は、まさにあの一言のためにこの配役があったと思えるくらいのインパクトがありました。
そうかぁ。ただのガーデナーだけじゃなかったんだ。ハナって。荒んだ人の心までオアシスのように水を与えてくれるのね。と納得しました。
星の王子様の訳がよくわからなかったのをおまけに後続の文章まですっきり訳してくださって、話がつながって理解できたので有り難かったです。
翻訳もさることながら、どうぞお体をご自愛下さい。
Yujina様
返信削除初めてコメントします。
チャングンソクさんのファンになって、サランピをリアル視聴し、
ここを知ってホントサランピの良さが数倍になってる気がします。
Yujinaさんの翻訳が心にしみます。
チョンソル!あんな粋なことを言ってたとは!!
それから、イナとユニ!あの場面のには30年前のままの二人がいて感動しました。
そして、そして
ジュンの「カー」!!私もあんな優しい響きの「カー」聞いたことありません。
ここまででの一番のツボでした。
私もここは「じゃーな」だなと、勝手に思っていたので、Yujinaさんの訳と一緒でうれしかった~!
ハングル勉強まだまだですが、サランピを教科書にちょっと頑張ってみようと思います!
あと、ここの最初のサジン、「来ちゃった」の吹き出しもサイコーですぅ!!
Yujinaさんの緑の文字も大好き。
Yujinaさん、これからもお体を大切にしてくださいね。翻訳大変ですよね。Yujinaさんのペースで、ゆっくりで結構です!
いつまででも待っていますので(^_-)
yujina様 初めまして。
返信削除ずっと感謝しながら拝見していましたが、勇気を出して初コメントいたします。
皆さま同様、チョンスルの箴言に感動したのがまずひとつ。そうだったのか!!!
そして、現在KNTVにて字幕付きをそれはそれで、楽しくみていますが、ちょっとがっかりすることがあったので。
8話のハナ撮影シーンにて、ジュンが素直な気持ちを吐露した名言(?)、
「ホント綺麗だ」の字幕が
「かわいい」でした。
勉強不足で、どちらのニュアンスが近いのかわかりませんが、ここはやはり、綺麗だ・・・がよかったな。
あと、親でも目上のひとには敬語なのが、私はすごく好きなのですが、字幕ではフツーですね。
yujina様の訳を切り取って貼りつけながら、見たいくらい・・・・・
いえ、映像とは別物の小説としても、改めて、こちらで感動できる喜び。これが最高かもしれません。
本当に、感謝しております。
こんにちは!
返信削除いつも本当にありがとうございます。
数日、ネットをチェックできないでいる間に更新されてました☆
前の方もコメントされていましたが
KNの字幕より
ユジナさんの翻訳が
原語に忠実なのに
ちゃんと綺麗な日本語になっていて
私は好きです。
やっぱり、翻訳の感じでだいぶイメージがかわりますから…
がんばって、原語で聞き取れるように
ならなきゃですね。
あと、もう少し。
ゆっくり楽しみに待ってます。
こちらで、もうひとつの
小説ラブレインに会えるのを。
何も、なんにも…大事な台詞や、霧の意味…。 わかっていませんでした。
返信削除なるほど、なるほど、そういう事を言っていたのね‼…と、
今頃、理解。不可解な場面転換に対するツッコミも含め、yujinaさんの사랑비を読んで味わえる世界が大好きデス。
続きを楽しみにしてます♡
yujinaさん こんばんは
返信削除17話翻訳有難うございます。vol.1の最後に書かれていた〝ジュンちゃんのハグはいい。うん。〟やvol.2の緑文字の〝今まで見た中で一番優しい「フト」だ。〟に思わず画面を見ながら一人頷いておりました。本当に良いですよね。
ジュンがハナの為にチョコレートと焼酎を持って来るこの場面が大好きです。好きな人の家がどんなに遠うかろうが、遅い時間だろうが、逢いたいと思う気持ちは抑えれませんものね。庭園のベンチに座り話しながらハナの手を取り、もう片方の手に乗せると大切に両手で包み込みジュン「それでも、一緒にいよう」ハナ「・・・」ジュン「この瞬間から、永遠に」この“ヨーモ二”(合ってますか?)を聴いた瞬間“冬のソナタ”を思い浮かべてしまいました音楽付で...。この場面も忘れられない場面に成りそうです。最終話まで残り僅かとなりました。毎回、感動を有難うございます。お天気も日によって暑かったり寒かったりと体調を崩しがちですから無理なさらないで下さいね。
久しぶりに読ませて頂いてます。
返信削除地上波では飛び飛びで韓国版との♪違い物足りず・・・翻訳の方が小説のようで心が和み
ありがとうございます。ジュンの心が優しくなっていくのが感じられます。
季節シリーズの春をみてますが、やはり風景がどれもきれいですね。
最後まで読まさせて頂きます。