2012/05/14

愛の雨~ラブレイン12話 vol.2

チャン・グンソク、少女時代ユナ主演「사랑비(サランピ)」12話の後半です。



さっそくどうぞ




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ジュンは昔付き合っていたモデルとバーに来ていた。
気軽なバーで、柱のモニタには各チャンネルのテレビ放送が映しだされ、軽快なBGMも流れている。
客は思い思いにくつろいでいた。

モデル「こんなふうにまた一緒に飲む日が来るなんて思わなかった」
ジュン「もうこれくらいはいいだろ」
モデル「さっきの子、誰なの?」
ジュン「・・・。」
モデル「二人のうち、どっちに見せつけたくて、あたしと仲いい振りなんかしたのよ」
ジュン「・・・。」
モデル「…水掛けた方?」
ジュン「・・・。」
モデル「ソ・ジュンも恋愛すればおんなじね」
ジュン「誰が恋愛してるって?そんなんじゃない」
モデル「わかったってば。騙されてあげる。ホントに好きになっちゃたわけじゃないよね?ちょっと妬けちゃうな」
ジュン「そうじゃないって」

ジュンはショットグラスに入れた酒を一気に口に流し込んだ。

モデル「今日はずいぶん飲むのね。元々そんなに飲まないじゃない」
ジュン「・・・。」

+-+-+-+

アトリエでの作業に一区切りつけたイナは、ユニと電話で話していた。

ユニ「今日は家に来ないでくださいね。制作がたくさんあるんでしょう?」
イナ「少しでも会えませんか?」
ユニ「今日は私もやることがあるんです」
イナ「…そうですか」
ユニ「・・・。」
イナ「それなら一つだけお願いがあるんだ」
ユニ「え?」
イナ「写真を撮って送ってもらえますか?」

とまどっている彼女の息遣いが、電話の向こうから聞こえてくる。

イナ「送ってください。…見たいんだ」

イナはそのまま窓辺のソファーで静かに待っていた。
すると、程なく着信音がなる。
開いてみると、そこに撮ったばかりの彼女の写真が届いていた。


+-+-+-+

ユニは夜の街中を一人歩いていた。
自宅にいられなくなり、早急に泊まる場所を探さなければならないのだ。

そこへ、イナからメールが届いた。

「ありがとう。とても綺麗だ」

彼らしい、短いメッセージに微笑んだユニは、ふと顔を上げた。
彼女の目の前にモーテルのネオンが光っていた。

+-+-+-+

服も着替えず、疲れてベッドで眠っていたハナは、部屋の外の物音で目を覚ました。
部屋を出ると、階段の向こうからドスンドスンという音が聞こえてくる。

ハナ「?」

階段へ通じる扉を開けてみると、その瞬間、誰かが彼女の胸元に倒れこんきた。

ハナ「!」

彼女の向こうの壁に手をつき、フラフラとジュンが体を起こす。
ハナが驚いて彼を見ると、ジュンは投げやりに笑った。
かなり酔っているようで、彼女を捉える視線は虚ろだった。

ジュン「…またお前か」
ハナ「・・・。」
ジュン「・・・。」

しばらく彼女を見つめていたジュンは、もたれかかるように彼女の体を抱き寄せた。
ハナは彼の心を推し量るように、彼の肩にそっと手を掛ける。
彼は強く強く…彼女を抱きしめた。
ハナの耳元で、悲しい息遣いが聞こえた。



ハナ「どうしたの?」

涙を飲み込んだジュンは、代わりにふっと笑う。
彼女を離し、体を起こすと、彼は元の虚ろな表情に戻っていた。

ジュン「本当に…ホントに何も感じない」

彼をまっすぐ見つめる彼女の瞳に、涙がキラリと光る。
たまらず、ハナはもう一度彼にしがみついた。

ハナ「本当に何も感じないの?」

耳元で彼女が泣いている。
今度は彼女の腕の中で、冷えきった心が助けてくれと声にならない悲鳴をあげていた。



ハナ「…本当に?」
ジュン「・・・。」
ハナ「本当に…ただの遊びだったの?」

彼の瞳も、潤んで赤くなっていた。

ジュン「…しつこいな。お前にもっと酷いマネしなきゃいけなくなるだろ。ここで終わりにするんだ」
ハナ「・・・。」

しがみついたまま離れない彼女の腕をそっと外すと、目の前に泣き顔があらわれる。
それでも、何もしてやれず、ジュンは静かに見つめるしかない。
ここで本当に終わりにしなければ、彼自身もう耐えられそうになかった。
ハナは自分で涙を拭った。

ハナ「分かったわ」

背を向け、彼女が部屋に戻ろうとする。
ジュンは咄嗟に壁に手をつき、彼女の行く手を塞いだ。

ハナ「・・・。」
ジュン「・・・。」

彼の腕の前で、じっと待っているハナ。
ジュンは自分自身で、その手を降ろさなければならなかった。

+-+-+-+

朝、目を覚ましたジュンがカフェに降りてくると、テーブルには豪華な朝食の準備ができていた。
ホワイトガーデンの仲間たちが顔を揃えている。

ソノ「ジュン、お前も食べるだろ?」

ハナはジュンに目もくれず、スープの鍋をテーブルに運んだ。

ハナ「スープが足りないわ。私が全部食べるんだから」
ジュン「・・・。おい、助手。コーヒー持って来てくれ」

助手は返事もせず、ムスッと顔をしかめた。

+-+-+-+

庭で雑誌を広げるジュンのもとに、ソノがやって来た。

ソノ「本当に食べないのか?」
ジュン「嫌だ」
ソノ「ハナさんがプゴクタン作ったんだけどな。お前、昨日飲んだんじゃないのか?」
ジュン「…俺たち、昨日別れることになったんだ」
ソノ「!」
ジュン「あいつもそうしようって」
ソノ「そうだろうな。あんなに冷たくされちゃ当然だよ」
ジュン「・・・。」

そこへハナがやって来て、厳しい顔つきでジュンの前に立った。
ソノが席を外そうとすると、「いいんです。ソノさんにもいてもらわないと」とハナは引き止める。

ジュン「何だよ」
ハナ「私、来週引っ越します」
ソノ「・・・。」
ハナ「庭の仕事は続けたいけど、それも嫌なら辞めようと思って」



ソノ「そんな…。庭の仕事は続けてください。部屋にもずっといてくれたら僕たちだって助かるのに」
ジュン「好きにしろ」
ハナ「…えぇ。じゃあ」

終始素っ気ない態度のジュンに、ハナもそれ以上掛ける言葉がなく、部屋へ戻っていく。
彼女が背を向けると、ジュンは初めて顔を上げ、その背中を目で追った。

+-+-+-+

空港へ降り立ったテソンを秘書たちが出迎えた。

秘書「本社へ寄ってからリゾートへ向かわれますよね?」
テソン「個人的な用事があるんです。先にそちらへ」
秘書「はい」

+-+-+-+

カフェの窓際にじっと座っているハナ。
庭のテーブルに居座っているジュン。

店員は二人の様子をじっと見比べ、ハナに声を掛けた。

店員「室長がずっといるから庭仕事ができないんですね。退いてくれればいいのに」
ハナ「そのうち出掛けるでしょ^^」

ハナは努めて明るく笑いかけた。
そこへ、ハナの視界に入って来た人物が一人。
庭でキョロキョロしているのは、スーツ姿のテソンだった。

ハナ「?」

+-+-+-+

テソンが最初に見つけたのは、庭のテーブルで資料を広げているジュンだ。
ジュンも彼に気づき、顔を上げる。

テソン「ハナはいますか?」
ジュン「・・・。」

そこへ、撮影の準備を整えて出てきた助手とスタイリスト。
それに、ハナと店員も庭へ出て来る。
俄に庭へと人が集まった。

ハナ「先輩!」

彼女の顔を見ると、テソンはいつものように優しく微笑んだ。

テソン「話があるんだ」
ハナ「・・・。」

ハナが思わずジュンを見ると、彼はすっと視線を逸らした。
テソンもジュンの反応を確かめ、ハナに視線を戻す。

テソン「出て話そう」
ハナ「ちょっと着替えてくるね」
テソン「今でも十分だよ。このまま行こう^^」

#突然現れた長身スーツのイケメンに口をあんぐりしてるおネエに和む^^

ハナ「・・・。」
ジュン「(助手たちに)おい!まだ準備出来てないのか!」
助手「あ、すっかり出来てます、室長。あとはモデルさえ来れば出発できます」
ジュン「・・・。」

テソンはジュンとハナの間に漂うピリピリとした雰囲気に、黙って二人を見比べた。

テソン「ハナ、行こう^^」



#”하나야, 가자.” 先輩激萌えーーーーーー!何なんすか、その心をサワっと撫でるような声は

テソンはハナの手を取り、ジュンを一瞥すると、彼女を引っ張って門を出て行った。

ジュン「・・・。」
スタイリスト「あのイケメン何?!めちゃくちゃ素敵だわぁ!」
店員「誰なんだろーな。ハナさんとどういう関係なんだ?」

そこへジュンが立ち上がり、彼らに緊張が走った。

ジュン「行くぞ。約束の時間に来ないなら、もう断れ」

+-+-+-+

グラスにワインが注がれる。
ハナはテソンに連れられ、レストランの個室に居心地悪そうに座っていた。

ハナ「…着替えなくていいって言ったのに」
テソン「今だって可愛いよ」
ハナ「この状況、説明して」
テソン「食べてからにしよう」

#いくら自分が良くったって、女の子を着替えさせずに連れて来て、気まずくさせる男はイヤイヤ。
金持ちなら途中で豪快に服買ってやれっちゅーねん。
まぁ、こんな状況で服やってあげるシーンは要らんけどね。

不思議そうに見つめるハナの前で、テソンは楽しげにデザートをたいらげた。

テソン「早く話してほしくてそんなに見てるんだろ」
ハナ「・・・。」
テソン「何から話そうかな。とりあえず、俺は今週からリゾートで働くことになった」
ハナ「リゾート?」
テソン「代表理事としてね」

ハナが皿の上に落としたフォークがカチャリと音を立てた。

ハナ「え?代表理事?!」
テソン「^^」
ハナ「先輩がどうして代表理事なの?」
テソン「リゾートと植物園はうちの家業の一つなんだ」
ハナ「!」
テソン「前もって話せなくてごめん」
ハナ「・・・。前もって話せなくて…ごめんって?今まで一緒にやって来たことは何だったの?私たち、ホントに友だち?」
テソン「友だちでいたかったからなんだ。俺だってこんなに長く嘘をつくことになるとは思わなかった」
ハナ「・・・。」
テソン「今朝ニューヨークから帰ってきたんだ。許嫁がニューヨークに留学中だったから」
ハナ「・・・。」
テソン「…別れてきた」
ハナ「…え?」
テソン「うちの家にとって、 許嫁はただ許嫁にすぎない。それ以上の感情はなかったんだ。お前と一緒にいる間、何度も別れようとしたんだけど、お前にはうちの家が重荷になるんじゃないかって、悩んでるうちに、こんなに遅くなった」
ハナ「・・・。」
テソン「簡単なことだったのに、回り道しちゃってごめん。けど、こうやって戻ってきた。だから、俺を受け入れてくれると嬉しい」

ハナは困惑した表情で上目遣いにテソンを見た。
テソンがまっすぐに自分を見つめている。

テソン「俺のもとへ来てくれ、ハナ」
ハナ「・・・。」

+-+-+-+

ジュンは精力的に撮影をこなしていた。
スムーズに撮影を終え、撮り終えた写真をスタッフと共に選びながらフィルタをかける。

ジュン「これも悪くはないけど、コントラストがちょっと強いな」

彼の選んだ写真がワンクリックでクールな色調に補正された。

担当者「わぁ!ソ室長みたいに賢かったらどれだけいいだろうな。人生楽しそうだ」
ジュン「僕の人生なんてつまらないもんですよ。これからもっとつまらなくなりそうで、余計つまらないな…」

ジュンはただモニタを見つめながら溜息のようにつぶやく。
最後の言葉はただの独り言のように弱々しく消えていった。

+-+-+-+

撮影を終え、ホワイトガーデンに戻ってきて車を降りたジュンは、後ろから遅れて入って来た高級車に気づき、振り返った。
車からテソンとハナが降りてくる。
二人は車を挟み、向きあった。

テソン「入れよ」
ハナ「(頷き)じゃあね」
テソン「じゃあ」

微笑み掛け、テソンは再び車に乗り込む。
ジュンはそのまま二人に背を向け、階段を上がった。
ふと階段の方を振り返ったハナに、遠ざかっていくジュンの後ろ姿が見える。

ハナ「・・・。」

+-+-+-+

ジュンがカフェへ入ってくると、豪快なピアノの音が聞こえてきた。
秘書たちを従え、楽しそうにピアノを弾いているのは、かつてハナの写真を勝手に広告に使ったクライアントだ。

ジュン「何なさってるんです?」
広告主「おぉ、ソ室長、お帰りですか。ピアノに心酔していて気づかなかったな、ははは!」
ジュン「(溜息)アポイントもなしにいらっしゃると困るんですが」
広告主「ワァオ!私はソ室長に会いに来たんじゃありませんよ」
ジュン「何ですって?」
広告主「聞くところによると、モデルのチョン・ハナさんがここにいるそうじゃないですか」
ジュン「!」
広告主「どこかな~?」

ジュンはキッと鋭い目で助手を睨む。
彼は素早く視線を逸らした。

広告主「おぉ!チョン・ハナさん!」

後ろからハナが入って来た。

広告主「ちょうどいいところに現れてくださいましたね!やはり私たち通じ合ってるようだ」

秘書に挟まれて座る 広告主 。その向かいにはジュンを真ん中にハナと助手が座った。

広告主「(二人を指し)私のジュエリーをより輝かせてくれるファンタジーなコンビ!」
ジュン&ハナ「・・・。」
広告主「今度の夏のコンセプトが決まりましてね、お二人にお見せしたくてこうやって自ら駆けつけたんですよ」

広告主は突然立ち上がり、ゆっくりとポーズを取った。

ジュン&ハナ「・・・。」
広告主「アフロディーテ!」

ハナが思わず噴き出す。

助手「アフロディーテっていうと、美の女神のことですか?」
広告主「そのとおり。広大な海辺、貝の上にアフロディーテが私のジュエリーをつけて立っている。どんなに素敵でしょう!一度想像してご覧なさい。あぁ~、エレガント!ファンタスティック!おぉ、ビューティフル!!!あ、その海辺はソ室長が(?)に使った場所がいいんだが。私が手配してみましょう」
ジュン「(溜息)僕はやりません」
広告主「?!」
ハナ「私、やります」
ジュン「!!!」

ジュンが驚いて彼女を振り返った。

+-+-+-+

彼はハナをひとまず人のいないスタジオに連れて来た。

ジュン「またやるっていうのか?しかも俺のモデルを?」

彼女は黙ってうなずいた。

ジュン「なんでだ」
ハナ「…やりたいの」
ジュン「・・・。」
ハナ「私、今日先輩に告白されたんです」
ジュン「・・・。」
ハナ「・・・。」
ジュン「だから?それが俺と何の関係があるんだ?」
ハナ「告白されたのに、私…ソ・ジュンさんのことばかり考えてたんです」
ジュン「・・・。」
ハナ「・・・。」
ジュン「お前、あの男から俺に乗り換えるのにそう長く掛からなかったろ」
ハナ「!」
ジュン「俺からあの男に心変わりするのだって難しくはないはずだ」
ハナ「そんなんじゃないわ!」
ジュン「そんなもんだ」
ハナ「・・・。」
ジュン「…そんなものなんだ」
ハナ「・・・。」

「そんなものだ」…そう締めくくるジュンの言葉はどこか寂しげに響いた。
ジュンはハナを残し、先にその場を後にする。

+-+-+-+

黄昏時。

ハナは2階のダイニングで一人、ガーデンに立てる札に色を塗り始めた。
今にも泣き出しそうになるのを心を抑え、ただ一心に筆を動かし続ける。

帰ろうとして2階へ上がってきたソノは、テーブルに座ったまま眠ってしまったハナを見つけ、思わずジュンの部屋を覗った。

ペンを握りしめ、木のスティックに文字を書くうちに眠ってしまった彼女。
ソノは彼女に掛けようと、自分のカーディガンを脱いだ。

ジュン「放っておけ」

そこへ後ろから入って来たジュンが静かに声を掛ける。
ソノは一度置いた鞄をさっと拾い上げ、足早に部屋を後にした。



目の前で眠っているハナを、ジュンはその場で黙って見下ろした。
抱きかかえ、彼女の部屋のベッドまで運ぶ。
そっと寝かせてやると、もう一度じっと彼女の寝顔を見つめた。
彼女の髪に触れようと伸ばした手を、やはりためらって引っ込める。
彼の瞳から、一筋の涙が零れ落ちた。



ジュンが部屋を出て行き、ドアを閉める。
すると、ハナがそっと目を開いた。
ドアの音に気づいて目を覚ましたのではない。彼女はおそらくいつからか気づいていたのだった。

+-+-+-+

波打ち際に大きな貝殻オブジェが運び込まれ、撮影の準備が忙しく整えられていた。
テーブルの上には大量のジュエリーが並び、パラソルの下でハナがヘアメイクを受けている。

スタイリストは強い潮風にヤキモキし、助手はなかなか現れないジュンが気が気でならない。

向こうから4輪バイクが近づいてくるのが見え、ハナが振り返った。
彼女が立ち上がり、遠慮がちに頭を下げると、ジュンは彼女に目もくれず、スタッフたちに撮影開始の合図をした。


貝がらの上に立つハナに向かって、さっそくジュンがシャッターを切る。
何も指示を出さないジュンに、ハナが先に尋ねた。

ハナ「どんなふうにしましょうか。こうしてればいいですか?」
ジュン「・・・。」
ハナ「表情はどんなふうにしましょう。笑いましょうか?ソ・ジュンさんを見ればいいですか?」
ジュン「…あぁ」

ようやく口を開いたジュンから帰ってきたのは、気のない返事だった。

ハナ「この服、私に似合ってますか?」
ジュン「じっとしてろ。こっちでちゃんとやるから」

連続で手早くシャッターを切ると、ジュンはさっさと背を向けた。

ジュン「次の衣装」

+-+-+-+

黄色から淡いピンクの衣装に着替えたハナが再び位置に立つと、ジュンはまた無言でシャッターを切り始めた。
静かなジュンを、隣で助手が不安げに見守る。

何も言わないジュンの前で、自分なりにポーズや表情をとっていたハナも、だんだんと表情が曇ってきた。
ジュンがカメラのファインダーから顔を上げる。

ジュン「どうした?お前、何で今日そんなにポーズが散漫なんだ?」
ハナ「・・・。」
ジュン「からかってんのか?それとも頭が悪いのか?どうしてもやるって意地張る前に、やれるのかどうか考えてみるべきじゃないのか!!!」

場が一瞬で張り詰めた空気に包まれる。
ハナは何も言い返すことなく、込み上げる涙を堪えた。

+-+-+-+

植物園の仕事を辞めたユニが職場を出てきた。
まだ落ち着く場所が決まっていないユニは、ハナには言わないようにとスタッフに念を押す。

そこへ、イナが待っているのに気づき、ユニは驚いて足を止めた。
スタッフが頭を下げると、イナもそれに応えて会釈する。
ユニの顔に笑みがこぼれた。

彼らは二人で小道を歩き出した。

イナ「君に言われたとおり作業を全部終わらせて来たんだ」
ユニ「それは良かったわ」
イナ「会いたい人に何日も会わせないで、良かったって?」
ユニ「ふふふ。そのおかげで展示会の準備も出来たんでしょう?」
イナ「分かりましたよ」

イナは彼女の手をとった。

+-+-+-+

二人は静かなカフェに入り、食事をしていた。
ナプキンにペンを走らせ、イナがスケッチするのを、ユニは静かに眺めた。

イナ「こんな構成にしたいんです」
ユニ「素敵だと思うわ。早く見せてくださいね」
イナ「ところで、自宅の調査はいつごろ終わるんです?」
ユニ「あぁ…。実は私…職場を移ろうかと悩んでいるところなんです」
イナ「そうなんですか?」
ユニ「えぇ。この植物園もすっかり安定したし、私がやることもたいしてありませんから」
イナ「・・・。」

ユニはイナのスケッチをもう一度手に取り、話題を移した。

ユニ「素敵な作品になりそうだわ」
イナ「・・・。」

イナは黙ってユニを見つめた。

+-+-+-+

ユニと別れた後、イナがやって来たのは、さっき彼女を待っていた植物園だった。
彼女と一緒にいた女性スタッフが、彼に呼ばれて出て来る。

スタッフ「あの…どのようなご用件で」

+-+-+-+

ハナは優しいブルーの衣装に着替え、ポーズを取っていた。
相変わらずジュンの厳しい声が飛ぶ。

ジュン「手で商品を隠すな」
ハナ「・・・。」
ジュン「寒いのが顔に出てるぞ」
ハナ「・・・。」

ひとしきりシャッターを切り、画面を覗きこんだジュンは、「撮影終了」と叫んで早々に背を向けた。

+-+-+-+

コンビニエンスストアで簡単な夕食を買い、ユニが出てきた。
モーテルの前まで戻ってくると、そこに立っていたのはイナだった。

驚いて立ち止まったユニを、イナはゆっくりと振り返り、何も言わずに歩み寄った。
言葉もなく、ただ二人は見つめ合う。
そこには、言葉にならない戸惑いや悲しみが溢れていた。

+-+-+-+

二人は近くのカフェに場所を移し、テーブルを挟んで座っていた。
ユニがカップをテーブルに置く音が、無言の二人の間でやけに大きく響く。

イナ「話は聞きました」
ユニ「・・・。」
イナ「ジュンの母親がとんだことをしてくれた…。すみません」
ユニ「謝ったりしないことにしたじゃありませんか」
イナ「・・・。」
ユニ「大丈夫ですから、自分を責めないでください」
イナ「ひとまず、うちの家に移ってはどうですか?僕はアトリエに泊まればいいですから」
ユニ「…いいんです」
イナ「ユニさんをあんなところに泊まらせておくわけにはいきません」
ユニ「・・・。」

イナは言葉を続けようと口を開いたものの、俯くユニの前で一旦それを飲み込んだ。

イナ「いっそのこと…僕たち」
ユニ「?」

+-+-+-+

二人は清涼里駅に来ていた。
売り場で切符を購入したイナが足早にユニの元へ戻ってくる。

イナ「すぐ発車するそうです。急ぎましょう」
ユニ「・・・。」

イナは彼女の手を取って歩き出した。

+-+-+-+

撮影現場の撤収が済み、スタッフたちが数台の車に別れて乗り込んだ。
女性スタッフの一人が「ハナさんも乗って」と声を掛ける。

ハナ「私、ここに残ろうと思って」

車に荷物を詰め込んでいた助手とスタイリストが驚いて手を止めた。

ハナ「気晴らしでもして、明日帰ります」
助手「ハナさん」
ハナ「?」
助手「こんなところに一人でどうするんですか」
スタイリスト「ねぇ、どうしちゃったの?」

先に車に乗り込んだジュンが「出発しないのか?」と苛立った声を上げた。

助手「あ、はい。もう終わりました」

そばに人がいなくなると、ハナはジュンが乗る助手席の窓の外に無言で立った。

ジュン「?」
ハナ「ソ・ジュンさんが意地悪するときって、嘘ついてるときでしょう。だから私、こんなふうに終わるのは信じられません。一緒にいてください」
ジュン「俺は残らない」

彼女を見ることもなく、ジュンは無情にも車の窓を上げた。
絶対に彼女の方を見まいと、彼は頑なに前を向き、押し黙る。

ハナ「・・・。」



助手が運転席に乗り込み、バタンとドアが閉まると、すぐにエンジンがかかった。
一人立ち尽くしているハナの前で、車が発進する。
助手席のサイドミラーの中で、彼女の背中がみるみるうちに小さくなった。

黙ってミラーを見つめていたジュンが、静かにつぶやく。

ジュン「停めろ」
助手「え?」
ジュン「停めろ!」

車が停まるのも待ちきれず、ジュンはドアを開け、外に飛び出した。

+-+-+-+

一人になったハナは道端に座り込んでいた。
ぼんやりと前を見つめていた彼女は、ふと車が去って行った方向から走ってくる人影に気づく。

ジュンだ。

ハナ「!」

彼女は立ち上がった。

走ってきた彼は、彼女の前で立ち止まり、息を弾ませたまま口を開いた。

ジュン「お前、どうするつもりだ?」
ハナ「どうせ車も行っちゃったでしょう?明日まで一緒にいてくれれば、それでいいんです」

彼女は涙声で俯いた。

ジュン「何がいいんだよ!」

そのとき、向かい側のバスの停車場に停まったバスから乗客が降りてくる。
その中には、イナとユニの姿があった。



二組の間を隔てていたバスが、ゆっくりと発進した。

+-+-+-+


ここでエンディングです。

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55 件のコメント:

  1. ユニと同じ年2012年5月14日 2:21

    いつも本当にありがとうございます。
    コメントできなくても
    yujinaさんの突っ込みに大いに頷きながら
    感謝して拝見させてもらってます。
    突っ込みのおかげで(?)、
    オネエに愛着が沸いてきてます。笑
    感謝!!

    返信削除
  2. はじめてコメントさせていただきました。
    いつも、素敵な翻訳を
    ありがとうございます。

    読んでいて
    せつなくて、涙がでました…
    悩み苦しんでる若い2人…
    これからの2人が少しでも
    安らげるようになればいいなと
    心から思いました。

    また読ませていただきます。
    ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

    返信削除
  3. ありがとうございます^^
    いつも楽しみにしています。
    yujinaさんの背景の描き方がすごく好きです。
    そして、時々入る独り言も(*`艸´)
    とても時間がかかると思いますが、これからも宜しくお願いします<(_ _)>

    返信削除
  4. こちらに初コメです♪
    いつも楽しみに拝見しています。

    12話後半は、酔って帰宅のジュンのシーンが心に残っています。
    台詞は沢山無いシーンですが、それだけにぐっときました。

    “ハナの耳元で、悲しい息遣いが聞こえた”

    この描写・・・ど真ん中でした。。
    そう、このシーンのグンソクさんの“息”、吐息っていうのかな。
    それがもう本当にすごくて、シビレました。(死語でしょうか。。?)
    そんな悲しい湿度のある空気が、ユジナさんの描写からバッチリ伝わってきました。

    あ~。。本当に染みました。。
    今日もありがとうございました。。^^

    返信削除
  5. yujinaさんへ♪

    ありがとうございます♪

    ハナを抱きかかえて‥
    ためらうジュンの手~
    涙‥涙‥

    完全無敵!?な~テソン先輩!

    大好きな、緑コメントも~復活して♪
    本当にありがとうございます!o(^-^)o

    返信削除
  6. こんばんわ(●'∀`)いつも読ませていただいてます。
    エンディングまじか…車から降りて走ってきたジュンが
    ハナに何て声をかけたのだろうと…
    ずっと気になっていました…

    一見乱暴に見えるけど
    心配する気持ち…そのまま言葉にしてたんですね~
    あぁ…切ない…
    訳読ませて頂いて
    この時点でソノが事情を知っていた事を
    ジュンに打ち明けていた事がわかって
    ジュンの葛藤を理解してくれてた友達がいてよかったなって思いました。

    あぁ…最後はジュンの笑顔が見たいです…
    強がりじゃなくて、心からの笑顔が。゜(Pд`q)゜。

    セリフだけじゃなくて、情景が浮かぶユジナさんの訳
    いつも楽しみにしています。
    ありがとうございます!!!

    返信削除
  7. yujinaさん 12話後半有難うございます。いつもいつも、台詞以外の描写に感動させられっぱなしです。“今度は彼女の腕の中で冷えきった心が助けてくれと声にならない悲鳴をあげていた。”
     このシーンは名場面になるだろう主役二人の素晴らしいシーンでしたね。何度見ても切なくて泣けました。そして、yujinaさんの翻訳を読んで又泣かされました。

    返信削除
  8. いつも素敵な翻訳ありがとうございます。いろいろなシーンが頭に浮かんで泣いている私をいます。
    気分的に落ち込んでいる私にユジナーさんの翻訳が心に染みて、自然に涙が…

    最終回までユジナーさんから情緒溢れる翻訳で楽しませていただきます。

    返信削除
  9. 一気に読まさせて頂きました。
    ジュンの心とは裏腹の言動に、彼の辛させうなさがひしひしと伝わってきて泣けて泣けて。。。
    (T . T)(T . T)(T . T)
    ユジナさん、本当にいつもありがとうございます。
    感謝。

    返信削除
  10. ユジーナさん おはようございます。
    朝 目覚めて 更新されているとわかり
    ゆっくりと 読ませていただきました。
    ユジーナさんの訳が 待ち遠しいのは
    言葉のないその時々の様子を 知ることができるからなのです。
    字幕のない ラブレインを見ていても
    感じることのできた気持ちが
    あらためて やっぱり・・・・・
    そうだったのね・・・・と
    情景を思い出しながら 読み進めています。

    今回も
    ジュンが酔って帰ってきたところの
    ジュンの表情や しぐさ
    ハナの想いが
    手に取るように 感じられて
    朝から・・・・
    涙こぼれてしまいました。

    優しい日本語の 魅力を
    あらためて 感じさせていただいています。
    ユジーナさん ありがとうございます。

    そしてね。
    韓国語も 好きになりました。
    少しずつ 単語が聞こえてくると
    この頃 嬉しくています。

    本当にありがとうございます。
    続きを 楽しみにしていますね。

    返信削除
  11. yujinaさんおはようございます。
    いつもありがとうございます。
    毎朝お気に入りに入っているこのページを確認するのが日課になりました。
    ここを拝見するのがリアルタイムで観るより楽しみになってしまいました‼    
    yujinaさんの翻訳と描写・挿入画でサランピの世界に引き込まれていきます。
    一方的ですが、yujinaさんに巡り会えて本当に幸せです。
    これからも宜しくお願いします。

    返信削除
  12. いつも、優しい言葉で翻訳してくださり、私の気持ちもほんのりとなります
    今日は読みながら、涙が出てきて止まりません

    ジュンとハナの映像が浮かびます、言葉の魔法が私の気持ちまで純粋にしてくれます
    忙しい中、寝る時間を割いて翻訳をして頂き本当にりがとうございます。

    返信削除
  13. yujinaさん、毎回コメントさせていただいている者です。
    これまで匿名で失礼致しました。

    “ジュンは自分自身で、その手を下ろさなければならなかった”
    yujinaさんのファンは、台詞以外のこういう表現にたまらなく惹かれるのだと思います。
    今回も切なく美しい小説を読ませていただき、ありがとうございました(^^)

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  14. なんちゃってハナ2012年5月14日 7:04

    yujinaさま

    いつもながらの素敵な訳を堪能いたしました♪
    今回はジュンの切ない眼差しに号泣した回でした。
    ハナを見つめる悲しみに満ちた目、気持が隠せないやるせない吐息、
    心を偽る冷たい目・・・
    言葉とは裏腹の引き止める手、ハナに悟られぬように冷たい態度をとりながら
    切られるような悲しみが切々と伝わって、俳優チャングンソクの凄さを感じた回でした。
    その映像を見事な文章で再現されて、また感情が蘇り涙が・・・
    月曜火曜はサランピデー・・・本当に楽しみで(#^.^#)
    そしてyujinaさんの訳が待ち遠しい今日この頃です!
    次のアップを心待ちにしております~(^O^)/

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  15. せつない。ほんと二人の言葉がわかると、あ~こう言ってたんだ・・
    あ~、こうお話がすすんでいたんだ・・とすごく理解できました。
    それに、ちょこっと入るコメントが又素敵です。

    ありがとうございます。
    お忙しいなか、とっても大変な作業だとおもいます。

    私は字幕とは思いません。
    私はサランピという物語を読ませていただいてるって・・・

    匿名ではなく、名前でというお言葉も凛として素敵だとおもいました。
    これからも、次のアップ楽しみに待っています。

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  16. yujinaさん いつも有難うございます。

    徹夜までされて翻訳して下って感謝、感謝です。私はハングル独学中ですので倍の楽しみがあるんです。それにしても、yujinaさんの情景描写や 途中のコメントが楽しくていつも頷いたり感心したりで、読ませて頂いています。

    ジュンの切ない気持がたまりませんね。。私はどうしてもイナよりジュンを応援したくなってしまいます。

    yujinaさん 疲れ過ぎないようにして下さいね! これからも宜しくお願いします。

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  17. まるてぃっち2012年5月14日 8:00

    いつも、ありがとうございます。
    酔って帰ってきたジュンとハナの会話の場面が悲しくて。頭の中のシーンとユジナさんの、翻訳を重ねる時間がとても、幸せです。

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  18. yujinaさん、はじめまして。ユナが大好きな高校三年生です。
    初めて投稿させていただきました。いつも読ませていただいています。
    朝起きて更新されているのを確認し、今日もさっそく読ませていただきました.

    yujinaさんが描写している、セリフ以外の部分がとても好きで、はまっています。
    言葉一つ一つがスゥーと頭に入ってきて、その人の表情まで想像できてしまいます。

    このような長い文章を書くのは、大変だと思いますが体に気を付けて頑張ってください。
    次回も楽しみに待っています!(^^)!

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  19. いつも素敵な翻訳、ありがとうございます。
    先輩には激萌はしませんでしたが、コメントの「心をサワッと撫でるような声」
    ・・・に萌♡です。いい言葉ですね。
    サランピ、心がぎゅうぅぅぅってなるドラマです。

    ずっと匿名でしたが、初名前です。
    これからも、楽しみにしています。

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  20. yujinaさん、おはようございます(^-^)
    毎回、本当に楽しみにしていて、「ステキな翻訳だなぁ♪」と思います。

    途中、yujinaさん目線での感想を読むと、プッと吹き出したり、ジーンとしたり。。
    次が楽しみで楽しみで(笑)

    お忙しいのに本当にありがとうございます(^o^)yujinaさんのペースで、またステキなサランピを読ませてください(*^^*)

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  21. yujinaさん
    いつも、素敵な翻訳&ト書きありがとうございます!このト書きが本当に壺で大好きです。
    韓国ドラマの、びっくりするような飛ばしっぷりに突っ込む処とか、タマリマセン(爆)
    (テソン先輩の女の子を普段着のまま、レストランに連れてくくだりとか)
    この12話の、酔っ払ったグンソクさんの吐息の演技が、話してることが解らなくても号泣ものでした。
    でも、本当は「もっと冷たくしたくない」的な言葉を言ってたのだと知って、再び号泣。

    これからも、よろしくお願いします!でも、本当にお身体を大切に!
    好きな事と云えども、無理をし過ぎないでくださいませ。
    期待&労り・・・複雑なファン心理でございます。

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  22. 初めてコメントします。
    素敵な翻訳、描写をありがとうございます。yujinaさんのサランピを毎日楽しみにしています。
    読んでいるだけで状況が浮かび感動し時には涙し、時には吹き出しながら・・・

    いつも本当にありがとうございます。大変でしょうけどこれからも頑張って素敵なサランピ読ませてください。

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  23. いつもありがとうございます。
    細かい描写で、とてもよくわかります。
    ソギの演技で大体のことはわかるのですが、yujinaさんの訳で納得してます。
    大変な作業だと思いますがこれからもよろしくお願いします。

    あ、yujinaさんのツッコミ、楽しみです。

    返信削除
  24. 初コメさせて頂きます。

    訳ありがとうございます。
    1話からずっと拝見させていただきました。
    yujinaさんの訳を読んでいると、訳を読んでいるというより
    細かい描写もあり、小説を読んでいる気分になります。
    また、画像も内容に合わせ素敵!

    いろいろと、大変なようですが、楽しみにしいます。
    最後の20話までよろしくお願いします。

    返信削除
  25. いつも素敵な翻訳をありがとうございます。毎日何度も記事の更新をチェックして、アップされるのを楽しみにしています。前コメントの指摘に対して早速ご対応くださり、ありがとうございました。
    今回もまた、セリフが少なく切ない演技だけで、見せてくれたグンちゃんの酔っぱらいハグシーンに胸キュン号泣すること4回。毎度泣いておりましたが、こちらの情景描写を読みながらまた泣けて来ました。
    ところで、いつも、そうそう。とかあるある。とか突っ込みコメントにに共感していましたが、初めて、緑色コメントに自身の見解と相違が!!私は、先輩に萌える事はとうとうありませんでしたぁ〜!!(笑)すっかり、ソジュンに嵌ってしまった今となっては、ソギしか見えないのぉ〜。
    強引とも言える、韓国ドラマにお決まりのドラマチックな設定が少々新鮮さを失っていると評価されても、2組4人の演技が秀逸で、ドラマを引き立てていて、すっかりドラマの魅力に引きつけられているので、私はこのドラマが大好きです。特にyujinaさんの翻訳で思い入れも倍増です。
    本当に感謝しています。無理の無い範囲でこれからもぜひ更新をよろしくお願いいたします。

    返信削除
  26. あー本当に本当にありがとうございます。
    何となくでは。話がわかるものの、泣ける事が出来なかった、素晴らしい演技なのに、言葉というものは、本当に必要なんだなーと実感しています、
    Yujinaさんの、表現は本当にきれいです
    映像がうかんできます。あー本当に浸っているーいま、わたし。ぼーーー


    いつも待ち遠しく恋人のように待っています꒰ෆ❛ั ु▿❛ั ु꒱
    無理なさらないよう、またお願いいたします、

    あーまたサランピがやってくるー今夜〜

    ( ´ ▽ ` )ノ৳৸ᵃᵑᵏ Ꮍ৹੫ᵎ

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  27. ちゅり(LoveyAngel)2012年5月14日 12:52

    おはようございます!!!
    今回も素敵な翻訳ありがとうございます☆
    酔って帰ったジュンがハナを抱きしめるシーンの描写の素晴らしいこと、感動しましたぁ~!!;◇;
    ジュンが、ハナを想い自分との交際が終わったと自覚させるために、心にもない言葉でハナを傷つけ、さらに、傷ついたハナを慰めることも出来ないジレンマ。
    yujinaさんの翻訳でグンちゃんの演技が蘇り、涙腺は臨界点を超え号泣してしまいました。
    いつの日かyujinaさんによる[LoveRain]の公式翻訳本が出版されたら嬉しいです!!!

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  28. いつも ありがとうございます。翻訳が素敵で・・・
    うっとりしてしまいます。こういう事を言っていたのか?と・・・
    翻訳を読ませていただいてわかるのです。情けないです。

    今日のサランピはどうなるのかな?子供達が苦しんでいるのに・・・
    親達は幸せになる事はできないのでは・・・?

    次回も楽しみにしてます。身体に気をつけてください。

    返信削除
  29. いつもありがとうございます…
    このドラマ、見たあとは凄く余韻に浸ってしまうのですが、ユジナさんの訳を読んでさらヒタヒタになります( ; ; )

    返信削除
  30. いつもありがとうございます…
    このドラマ、見たあとは凄く余韻に浸ってしまうのですが、ユジナさんの訳を読んでさらヒタヒタになります( ; ; )

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  31. やっぱりユジナさんの翻訳が一番素敵です(*^^*)
    全部終わったら、一冊の本にしたいと思ってます♪

    返信削除
  32. こんにちは♪毎回ほんと~にありがとうございます、yujinaさんの作品をいつも大切に読まさせて頂いてます ジュンの表情が今、目の前にあると錯覚してしまうほど情景が浮かぶ言葉の魔法に浸っています♪
    お忙しいお仕事もされているのに、翻訳まで凄いですね~好きな事は別なのかな!?
    私もグンちゃんの事となると徹夜してでもやり遂げられるし…(笑)
    家事は三日坊主なのに( ̄▽ ̄;) これからも 楽しみにyujinaさんの作品をまっています( ̄ー ̄ゞ-☆

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  33. 字幕を見るよりずっとずっと 情景が浮かんできます 
    セリフよりももっと知りたい細やかな心理描写
    翻訳の技術だけではなく 豊かな感受性の賜物だと推測します
    毎回とても楽しみにしています
    どうぞ無理のないペースで これからもお願いします

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  34. こんにちは。
    いつも匿名でコメントさせていただいてました。毎回楽しみにしてます。

    この回後半はことばがわからなくても、ソジュンの気持ちが痛い程伝わってくる表情や手の動き、
    目の演技に、こちらまで遣る瀬無い気持ちにさせられた感じでした。

    そんな台詞のない静かな怒りと哀しみの演技の部分までも、ユジナさんの文章は語り記してくださるので、愛情ある訳に感動してます。

    なんだか物語は先の読めた、読めすぎる今までの展開と異なり、混沌としてきましたね。

    視聴率に左右されない、一貫した世界を描ききってくれるといいのですが。

    次回も楽しみにしています。
    宜しくお願いします。

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  35. ariari2012年5月14日 16:24

    yujinaさん

    翻訳と言うより、ノベライズですね。
    映像がなくてもyujinaさんの文章だけで、情景が浮かび、感動します。
    コトバの一つ一つが良く考えられていて、本当にすごいと思います。
    ドラマの最後ではイナとユニ、ジュンとハナ両方とも幸せになれるとよいなと思っていますが・・・難しそうですね。
    yujinaさんの、翻訳を楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。

    返信削除
  36. yujinaさん

    こんちには!
    この回は何度見ても涙してしまう回でした。
    今回yujinaさんの訳を読んで、また涙してしまいました(T_T)

    毎回本当に大変だと思いますが、また涙させていただきたいと思います。

    時々入るyujinaさんのつぶやきも大好きです。

    応援してます!頑張ってくださいねo(^-^)o

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  37. サランピ中心生活者2012年5月14日 17:01

    こんにちは!
    いつも素敵な翻訳ありがとうございます。
    毎回毎回、胸が締め付けられそうになりながら読ませて頂いてます...笑

    特に、ここ何話かは切ない話が続いているのもあって
    読んでいると、本当に悲しくなります。

    これからもyujinaさんの更新を楽しみにしております。
    どうぞ、お体だけにはお気を付けください。

    返信削除
  38. yujinaさんいつもありがとうございます。
    ひそかに拝見させていただいてました。
    映像がよみがえってきて、せつない気分になります。何度も何度も読んで、この世界に引き込まれてしまいます。大変な作業だとおっしゃっていましたね。身体に気を付けて、無理のないペースで続けて下さいね。

    返信削除
  39. yujinaさん、楽しみに読ませていただいています。
    また来ますので、どうぞ頑張ってください。
    聖子さんのラジオも聴かせていただきました。
    私は、「美男ですね」をみてから グンちゃんペンになり
    独学でハングル勉強しています。ドラマのOSTを聴いて覚えて歌ってというのが好きです。
    サランピも頑張ってリアルタイムで観ています。
    これからも勉強楽しんでやっていきます^^

    返信削除
  40. いつもありがとうございます。いつも感心するのですが、セリフじゃないところの
    動作とかの表現が素晴らしいです。まさしくその通り。映像が浮かんできます。

    返信削除
  41. こんにちは。
    相変わらずの素晴らしい翻訳ありがとうございます(^-^)

    私も、ジュンが酔っぱらって帰ってきたときの
    せつない表現に心打たれました。

    表現が素晴らしいのももちろんですが、
    その表現に、yujinaさんなりの、
    ラブレインやジュンへの愛情が感じられました(^-^)

    このドラマは、ジュンもハナも、
    韓ドラによくある、我慢するだけの人になってないところが好きです。
    それだと私はイライラしちゃうので^^;

    ジュンの我慢したけどやっぱりダメで、っていう
    人間くさくて、リアルな感じ、好きです。

    返信削除
  42. いつも楽しみに拝読しています。
    12話後半は、特に台詞が少ないので
    yujinaさんの情景描写が光りますネ☆
    最後の最後にジュンがハナに何を言ったのかが気になっていました。
    翻訳を読みようやく納得できました。

    毎回、大変な作業だと思いますが
    沢山の方が期待を持って楽しみにしていますので
    お体を大切にされながら、頑張ってください。
    いつも、応援しています!

    返信削除
  43. 毎回 楽しく 拝読させていただいています 本当に小説のような文章で すごく感動しています

    毎回楽しみにさせていただいていますので これからも よろしくお願いします

    返信削除
  44. yujina様 初めまして。
    度々こちらにお邪魔させて頂いております。
    いつも本当にありがとうございます。御礼を申し上げるのが遅くなり大変失礼致しました。

    素晴らしい翻訳、美しい情景描写、心理描写力にすっかり心奪われております。
    ドラマに感情移入してしまい、日々の家事が疎かになっておりまして(汗)

    くれぐれもご無理なさいませぬよう、
    どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

    返信削除
  45. いつもありがとうございます.

    「本当に何も感じない」のシーン,すごく良かったです.
    ジュンとハナのやりとりが本当に切なくて...

    それに,ハナは本当に頑張ってて,好感が持てます.
    納得いかないですよね.
    なんだかんだ離れられない二人.
    今後が楽しみです.

    返信削除
  46. ブルージェイ2012年5月14日 23:53

    yujinaさん、毎回本当にありがとうございます。

    字幕のない韓国ドラマを見るのは、このラブレインが初めてですが
    言葉が理解できなくても表情や雰囲気だけでも、こんなに幸せになったり、
    切なくなったりするということを、このドラマで初めて知りました。

    そして、yujinaさんのドラマが目の前に蘇るような美しい翻訳で、
    また感動したり、涙したり・・・2度も味わえるんですから('∀`)
    これからもドラマもですあ、yujinaさんの翻訳も楽しみです♪

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  47. 今晩は。
    楽しく読ませて頂きました。

    全くわからないハングル…
    何となく自分で想像しながらみているのですが、こうやって訳をしてくださるので、改めてそうだっんだ!と、二倍の楽しみになってます。
    ありがとうございます、としかいえなく申し訳ないです。
    きれいな小説読んでいるみたいで、ワクワク、ドキドキしてます。

    返信削除
  48. アンニョン yujina~♪さん 朝電車で読みました!!!!! 

    コメントさせていただくのには、Time Upでしたあ!!!!! 

    ここのところは私の睡眠グラフのように、上がったり下がったりで、

    ”そーそー まっすぐ向いて進めよな!!!!!”と思ったり 

    ”愛をあきらめんなよ!!!!!”とつぶったり 

    私の気持ちもUP・DOWN!!!!! 

    いかんいかん yujina~♪さんの美しい文章を汚すような言をはいてしまっているではないか!!!!!

    OSTバックに切なく読んでいます。サランピ こんなに楽しませていただいてます!!!!!

    返信削除
  49. ありがとうございます
    情景が浮かぶ 言葉が 素敵です(^.^)

    返信削除
  50. ずぅーと読ませていただいてるのに、挨拶もせずお邪魔してます。
    リアルタイムで視聴して、こちらで復習してそうだったのかと思うことが多く、本当に感謝しています。
    また読んでいて映像が浮かんでくるところは yujina様のすばらしい表現力が映像とピッタリなのだと感心しています。
    サランピのはじまる直前に、私はハングルのわからないまま韓国へ遊びに行きました。言葉がわかればもっとコミュニケーションがとれて楽しいと思いました。
    今はサランピの内容を把握するので精一杯ですが、ハングルを少しずつ勉強していきたいです。
    たいへんな作業でしょうけど、これからもよろしくお願いします。upされるのを楽しみにしてます。yujina様の緑の字のツッコミもチョアです(^^)

    返信削除
  51. いつもありがとうございます。
    韓国語が全然わからないので、映像だけではわからない部分がたくさんあって、yujina様の翻訳、あらすじのおかげで内容が鮮明に理解できて、毎回楽しみに読ませていただいてます。
    大変な作業だと思いますが、これからもよろしくお願いします。
    今後も楽しみに読ませていただきますね。

    返信削除
  52. 名前の入れ方ありがとうございます\(^o^)/
    うまく入っているかな?

    ことのところジュンの泣くシーンにはウルウルしてしまいます。ほんと切ないっ(´;ω;`)
    ジュンも変わってきましたがまわりのオネェや助手のジョ・ス(この名前は忘れられへ~ん^^)も変わってきましたね^^
    ジョ・スの役の人と言えば… 
    「大王四神器」の1話に出てましたね~ まだ子役でしたが…

    ラストのシーン「会ってしまうのかっ?!」ってドキドキしてしまいました(#^.^#)
    では、続きの13話読ませていただきますぅ^^

    返信削除
  53. 毎回ドキドキして拝見させていただいています。
    yujinaさんのグリーンのコメントもウケますし♪
    後半部分にさしかかってきていますが、最終回までぜひぜひ見させていただければありがたいです。
    これからも楽しみにしておりますのでよろしくおねがいしますヾ(^v^)k

    返信削除
  54. こぶちゃん2012年5月16日 16:43

    いつも拝見しています。
    私も初心者ながら韓国語を勉強しているので、たいへん参考になります。。
    yujunaさんの情景あざやかな訳が好きです。
    前半部分居酒屋のシーンで グンソク君大人になった~とありましたが、
    わたしもまさに、そう感じたのでうれしくなってコメントしています。。
    今後とも よろしくお願いいたします。。

    返信削除
  55. ありがとうございます。
    とても解りやすく
    映像が甦ります。 切ないです。
    もっとハングル勉強して解るようになりたいと思いますがなかなか…。

    次も宜しくお願い致します。

    返信削除